
2025.07.15
【プーケットタウン】グルメからお土産まで。ノスタルジックでカラフルな旧市街
ビーチサイドと一味違う楽しみ方を求めて、プーケットの旧市街まで足を延ばしてみませんか。パトンビーチからはソンテウ(乗合バス)やタクシー、スマートバスで訪れることができます。
レトロで可愛い街並みは徒歩で十分回ることができ、ここならではの空間で食すグルメや、お土産ショッピングもすべて叶う、一度はぜひ訪れて欲しいエリアです。
プーケットのオールドタウンとは

16~18世紀にかけて栄えたプーケットのオールドタウン。錫(すず)の採掘と国際貿易が盛んだった当時は、ポルトガルやオランダ、福建省からの商人などで賑わっていました。
今では観光客の目を楽しませる映えスポットとして注目されています。目を惹くカラフルな建築物は、中国とポルトガルの建築様式が融合した「シノポルトガル様式」のもの。その一部はミュージアムとして保存・公開、またブティックホテルやカフェ、アイスクリームショップなどに改装されたタウンハウスも増えています。


建物だけでなく、街並みに突然現れるストリートアートもアクセントに。とても可愛い街並みについ撮影に夢中になってしまいますが、車やバイクの交通量も多いので気をつけてくださいね。

お土産や雑貨選びが楽しい!

タランロードを中心に広がるオールドプーケットは、雑貨や衣類、食べ歩きグルメなど次々と目移りしてしまい、なかなか前に進めません。可愛いものがぎゅっと詰まった界隈で、ファッションや雑貨好きにはたまらないはず!


お土産にピッタリの見た目も可愛いハーバルティーやスパイス、エキゾチックな雑貨を販売するお店や、プーケットの海を思わせる真っ青なカラーで統一されたアパレルショップまで。
カラフルな柄物のワンピースもよく見かけます。心掴まれる一着に出会ったら、ロコガールの気分で着て過ごしてはいかがでしょうか。


またプーケット発のオーガニックブランド「O’Natural」(上左)と「ZARA PERL ORGANIC」(上右)も発見! フェイシャルミストやセラムはじめ、スキン・ボディ・ヘアケア用品が並びます。
「O’Natural」は、マッサージを受けることもできるので、気になる人はぜひスタッフの方に質問してみて。
街歩きのエネルギーチャージ
■人気店のアイスに舌鼓

オールドプーケット内にはたくさんのカフェやレストランがあるので、食事や休憩場所には事欠きません。
街歩きのおともに、またエアコンの効いたクラシックな空間でアイスを食べたいなら、「Torry’s Ice Cream」へ。オールドタウンを訪れる人のほとんどが足を運んでいるのでは? と思うほどの人気ぶりです。
とはいえ、メインがアイスクリームなので回転率は速め。それほど席数はありませんが、私が訪れた時はすぐ座ることができました。



せっかくなので、珍しいもの、かつ看板メニューでもある「BI CO MOI」を注文。
こちらはプーケットの名物デザートらしく、黒もち米がココナッツミルクに浸かったものを指します。Torry’sのものはココナッツミルクアイスクリームが主役と言わんばかりに真ん中に鎮座していました。
甘じょっぱく味付けされたココナッツミルクと、むぎゅっとした食感の黒もち米、ココナッツミルクアイスクリームの甘みがバランスよく相まった、優しくどこか懐かしい味わいの一品。

このゴールドの器ですが、なんと持ち帰ることができます。食べ終わったらレジに持っていくと洗ってくれ、素敵な紙バッグに入れて渡してくれます。ピアスなどジュエリー容器にして使えそう! プーケット探訪のいいお土産になりました。


■がっつり派にはローカルおすすめの麺料理を
また、がっつりローカルフードも挑戦したいという人には、オールドプーケット界隈にあるこんな庶民派レストランも選択肢に。こちらの「Chakangraw」は麺料理がメインのよう。

実はプーケットの名物としても知られる麺料理、ホッケンミーを食べに向かったのですが、この日はあいにく定休日。Chakangrawはドライバーさんがおすすめしてくれたローカルチョイスの一軒なのです。
ビーチサイドやオールドプーケットの中心と比べて、英語は通じにくいですが、地元民に愛される味にリーズナブルなお値段。プーケット滞在中に一度は訪れてみたいですよね。
今回はお店おすすめの「Thai Spicy Noodle Soup with Pork Bone」を注文。麺とスープのあり・なし、味付け(スープ)の種類を選びます。
また地元のお店では辛いのが苦手なら「ノースパイシー(辛さなし)」や「リトルスパイシー(辛さ少し)」などと注文するといいです。


ハイビスカスティーで身体をクールダウンしながら待っていると、まさに「Pork Bone(豚の骨)」が到着。タイ人は本当に豚をよく食べるのですが、それを実感するボリューム! 豚の中に麺少々というバランス。麺好きなら少し物足りないかもしれませんが、味はお肉の旨味がダシとなっていて美味しかったです。

ビーチからオールドタウンまではスマートバスで
パトンなどビーチエリアに滞在する場合は、オールドタウンまでスマートバスの利用がおすすめです。乗車場所はマップで検索すると、今いる場所の近くのバス停が出てきます。乗り込むと運転手さんに50バーツ支払い、チケットを受け取ります。
降りるのはプーケットタウンのバスターミナル。終点で間違いようもないので、安心して乗っていられます。バスは一時間に一本なので、降りた際に帰りのバスの目途をつけておきましょう。


右:タウンのバスターミナル
ほかにもソンテウや配車アプリのグラブなど、アクセスの仕方はいくつもありますが、バスなら時刻表があるため予定が立てやすいのも魅力です。
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まるで絵本の世界に迷い込んだような、オールドプーケットの楽しみ方を紹介しました。
現地には、紹介し切れなかった素敵なカフェや、映えスポットもまだまだたくさんあるので、ぜひご自身で訪れてお気に入りのスポットをたくさん見つけてくださいね。

旅するように暮らす自然派ライター/オーガニック料理ソムリエ。
4年に渡る世界一周後、オーストラリアに移住し約7年暮らす。コーヒー好きが高じてオーストラリアではバリスタ業の経験も。今は繊細でフルーティーな浅煎りコーヒーに夢中です。ライターとしては旅行誌の広告制作を経て、雑誌広告や編集ページを主に執筆。現在は自然に沿った生き方、ほどほど丁寧な暮らしを自ら実践しながら発信中。地球にも体にも優しい生き方のヒントをお届けしていきます。
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