
2025.07.01
【プーケット・パトン~カロン】ビーチを行脚しながら楽しむ、ヘルシーなカフェ2選
日本から比較的近い、東南アジアのリゾート。タイ料理ベースの食事は美味しく、西洋化した地域では洗練されたカフェも多いため、西洋とアジアのどちらもの雰囲気を味わうことができるのも魅力です。
今回は、雨季のプーケットでビーチリゾート気分を楽しめるスポットを紹介します。
ちなみにプーケットの雨季は5月から10月。バケツをひっくり返したような雨が降りますが、一日中降り続くことは少なく、ときどき青空が広がることも。雨のおかげで暑さも落ち着き、心なしか空気も澄んでいるような気がします。
晴れ間を狙って、簡単にビーチや近辺のカフェに出向くだけでも気持ちがいいので、ぜひこの記事を参考にしてプランを立ててみてくださいね。
日本から近いリゾート、プーケット島

観光客が訪れるプーケットは大きくわけて、2つのエリアにわけられます。
可愛い街並みを楽しむことができるオールドタウンと、リゾート色の強いビーチエリアです。ビーチエリアもいくつか分かれており、今回はメインのパトンビーチと、その隣のカロンビーチを主に紹介します。
プーケット随一の繁華街、パトンビーチ
プーケットを初めて訪れる人は、パトンビーチを拠点にすることをおすすめします。
パトンビーチは、オールドタウンへも、ほかのビーチへもアクセスのいい立地。かつ、旅先で必要なものが何でもそろうショッピングセンターや、ホテル、レストランが密集するエリアです。
ナイトライフを楽しみたい人は、間違いなくパトンビーチを楽しめると思います。
繁華街を体感するなら

ビーチからショッピングモール「Jungceylon」までのエリア、特に巨大バーやナイトクラブが軒を連ねる「Patong Beach Bangla Walking Street」は、プーケットがタイ随一の繫華街であることを体感できます。


ショッピングモールはスーパーマーケットからアパレルショップ、ドラッグストア、お土産ショップまで幅広くあり、旅先で何かが必要になった際の頼れる存在です。またウォーキングストリートは、昼間でも夜の香りが残っているような独特の空気感です。出かける際は貴重品など、特に気をつけて。
ビーチサイドの散歩や、カフェでの休憩に

パトンビーチ沿いには、歩行者用の道もあり比較的整備されています。大樹や枝から吊るされたブランコは、絶好のフォトスポットにもなっています。
また深夜までにぎわっている界隈のすぐ近くということもあり、朝は比較的静か。ジョギングをしている観光客や、ビーチのごみを片付けている現地の人たちを見かけます。混雑を避けるなら、朝のうちに散策するのもいいかもしれません。


また夕暮れ時は、ビーチに並ぶ席でビールやココナッツジュースを飲みながら、パラセーリングを眺めるのも楽しいひと時です。もちろん体験するのもおすすめですが、夕日を背景にカラフルなパラシュートが空に舞う様子や、現地人スタッフのアクロバティックなサポートを見ているだけでも時間を忘れます。

Beach Bites Patong

繁華街ならではの混沌とした雰囲気のあるパトンビーチの中で、おしゃれかつ落ち着いた雰囲気の「Beach Bites Patong」。メインの通りを曲がった、木々の生い茂る道沿いにあります。


ビーチ散策のお供にぴったりのフレッシュジュースや、健康的なフード類を提供しています。またレジ横のショーケースに並ぶケーキや、ジャーに入った焼き菓子などは自家製だそう。ブランチに、コーヒーと甘いもので休憩にと、何度も訪れたくなりますね。

白い壁と木の温もりが特徴的な、日の光がたっぷり入る店内はもちろんエアコン完備。朝のうちだと、外の席に座るのも気持ちよさそう!


