バリ島チャングーでサーフ&ビーチライフを楽しむ最新ウェルネスリゾート
LIFESTYLE

2024.12.17

バリ島チャングーでサーフ&ビーチライフを楽しむ最新ウェルネスリゾート

コロナ禍でしばらく遠退いていた海外旅行も少しずつ再開していきたいところ。

円安・物価高でも大きな打撃を受けずに旅ができるデスティネーションとして思いつくのが、インドネシア・バリ島です。

熱帯気候のバリ島は、一年中温暖で快適に過ごすことができます。モンスーンの時期は10月から3月、降水量が最も少ない5月から9月、涼しい風が吹き始めて心地よくなる6月から8月はベストシーズンと言えます。

バリ島の南海岸、スミニャックの北部に広がるチャングー地区は、デンパサール国際空港から車で約90分。時間帯によっては深刻な渋滞に巻き込まれるリスクはあるものの、近年世界中からデジタルノマドやエリートバックパッカーが集まり、特にオーストラリアからの移住者や資本が入ったことで、オシャレなビーチクラブやカフェが急増中。今もっともホットなエリアと言っても良いでしょう。

なぜ世界中から集まる?チャングーが人気の理由

1.ビーチクラブの激戦区

プール+DJブース+バー+レストランを併設したハイブリットな海の家、“ビーチクラブ”が盛んなバリ島。中でもチャングー地区では、2019年頃からビーチクラブの建設ラッシュ。オーシャンフロントのインフィニティプールが設計できる地形のため、ビーチ沿いには「La Brisa」「Cafe Del Mar」「FINS」「Atlas Beach Fest」など人気店が建ち並び、朝から晩までパーティーピーポーで賑わっています

2.サーフィンの聖地

バリ島を代表するサーフタウンといえば、真っ先に名前が挙がるのがクタビーチ、そしてチャングーではないでしょうか。昔から世界中のサーファーが波を求めてサーフトリップに訪れたり、長期で滞在していたことから、サーフショップやレンタルショップなど、サーファーフレンドリーな要素がたくさん。近年は観光における都市開発が進み、サーファー以外の観光客からも注目が集まるようになりました。

3.オーガニックの最先端

海と山に囲まれた大自然、独自の文化や風習が根付いたバリ島には、昔から世界中からヨギーやヒーラーをはじめ、ヘルシー志向、スピリチュアル好きなどが多く集いました。その影響かヴィーガンやベジタリアン、グルテンフリー対応の店が増え、今ではオーガニック先進国として名高いリゾートの一つに。近年チャングー地区は欧米の人々の移住によって、地元産のオーガニック素材を使用したエシカルなコスメや、バリ島の高地で育った有機野菜や果物を使ったスローフードのカフェやレストランが急増中。環境に配慮した調理や提供方法にもこだわりが見られます。

サーフスピリットが散りばめられたウェルネスリゾート

チャングー地区では初の大型リゾートとして、2018年に開業したビーチフロントのウェルネスリゾート「コモ ウマ チャングー(COMO UMA Canggu)」に宿泊しました。
ホテルのデザインを手掛けているのは、日本人インテリアデザイナーの池淵孝一郎とミラノ発の建築家パオラ・ナヴォーネ。敷地内の芝生や低木などは、著名なランドスケープ建築家トレバー・ヒリアーがデザインしています。

チャングー地区の賑やかなビーチカルチャーを肌で感じながらも、喧騒から離れて、宿泊者限定のビーチクラブで落ち着いて食事を楽しめたり、ビーチにアクセスできたり、サーフィンやスパ、フィットネスに没頭したり。思い思いの余暇を過ごせます。

エコー・ビーチ、バトゥ・ボロン・ビーチなど島内屈指のサーフスポットをはじめ、周辺には数多くのレストランやショップがあり、観光を楽しむのにちょうどいい立地です。


コモ ウマ チャングー 2泊3日滞在スケジュール

1日目
12.00pm Airport pick-up 
2.00pm Arrive at the hotel and proceed to check-in 
6.00pm – 8.00pm Sunset dinner at COMO Beach Club

2日目
7.00am – 10.30am Breakfast at COMO Beach Club 
8.00am – 9.00am Vinyasa Yoga at Yoga studio 
4.15pm – 5.15pm 60-Minute Massage treatment
6.00pm Leisure time 

