
2025.06.06
ワンちゃんと楽しむエスコンフィールド!ワンだふるフェスティバル2025とは?
元TBSアナウンサーで、現在は故郷・札幌を拠点にフリーアナウンサーや文筆家としてご活躍のアンヌ遙香さんによる連載「now HOKKAIDO by Anne Haruka」。
今回は、エスコンフィールドHOKKAIDOで開催されている「ワンだふるフェスティバル2025」について。アンヌさんの熱量溢れる文章をお届けします。
第十四回のテーマは…「ワンだふるフェスティバル2025」
以前、こちらのコラムでエスコンフィールドの魅力について語らせていただいた私。
実は先日Instagramのストーリーズに「ゴールデンレトリバーの愛犬とともにエスコンフィールドで野球観戦をしている姿」をアップしたところ、「え?! わんちゃんと野球観戦できるんですか? しかも大型犬ですよね? どうなっているんですか?」とお問い合わせを多数いただきました。

北海道に帰ってきて熱狂的なファイターズファンになり、一人でエスコンフィールドに足を運ぶことももはや生活の一部となってきた私ですが、その観戦方法に慣れ切ってはいけない!
普通、東京ドームで犬連れ野球観戦ができるなんて聞いたことがないし、そんなこと到底不可能では!? と思いますよね。でも、エスコンフィールドなら、ケージに入れたりしない、“むき出しのまま”のかわいらしい愛犬とともに(リードはつけていますが!)のんびり野球観戦ができるのです。愛犬家として、これをやらない手はありません。
今や日本中のプロ野球ファンが憧れてくださっているといっても過言ではないエスコンフィールド。皆さん、今年は愛犬とエスコンフィールドで野球を観るという目標を掲げて、飛行機やフェリーを使って北海道旅行にいらっしゃるのも本当にアリです。
エスコンフィールドを有する「Fビレッジ」は、ユニ・チャームとパートナーシップ契約を締結しています。ペットとともに楽しめる空間づくりを、ということで、実はエスコン2階の一部には常設のペット同伴観覧席「ユニ・チャーム マナーウェア DOG SUITE」があります。
ボックスで区切られていてとても素敵な空間ですが、せっかくならスタンド席でにぎやかに応援してみたいですよね!
そこでおすすめなのが「ワンだふるフェスティバル2025」! 7月、8月、9月も開催される素敵すぎるイベントです。
︎大型犬も参戦可能なワンだふるフェスティバル!しかも自由席!?

普段からイベント盛りだくさんで、来る人を飽きさせないエスコンフィールド。その中にあって異色ともいえるワンだふるフェスティバルとは、昨年も行われ大好評だった“ワンちゃんの祭典”なのです。
スタンド席の特別エリアで愛犬と一緒に試合観戦ができ、愛犬家にはたまらないグッズの販売、プロカメラマンによる写真撮影会まで催されるのです。
シーズン中、月に一度くらいのペースで、「愛犬とお越しください!」という日を設けて、そのためのチケットが販売されます。
愛犬とともに野球を観戦できる「わんダフルシート」。エリアとしては3F STAR LEVELライト外野(Sec.402~407を自由席にて販売)を事前に抽選販売するという仕組みです。スタンド席の一部を完全に「ワンちゃん連れ」のみに開放するため、周りの席のひともみーんな犬連れしかいない、という席。
例えばたまたま犬アレルギーの方や犬が苦手な方に隣り合わせになってしまったり、こちらが恐縮してしまったりなんてことはないわけです。
小さい子から大きい子まで(体重については規定がその回ごとに変更されることが想定されますので、大きなワンちゃんをお連れの方は事前に体重規定のお問い合わせや下調べを!)、とにかくにぎやか。たまにアクシデント的にちょっと吠えちゃったり、なんてこともあるかもですが、それはお互い様。
ちなみに私がお邪魔した日(私はSTV「どさんこWEEKEND」の取材でお邪魔させていただきました)は、吠えちゃう子や、なにか困った様子の子は特に見当たりませんでした。
球場内は、光や音の演出もありますので、普段からそういうものに対してある程度馴れている、という子だったらより飼い主さんとしては安心かな、と私は感じました。

我が家のゴールデンレトリバー、3歳女の子は普段から大きな音や光の演出に対してはある程度耐性がついている印象がありましたが、想像以上にお利口さんに過ごしてくれました。
うちの子の体重は28kgくらい。カートに乗せる習慣がないので、てくてくといつものお散歩スタイルで、徒歩で球場入りさせていただきました。
カートに入れて! とか、身体はすべてケージに入れて! とか、たまにワンちゃん連れOKのホテルですらフロントではなかなか厳しいことを言われることに慣れ切っている私ですが、大型犬の愛犬を、いつもの自然な状態で歩きながら入場させていただけたこと、そして一緒にルンルンで球場内を歩けたこと、感無量でした。
もちろんマナーウェア着用は全員(全犬)マストですし、移動可能エリアも、3階の一塁側からライト側まで、と設定されていますが、もう十分なくらいの広さ!

