
2025.02.14
五つ星ホテルで極上ステイ!タイ・バンコクのシンドーン・ケンピンスキー宿泊レポ
タイのバンコクは世界有数の観光地でホテルもたくさんあるので、どこに宿泊しようか悩んでしまいますよね。
今回は2020年10月、バンコクの中心地にオープンした「シンドーン ケンピンスキーホテル(Sindhorn Kempinski Hotel Bangkok)」に、実際に宿泊してきたのでレポートします。タイ好きでタイにトータル半年以上滞在した経験を持つライターの雨宮もリピートしたくなる、居心地のいい素晴らしいホテルでした。
緑の中に立つ芸術的な建物


1897年に設立されたケンピンスキーホテルはドイツの高級ホテルグループです。「シンドーン ケンピンスキーホテル」はバンコク市内で2つ目のケンピスキーホテルとなるので、予約の際は気をつけてくださいね。
どちらも五つ星ホテルでラグジュアリーな体験が叶うと人気のホテルです。シンドーン ケンピンスキーホテルは「100年後も続くデザイン」をコンセプトに設計され、曲線的な建物がバンコク市内でも目を惹きます。


建物内はモダンで見惚れるかっこいいつくりですが、ガーデンには緑が溢れていて、都会の中心にいることを忘れてしまうほど。無機質な素材と緑の融合がこのホテルならではの空気を生み出します。
また、ガーデンに植えられた大きな木々はホテルが建てられる前に植えられていたものを再度、植え直していて、40年以上の樹木もあるそうです。
シンドーン ケンピンスキーホテルはBTS(スカイトレイン)シーロム線ラチャダムリ駅から徒歩約5分、スクンビット線チットロム駅から徒歩約10分と、観光やショッピングなどへのアクセスも便利です。また、これらの駅やセントラルエンバシー、セントラルチットロムなどのショッピングセンターには30分に1本、ホテルから無料サービスのシャトルバスが出ているので熱い日中にも歩かずに移動できます。
ホテルの顔、受賞歴もあるロビーが美しすぎる

多くの人を魅了するのがこの「ベスト・インターナショナルホテルロビー・インテリア賞」「ベスト・ロビーインテリア賞」などを受賞しているロビーラウンジ。

コンクリートの天井、黒を基調としたシックなインテリアの中で最大の特徴は中央にあるガゼボと目を奪われるほど美しい生花のディスプレイです。緑や花々もほぼリアルな植物で日々、手入れをしています。


この豪華なロビーでいただくアフターヌーンティーがフォトジェニックと大人気。季節によってスイーツやセイボリーの内容は多少変わりますが、ロビーを囲む、豊かな緑からインスピレーションを得て製作されています。

ミニチュアの木にぶら下がったスイーツはドライアイスの霧に包まれ、ここでしか体験できないクリエイティブなアフタヌーンティー。サステナブルな観点でココナッツの殻も容器に使われています。
お茶は1杯のセレクトなのでシグネチャーティーなどを選んで、お湯を追加してもらいながら長く楽しむのもコツのひとつ。見た目もゴージャスでロビーとマッチする美しいアフタヌーンティーです! ビジター利用も多いので、予約して訪れてくださいね。
都心でもゆったりと過ごせる広々とした客室




広々としたスペースでゆっくりと過ごしてほしいと、お部屋はすべて66㎡以上。都心の中でも深く呼吸ができるよう、他のホテルではあまり見られないリアルな植物が飾られているのもポイントです。
今回宿泊したのは、リビングとベッドルームがわかれた70㎡の広さを持つ「グランド プレミア キングルーム」。調理器具がそろった簡易キッチンに洗濯乾燥機まで備わっていて、長期滞在にもおすすめ。


タイの伝統的な花の模様が描かれたカーペットやタイ寺院のカラフルな壁の写真が飾られており、クッションカバーとカラーをリンクさせるなど、客室のところどころにタイの要素が組み込まれたインテリアです。
買ってきたフルーツをキッチンでカットしてお部屋で食べたり、バルコニーから外を眺めてホッと一息ついたりとホームにいるような開放感もあります。壁や窓も厚めに造られているため、プライベートがしっかり守られ、静かなのも、とてもリラックスできました。



