【マンダリン オリエンタル 東京】自分に贈るご褒美フレンチ。東京で叶う美食の旅
FOOD

2025.07.31

【マンダリン オリエンタル 東京】自分に贈るご褒美フレンチ。東京で叶う美食の旅

東京にいながら、フランス各地を“旅するように”味わえる。そんな特別な体験ができると聞いて訪れたのは、東京・日本橋にあるラグジュアリーホテルマンダリン オリエンタル 東京。今回は、開業20周年を記念し、2025年8月末まで提供されている夏限定の特別コースについて詳しくご紹介します。

マンダリン オリエンタル 東京とは

マンダリン オリエンタル 東京は、香港発の名門ホテルブランド「マンダリン オリエンタル ホテル グループ」が手がける、日本初のフラッグシップホテル。2005年に東京・日本橋に開業して以来、アジアの美意識と西洋の洗練を融合させた上質な空間とサービスで、国内外のゲストを魅了しています。

ホテルが位置するのは、東京を一望できる高層ビル「日本橋三井タワー」の最上階層。館内には複数のレストランやバーが揃い、ミシュラン星付きのダイニングも擁する、“美食のホテル”としても広く知られています。2025年には開業20周年を迎え、今回の期間限定コースもその記念企画のひとつとして注目されています。

フランス各地を巡る、美味しいストーリー

訪れたのは、ホテル37階にあるフレンチファインダイニング「シグネチャー」。

開業20周年を記念し、2025年8月末まで提供されているのが、夏限定の特別コース「ツール ド フランス」。その名の通り、フランス各地の郷土料理に着想を得た5皿の美食旅を楽しむことができます。

コースメニューを見ながらワクワクする時間も醍醐味の一つ。この日は7月頭の18時ごろに入店しましたが、まだ外は少し明るめ。窓からの景色がだんだんと夜に移ろうのを眺めるのも醍醐味の一つです。37階からの夜景はとてもロマンチックで、カップルやご夫婦の記念日での利用も多いんだとか。

まず、コース料理の前には料理長からのアミューズが提供されます。

この日のアミューズは、ひよこ豆のクレープ生地にナバラン(子羊のトマト煮込み)、チーズを練ったシュー。どちらも絶品でこの後のお料理への期待もさらに高まります。

最初の一皿は【アルザス】地方から

「フォアグラブリオッシュ アルザスワインのジュレと杏のチャツネ」は、まろやかなフォアグラを甘く香るジュレとチャツネが引き立て、まるでデザートのような濃厚さと爽やかさが同居する贅沢な前菜。ブリオッシュのふわっとした軽さとのバランスも絶妙で、最初から記憶に残る逸品でした。

続いては【ジュラ】地方

ジュラ地方の「24ヶ月熟成コンテチーズのロワイヤルとジロール茸 フォンデュソース」は、チーズの旨みと香りが濃厚なのに重すぎず、ジロール茸の風味とともにふわっと口の中に溶けていくような感覚で、ワインも進むお味でした。

【プロヴァンス】地方の魚料理

続いての「魚介のピティヴィエ プロヴァンス風 ブイヤベースソース」は、見た目も華やかなパイ包み焼き。

中にはオマール海老、ひめじ、蛤、帆立貝、ムール貝といった贅沢な海の幸がぎっしり詰まっていて、ブイヤベースの香りが立ちのぼる瞬間は、まるで地中海にワープしたような気分に。爽やかなフェンネルとサンブカの香りも相まって、印象的な一皿でした。

メインは【ブルゴーニュ】から

「A5和牛フィレ肉のローストと牛頬肉の赤ワイン煮込み ブルゴーニュ風」は、2種類のお肉の食感と風味が対比的で贅沢な構成。ナイフで力を入れずとも切れる柔らなお肉は、ほっぺたが落ちる美味しさです。

巨峰を使ったヴァンルージュソースの甘さが絶妙で、ポムブーランジェールやベーコンの香ばしさもアクセントに。濃厚だけど飽きない、“王道フレンチ”の真骨頂ともいえる一皿です。

ラストを締めくくるのは【パリ】着想のデザート

ラストのデザートはパリから着想を得た「ババ・オ・ラム フレッシュマンゴーとバニラアイスクリーム」。

ラム酒の香りとマンゴーの甘酸っぱさが見事に調和し、バニラアイスがやさしく包み込んでくれます。口に運ぶたび、少しずつ表情が変わるこのデザートは、大人の心を癒やすエンディングにぴったり。

また、食後の小菓子とともにいただいたお茶はマンダリン オリエンタル 東京オリジナルのブレンドティー。香り高くてすっきりとした後味で、「これをお土産に買って帰りたい…!」と思うほどの美味しさでした。

絶景とともに、ワインで“旅気分”をさらに引き立てて

料理の魅力をさらに引き立ててくれるのが、ホテルのソムリエチームによるワインペアリング。各料理と同じ地方で造られたワインを合わせるというスタイルで、まさに“現地のマリアージュ”を体感できる構成です。「東京にいながら、フランスの各地を巡るような感覚を味わってほしい」と話すソムリエたちのセレクトは、料理と文化をつなぐ架け橋のよう。

ノンアルコールペアリングも充実していて、オーガニックのスパークリングワイン(0.0%・砂糖不使用)、ソムリエが仕込むノンアルコールワイン、高級茶葉を使ったティーペアリング、コンブチャなど、美容や健康を意識したドリンク提案が幅広く用意されています。

もちろんワインペアリングがいちおしではありますが、「お酒は控えたいけど、美味しさも雰囲気もちゃんと楽しみたい」そんな気分に応えてくれる心遣いが、ホテルのクオリティを物語っていました。

パンやバターにも感動。満足感たっぷりのコース

コースのお料理もすべて感動の美味しさだったのですが、個人的に忘れられないのが料理の合間に供されるパンとバターの美味しさ。思わずおかわりしたくなるほど絶妙な焼き加減と香りで、前菜の段階からテンションが上がりました。

ただし、このコースは5品といえどメインまでしっかりとボリュームあり。パンを食べすぎてしまうと、あとでお腹が苦しくなるかも…という贅沢な悩みも。全体を通して、「特別な日のご褒美にぴったりな食体験」になること間違いなしです。

夏限定の“美食旅”は、2025年8月31日まで

この「ツール ド フランス」コースは、2025年8月31日(日)までの期間限定。ランチ・ディナーどちらでも楽しめるのも嬉しいポイント。

東京で味わう、五感で楽しむ“フランスの旅”。忙しい日々のなかで、大切な人とともに、ほんの少しだけ自分を甘やかす時間をつくってみてはいかがでしょうか。

■INFORMATION

場所:マンダリン オリエンタル 東京「シグネチャー」
提供期間:2025年6月17日(火)〜8月31日(日)
価格:
・5品コース 29,700円
・5品+ワイン6杯ペアリング 51,700円
※税込・別途サービス料15%
アクセス:東京メトロ「三越前駅」直結、JR「新日本橋駅」からも地下通路直結
住所:東京都中央区日本橋室町2-1-1

>>詳細・ご予約はこちら

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