一般のお客さん向けに「ここより先、ワンちゃんがいるエリアとなります」としっかり表記してくれている看板もあり、ワンちゃん連れの面々は思い思いのスタイルでのびのびと愛犬を連れてこられるのです。ここはアメリカの球場かな!? と錯覚するほどの自由さと、明るさ、そしてただでさえ多幸感に包まれているエスコンが、ワンちゃんがもたらす明るさでよりハッピームードに!
ニコニコしながらすれ違い、我が家の愛犬に挨拶をしてくださる方もたくさんいらっしゃいましたし、私としては、さまざまなサイズ感のワンちゃんがひっきりなしに専用エリアを行き来しているのが新鮮でした。
一点、すれ違いざまなどにワンちゃん同士思いもよらないトラブルが発生しないよう、よくよく注意して通路を譲り合ったりしていましたので、ご参考になさってくださいね。
また人間のお手洗いにはワンちゃんは連れて行けないので、できれば人間は二人以上のほうが安心かもしれません。お手洗いや買い物に行きたい時には交代交代で向かい、必ずワンちゃんを一人にしたり、目を離さないようにしてください。
料金はその都度改定があると思いますので、ご注意いただきたいのですが、
ワンだふるシート:4,000円/名
ワンちゃん用入場券:1,500円/匹
だけでなく、
限定グッズや先行入場の権利がついた超ワンだふるシート(特典付):7,000円/名
なるものもあります。
シートは座面サイズが、座面幅38cm×奥行41cm。エリア内は自由席ですので、早めに駆けつけて好みの席をゲットするのがよいかも。愛犬も座席利用できますが、座席数には限りがあるので荷物置き等での使用はなるべく控えて、ハッピーなワンちゃん連れが増えるようにお互い気を使いたいもの。
観戦中は座席や膝上、床面に座らせることが可能。うちの子は、試合中は床で静かにねんねしていましたが、普段使っているタオルケットやペットカーシートなどがあると、ワンちゃんもよりリラックスできるかもしれませんね。

それにしても、大好きなわんちゃんと、大好きな野球を観られるって最高! しかもきちんとビールやソフトドリンクの売り子さんもスタンドに来てくれます。うちの子は生まれて初めて見る「売り子さん」に興味津々でした。楽しかったね。
ちなみに、ワンチャンのための無添加おやつ専門店が出店していたり、北海道盲導犬協会のPR犬さんもきていたりと、イベントも目白押しです。時間が足りないくらい!
︎エスコンを見上げながらボール遊びができる!素敵すぎるドッグラン

エスコンフィールド一塁側、コカ・コーラゲート前には、「ユニ・チャーム DOG PARK」が併設されています。およそ1500平方メートルの敷地に広がる芝生が美しいドッグラン。
小型犬から大型犬まで利用できますが、3つのエリアは体格の大小に合わせて分けられています。洗い場も完備! 日によっては里親マッチング、愛犬との撮影会、ペットと一緒に運動するイベントなど、様々な企画が予定されているとのことで、なんと「ドッグフレンドリー」なんだろうと感激。
愛犬・リリーも、一生懸命ボールを追いかけ走りまわり、大満足!
︎最高の思い出!申し込み式のプロカメラマンによる撮影会

愛犬とのエスコン体験は何にも代えがたい思い出になり、たくさんたくさん写真を撮りたくなるはず。そんな時は、ぜひ会場にいらっしゃるプロカメラマンさんによる撮影を申し込んでみてください。
私も撮影していただきましたが、その美しさ、仕上がりの良さにとにかく感激! この時撮影していただいたお写真は、早速LINEアイコンに設定させていただきました。
印象的だったのが、一部社会現象ともなった「ファイターズ anan」(ファイターズの選りすぐりイケメンスター選手を表紙に据え、あっという間に売り切れた伝説のananです)を実際に撮影した場所で、愛するワンコと撮影できたこと。
気分はファイターズ戦士。宝物の一枚です。
さて、いかがでしたか?スペシャルシートの抽選販売や今後の開催などについて、詳しくは北海道日本ハムファイターズHPをご覧くださいね。個人的にはファンクラブへの入会をおすすめします!
Profile
アンヌ遙香
1985年生まれ。北海道札幌市出身。元TBSアナウンサー。現在は札幌を拠点に移し、フリーアナウンサーとしてSTV「どさんこweekend」メインMCなどを務める。北海道大学大学院博士後期課程在籍中。仏像、狛犬、日本ハムファイターズをこよなく愛す。
Instagram:@aromatherapyanne
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