この日は旅先での栄養チャージに「Green Booster」と、「Grilled Prawns and Chicken Bowl」を注文。
まずホウレン草、グリーンアップル、ジンジャー、アーモンドミルクなどが入ったジュースで、汗をかいた体に水分補給。細胞に染み渡るようです。ストローはコンポスト可能な素材のものでした。



「GRILLED PRWUNS AND CHICKEN BOWL」にはグリルしたエビ、チキンはもちろん、チェリートマト、アボカド、パイナップルにゆで卵、そして嬉しかったのが中心に盛られた「Rice Berry」。これはアントシアニンなどの抗酸化成分を含むスーパーフードとして注目されている米だとか。もっちりした食感のお米を、それぞれの具材と合わせて食べ進めます。
エビもチキンもシンプルな味つけが嬉しい! そしてコリアンダーや紫オニオンなどのフレッシュな野菜が、口の中をさっぱりさせてくれます。
パトンのお隣でこの穴場感!カロンビーチ

プーケットのビーチサイドは「スマートバス」が走っており、100バーツでほかのビーチへ行くことができます。バスは1時間に一本ですが、ソンテウやタクシーと比べてとても利用しやすいので、スケジュールが合うならぜひ活用してくださいね。
チケットはバスに乗ってから、運転手さんから購入するので現金を用意しておきましょう。


オフシーズンということもありますが、パトンビーチとは違う穴場感があります。訪れた時はかなり波が強く、時間帯にもよりますが、ビーチの際まで勢いよく押し寄せていました。濡れてもいい恰好で訪れるのがおすすめです。


SOUL Vegan Cafe & Restaurant Phuket

スマートバスを「カロンサークル」で下車したら、そこから徒歩すぐの場所にある、木々に囲まれた可愛いカフェ「SOUL Vegan Cafe」。毛並みが美しくふさふさした大きな犬たちが迎えてくれるのも特徴です。


自然環境をリスペクトしながら、人々の心と体に栄養をチャージする食を作ることを使命に、プラントベースの料理を提供。白砂糖は使わず、ココナッツシュガーをメインに使用するなど、細部にそのこだわりが浸透しています。
スタッフの雰囲気もとても温かく、入店した瞬間から歓迎されているのを感じました。

いただいたのは「Buckwheat Pancakes Berry Cream」とオーツミルクのカプチーノ。プラントベースカフェというだけあり、植物性ミルクは追加料金なしで選択できるのが嬉しいですね。
そば粉のパンケーキは、素朴な味わい。そこにたっぷりのベリー系スムージーソースをかけていただきます。酸味がアクセントのナチュラルな味わいのソースは、ごくごくと飲みほしたくなるほど美味しい!



もう一歩足を延ばして、カタビーチまで

パトンビーチより落ち着いた拠点を探しているなら、カタビーチもおすすめです。
カロンビーチからもうひとつ先にある、小さなビーチ。ですが、この周りにもホテルや多くのフードチェーンが立ち並びます。かといって、パトンビーチほどナイトライフが活発でもなく、西洋系の家族層が多い落ち着いたエリアです。
海は穏やかで水もきれい。雨季にはサーフィン、乾季にはスノーケルを楽しむことができます。


右:屋台も並ぶビーチまでの道
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プーケットで、ビーチ行脚をする時のヒントとおすすめカフェを紹介しました。
時間があるなら、一日ひとつのビーチでゆっくりと過ごすのもいいですね。マリンアクティビティを楽しんだり、カフェで休憩したりとオリジナルの楽しみ方をぜひ見つけてください。

旅するように暮らす自然派ライター/オーガニック料理ソムリエ。
4年に渡る世界一周後、オーストラリアに移住し約7年暮らす。コーヒー好きが高じてオーストラリアではバリスタ業の経験も。今は繊細でフルーティーな浅煎りコーヒーに夢中です。ライターとしては旅行誌の広告制作を経て、雑誌広告や編集ページを主に執筆。現在は自然に沿った生き方、ほどほど丁寧な暮らしを自ら実践しながら発信中。地球にも体にも優しい生き方のヒントをお届けしていきます。
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