スナックや冷蔵庫の中にあるドリンクは全てフリー。枕の種類を選べるサービスや備え付けのタブレットには必要なものを依頼できるサービスもあります。フリーで提供してくれるバスソルトやタイ人に人気のヤードム、軟膏を頼むと、指定した時間に客室に届けてくれました。細かいところまで配慮された、充実のサービス内容です。
朝から大満足!種類豊富な朝食ビュッフェ


朝食はビュッフェスタイル。タイ料理はもちろん、中華や洋食がずらりと並びます。室内、テラスのどちらでも席の利用が可能です。


カオニャオマムアン(マンゴーと餅米)はタイの伝統スイーツなのでぜひ試してみて。できたてで提供してくれるエッグベネディクトなどの卵料理やお粥、フムス、飲茶、チーズ、ハム、ベーカリー、フルーツ、ヨーグルト、そして飲み物にはフレッシュココナッツなどもあり、1日では絶対に食べ尽くせないので、連泊の楽しみの一つになりそうです。
ウェルネスな滞在が叶う


サイアム ケンピンスキー ホテル バンコクのコンセプトの一つはウェルネス。そのためウェルネス空間が充実しています。9階にあるインフィニティプールやプールサイドはオープンエアに関わらず、屋根がついていて、プールサイドでうっかり日焼けしてしまう心配もなく、気持ちよく過ごせます。

同フロアにあるスパではタイマッサージやオイルトリートメントはじめ、世界レベルの技術と最先端の設備でウェルネス体験を提供してくれます。
今回、私が受けたのは今までに体験したことのない最新機器を使用した「Vichy Shower treatment」。フランスの伝統的スパ療法で横になった状態でいくつかのシャワーヘッドから噴射される温水を全身に浴び血行を促進、ハンドマッサージを受けてデトックス効果を高めるトリートメントです。水圧マッサージなど、今までに体験したことのないウェルネス体験となりました。



トリートメント後はスパ内にあるヒマラヤの岩塩が壁面に敷き詰められたサウナやスチームサウナなどで汗を流せるので、サウナーにも魅力的です。


滞在者は24時間、無料で利用できるフィットネスジムに加えて、有料でムエタイやピラティスのプライベートレッスン、ヴァーチャルサイクリングなどのトレーニングクラスも。ヴァーチャルサイクリングの部屋があるホテルは初めてで驚きです!
ビブグルマンに選ばれたレストランでタイ料理を


2023年、2024年とビブグルマンに選出されたレストランがホテルの1階にあります。朝食会場でもあるメインレストランの「Flourish」は、ヨーロッパの最高級レストランでもシェフ経験を持つ女性シェフのチャットソーン氏がタイの伝統的な料理を提供しています。


今回、いただいたのはPomelo Salad(写真左下・480バーツ)、Banana Blossom Coconut Soup with Chicken(写真左下・350バーツ)、シェフのおすすめメニューとしてSlow-cooked Wagyu Beef Rump(写真左上・850バーツ)、Steamed Curry Fish Mousse with Crab Meat(写真右・690バーツ)です。おしゃれな空間で、こだわりの素材とハーブやスパイスをたっぷり使用した美味しいタイ料理が味わえます。
また帰ってきたくなるホテル

都心の観光やショッピングに便利な立地にあるにも関わらず、ホテル内に入ると、ラグジュアリー空間に誘われたような気分になる豪華なロビー、そして広々とした客室はバンコクの熱気とエネルギーで熱くなったカラダと心を整えてくれます。
居心地もよく、何度もリピートしたくなるラグジュアリーなホテル。気になる方は、ぜひ訪れてみてくださいね。

制服をきたOLからフリーランスのライターに転身する。バックパッカーなどで世界を放浪。世界周遊、50カ国以上を訪れる。Traveling is Livingをテーマに人生と一緒で1人旅では自分の感性で進むことで、出会うべくところに行き、出会うべく人に出会う楽しさを知る。落ち込んだ時も旅に救われる経験をする。そんな経験を元に「言葉を紡ぐ旅人」として心を整える旅を推奨。タイ好きでタイ観光庁から推薦を受けASEAN観光への貢献に対して感謝状を授与。日本代表として世界のインフルエンサーが集まる海外の会議などにも参加。神社家系で、世界中のパワースポットも訪れている。音楽を愛しフェス好き、DJもする。
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