
2025.06.19
【メズム東京】北斎の世界に浸る、唯一無二のアフタヌーンティー体験
絵画を五感で味わう。そんな新しいアフタヌーンティー体験を求めて訪れたのは、東京・竹芝にあるモダンラグジュアリーホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション(mesm Tokyo, Autograph Collection)」。
今回ご紹介するのは、同ホテル16階バー&ラウンジ「Whisk(ウィスク)」で楽しめる「アフタヌーン・エキシビション」の第14弾。テーマはなんと、あの浮世絵師・葛飾北斎の代表作「冨嶽三十六景」。美しい景観とともに、アートと味覚が融合するひと時をレポートします。

浜離宮の自然と都市が融合するホテル「メズム東京」
「メズム東京、オートグラフ コレクション」は、浜離宮恩賜庭園を間近に望む竹芝エリアに位置するモダンラグジュアリーホテルです。



和と洋が調和したスタイリッシュなデザイン、そして五感を刺激するような上質なサービスで多くの人に愛されており、今年4月に開業5周年を迎えた。中でもホテル16階にあるバー&ラウンジ・Whiskは、東京湾や浜離宮の緑を一望できる特別な空間。アートや音楽、食が一体となった新しい感性のひとときを楽しむことができます。
絵画をテーマにした新感覚のアフタヌーンティー「アフタヌーン・エキシビション」
「アフタヌーン・エキシビション」は、2020年11月に始まったメズム東京の人気アフタヌーンティーシリーズです。ダリの「記憶の固執」を表現した「メモリー」、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を再現した「パール」、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」をモチーフにした「サパー」など、国内外の名画をスイーツとともに味わえる新感覚のプログラムとして人気を博しています。

現在提供中の第14弾では、浮世絵の巨匠・葛飾北斎による「冨嶽三十六景」がテーマ。すみだ北斎美術館とのコラボレーションによって誕生した今回のプログラムでは、北斎の代表作11点をイメージしたスイーツや、江戸の暮らしを現代風にアレンジしたアペタイザーが登場。東京の景観と歴史が交差するこの場所ならではの、感性を刺激するひと時を過ごせます。

北斎の代表作を一皿に。副総料理長おすすめの楽しみ方とは?
今回いただいた『冨嶽三十六景 前期』では、スイーツとセイボリーがアート作品のようにプレートに美しく並べられています。

アペタイザー(セイボリー&モクテル)


右:ゆずと抹茶のモクテル
一日中創作に没頭し、疲れると蕎麦を食べて寝ていたという北斎。そんな蕎麦にちなんだそば粉のガレット。香ばしく焼いたそば粉のクレープを細かく刻んだ独特な食感が楽しめます。中には卵やパルメザンチーズ、オニオン、ベーコンを焼き上げた具材が隠れていて、和風に見えて洋風な味わい。また、北斎が調合していたとされる“柚子の薬“にインスピレーションを受けたモクテルは、ガレットのペアリングとしてゆずの爽やかな味わいと卵白のふんわりやさしい口当たりが相性抜群です。
メイン(11 種のスイーツ&モクテル)
メインでは、「冨嶽三十六景」から象徴的な11作品をモチーフとした、甘党として知られる北斎の嗜好に着想を得たスイーツがずらり。蓋を開けると煙の中から小菓子が現れる演出とともに、アートと味覚が交差するひと時を満喫できます。副総料理長でキュリナリーアーティストの養父(やぶ)シェフ曰く「左側から順番に食べ進めていくと、それぞれの味の流れをより楽しんでいただけます」とのことで、左から順に美味しく食べすすめました。


右:山下白雨
例えば「尾州不二見原」は、桶越しに富士を望む構図を表現。「山下白雨」は、フランス語で「稲妻」を意味する“エクレール(éclair)”にちなんで、稲妻の瞬間を表現したビターなチョコエクレアにもこだわりを感じました。
一人でも特別な午後を。音楽と眺望に包まれる空間演出
Whiskでは、季節の音楽やアートが静かに流れる上質な空間が広がっており、都会の喧騒を忘れさせてくれます。窓からは浜離宮の緑や東京湾が広がり、天気のいい日には水辺のキラキラとした反射がとても美しく、まるで絵画の中に入り込んだような感覚に。


大切な人との優雅なひとときにもおすすめですが、1名から予約ができるので、自分へのご褒美時間にもぴったりです。
■特別アフタヌーンティープログラム『冨嶽三十六景 前期』
提供期間:2025年6月1日(日)~8月31日(日)
提供時間:
平日:14:00~/ 14:30~ / 15:00~ / 18:00~
土日・祝日:14:00~/ 14:30~/ 15:00~
場所:メズム東京 16階 バー&ラウンジ「Whisk」
料金:7,000円~(税・サービス料込)
※要予約(前日21:00まで)、キャンセル料:前日50% / 当日100%
詳細・ご予約はこちら

まとめ
アート、食、東京の風景。それぞれが響き合い、日常を忘れさせてくれるような「アフタヌーン・エキシビジョン」。今回は日本美術を代表する北斎の世界がモチーフということで、海外ゲストにもおすすめしたい内容です。

一つひとつのスイーツに込められたストーリーと、東京という街の持つ奥深さを再発見できるような体験でした。以前宿泊した際には客室の居心地の良さや、朝食の美味しさにとても感動したのでまた是非とも訪れたいホテルです。
今回は『冨嶽三十六景 前期』だったので、後期は一体どんなアートを五感で楽しむことができるのか、次のチャプターも今からとても楽しみです。ぜひこの夏、メズム東京で感性を潤すアートな午後を楽しんでみてください。
週5フルタイム会社員×週末トラベルクリエイター(旅・食・ホテル)
大学卒業後、大手金融機関で6年間勤務し、その後IT企業に転職。平日は会社員として働きながら、週末や有給を活用して全国・海外のホテルステイやグルメを楽しむライフスタイルを発信中。ライターとしての執筆活動に加え、商品撮影、動画制作なども手がけ、ホテルや観光業界を中心にコンテンツ制作を行う。仕事も旅も全力で楽しむスタイルで、“働きながら旅を楽しむ”リアルな体験をシェア!
Instagram:@yumicua X:@yumicua_tokyo
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