
2025.07.24
「ないなら、つくろう!」現役モデルが1年前から取り組む“田植え”の様子をレポート
数々のファッション誌でモデルとして活躍しているアリスさん。RYT200(全米ヨガアライアンス認定資格)などを取得し、ナチュラルでヘルシーな暮らしを実践しています。そんなアリスさんのライフスタイルを覗かせていただく連載「一粒万倍旅」。旅行にヨガ、美容のことなど、読めば運気がよくなる(!?)情報をたっぷりお届け。
第三回は、編集部も同行させていただいた田植えレポート。めったにできない貴重な経験の様子をご覧ください!
ご挨拶
みなさまこんにちは。アリスです。
第1回では旅、第2回では美容をご紹介させていただきました。私が大好きなもの、みなさん覚えていらっしゃいますか? 旅と美容と食。と言うことで、第3回で取り上げるのは食。それもこれまでとは少し違う形でお届けします。
私が昨年から取り組んでいる田植えに、編集部のみなさんが参加してくださったんです。興味を持っていただけてとても嬉しい!
今回は、そんな田植えの模様をレポートしていただきました。
◆千葉の房総半島へ


今回、キレイノート編集部がアリスさんと共に伺ったのは南房総市和田町にある田んぼです。
日本の農業を支え、健康や自然、文化を守ることを目的とした団体「田んぼ倶楽部」では自分たちで育てたお米を受け取れる田んぼのオーナー制度や、オリジナルのブランド米制作サービスによる生産者さんの支援活動を行っています。アリスさんが参加されているのはこのオーナー制度。田植え作業や収穫をすることで、自分たちで育てたお米を味わうことができます。
田んぼ倶楽部では京都や福島、千葉、山形など6か所の農家を応援。今回は南房総の農家・花かごFARMさんのご協力のもと田植えを行いました。
◆いざ、田植えスタート!
この日はほかにも「オーナー」となる方が集まり、約15人程度で田植えを進めていきます。
皆さんも1度は田んぼを見たことがあるかと思いますが、苗が整然と並んでいる姿は美しい日本の原風景でもありますよね。
そんな田植えをするために、田んぼにはまずピンと紐が貼られます。紐には均等に赤い印が。この印を目印に苗をひとつずつ植えていきます。田んぼの端と端には紐の端を持ったスタッフさんが待機。苗を植えるごとに一歩ずつ歩みを進めていきます。



オーナーの皆さんは、気合を入れて半袖短パンといういでたち。さらに、腰にはお米の苗が入ったカゴを巻き付けます。
そして、裸足で田んぼの中に入っていきます。
浅く見える田んぼですが、冬の間も絶えず水を入れていたため、中は良質な泥。一歩足を踏み入れるとそのままズブズブと沈んでいき、あっというまに膝下まで泥に埋まります。泥の感触は砂浜の砂とも、子どものころに遊んだ泥とも違う、ねっとり、しっとりとした柔らかなもの。



「この泥が肌にもいいんですよ」とアリスさん。確かに柔らかな質感が肌にも効果がありそうです。
スタッフさんの「いきますよ~!」という掛け声とともに、苗をひとつずつ丁寧に植えていきます。一歩前に進む時は植えたばかりの苗を踏まないように慎重に。
この作業に次第に無心になっていきます。


この日は、温度は高いものの、風が心地良い6月下旬。でも、熱中症には要注意! 途中、休憩を入れつつ、作業を進めていきます。田植え作業自体は1時間程度でしたが、全員で協力してやったことで、田んぼには新たな苗がたくさん植えられました。
◆大自然の中でいただくお弁当は絶品!

泥だらけになった手足を水で洗い流したあとは、田んぼを眺めながらみんなでランチタイム。泥の中を歩いたことで普段使わない筋肉にほんのりと疲労を感じつつも、ひと仕事を終えたあとにいただく食事は何にも代えがたい味わいです。


あちこちでランチをしながら田植えを終えての感想を話し合ったり、田んぼでの害虫駆除をしてくれる小鴨たちとたわむれたりと、唯一無二の時間を過ごすことができました。
◆都会ではできない体験を

広い空、どこまでも続く田園風景。一時間に一本だけ走る電車の音。どれも都会では感じられないものばかりで、しばしの非日常空間へとトリップできます。
泥だらけの手ではスマホを触ることができないので、自然とデジタルデトックスも叶うことに。それだけでも気持ちをリフレッシュできるようです。
今回の田植えを終えてアリスさんは
「知らない人も知っている人もみんなで歩幅を合わせて、泥んこになりながら田植えをしていくと、自然とみなさんが笑顔になります。
そして、普段味わえない田園風景や、空気、風を感じることで色々なものが抜けていく感覚になります。気持ちも豊かになります。
食育含め、みなさんにもぜひ体感していただきたいですね。皆んなで豊かな大地を耕していこう!」
と、お話してくれました。
苗が育ち、穂をつけるのはまだまだ先。黄金色の光景を今は楽しみにしたいところですね。
Profile
アリス
1982年生まれ。東京都出身。「sweet」や「mini」、「InRed」など様々な雑誌でファッションモデルとして活躍するかたわら、RYT200などヨガの資格も取得し、ビューティーやライフスタイルにまつわる情報発信を積極的に行っている。
>>vol.1 ローカルコネクションで繋がる那覇・石垣島・西表島のハズレなしスポット7選
>>vol.2 現役モデルが自律神経を整えたい時に通うおすすめサロン2選
文/ふくだりょうこ