3日目
7.00am – 10.30am Breakfast at COMO Beach Club 
11.30am Check-out

長期滞在におすすめのレジデンスタイプ

海に面した立地に7つの客室棟が中庭のラグーンを囲うように並びます。

全119室のうち、12室は3ベッドルームのペントハウス。アイコニックなルーフとプライベートプールからはパノラマに広がる海を見渡せます。

レジデンスタイプの客室にはキッチンを完備。冷蔵庫、食器、調理器具が充実しているので、地元食材を調達してクッキングを楽しむのも良いでしょう。

全室ヨガマットを完備しているので、自分の好きなタイミングで体を動かすことができます。客室のバルコニーでは朝の光を浴びながらヨガをしたり、夕暮れ時にはデッキチェアでお酒を飲みながらマジックアワーを楽しむのも良いでしょう。

歯ブラシからルームシューズまで、アメニティには地球環境を配慮したサステナブルな素材を取り入れています。

スタイリッシュで機能性の高い客室は、長期滞在やファミリー層に人気でリピーターも多いそう。

アジアの伝統療法を取り入れたスパセラピー

特筆すべきは、ウェルネスに特化したリゾートということ。

コモ シャンバラ リトリートは、現代科学と古代東洋の知恵が融合した治癒とホリスティックなトリートメントを専門としています。厳選された製品とコモ シャンバラのエッセンシャルオイルを配合したオイルマッサージのほかに、フェイシャルトリートメントや、美容効果の高いトリートメントを提供しています。

スパ施設内には、カップル用のダブルルーム2部屋とシングルルーム6部屋のトリートメントルームがあり、トリートメントの前後にはスチームサウナが利用できます。

2つのヨガスタジオとピラティススタジオで毎日クラス開催

アジアの伝統療法を取り入れたセラピーに加えて、チャングー地区最大級のフィットネスセンターには、ピラティススタジオ、ヨガスタジオ、ヨガパビリオンを構え、ヴィンヤサ、アシュタンガ、インヨガなどの各種ヨガのクラスが豊富で、毎日朝から晩まで絶え間なく開催されています。マシンピラティス、リフォーマーなどを使ったプライベートレッスンも可能。最新ウェルネスアクティビティを体験できる絶好の機会に。

スタジオ以外では、ラグーンプールにて初心者でも安心して参加できるトロピックサーフによるサーフィン スクールを定期的に開催しています。キッズ向けの「プレイ バイ コモ」スペースなどもあり、大人も子供も楽しめるアクティビティが満載です。

ヴィーガンからグルテンフリーまで、ビーチクラブでヘルシーな朝食

ベジタリアンやヴィーガンを視野に入れたヘルシーな朝食は、バリ島でも有数のレベルの高さ。コモホテルズ アンド リゾーツ系列の共通のコンセプトである、ウェルネスを随所に感じられるラインナップ。

メイン料理を選ぶセミビュッフェスタイルで、ビュッフェ台にはフルーツ、サラダ、ブレッドまで、彩り鮮やかなフードが並びます。

ドリンクはヤングココナッツウォーター、地元のシトラスを使用したフレッシュプレスジュース、有機野菜をブレンドした日替わりスムージーなど全て自家製で、瓶詰めにして提供しています。

11種類のメイン料理の中から好きなもの好きなだけオーダーできるスタイル。

軽めに済ませたい人はスムージーボウル、キヌアボウルなどを。

朝からがっつり食べたい人はフレンチトースト、パンケーキ、エッグベネディクトなど、あれこれ選べる楽しさもあります。

本格的なインドネシア料理を味わいたい人は、ナシゴレン、ナシウブクといったメニューも。ここでしか味わえないホテルメイドの洗練された伝統料理を体験してみるのも良いでしょう。

メニューにはV(ヴィーガン)、GF(グルテンフリー)、LF(乳製品フリー)の表記があり、あらゆるゲストのニーズに応えてくれるのもこのホテルの魅力。

朝のやわらかな日差しと、あたたかな海風、耳心地の良い波音を全身で感じながら、ビーチクラブでいただくヘルシーな朝食は、最高に贅沢なひと時に。

終わりに

10年ぶりに訪れたバリ島・チャングー地区は、以前のような発展途上国とか物価安といったイメージを覆すほど、着実に進化していて、「こんなにオシャレだったっけ?」「こんなにオーストラリア人がいたっけ?」などと至るところで変化と勢いを感じました。ビジターなのか、はたまた移住者なのかはわからないけれど、少なくともこの島に魅せられて、世界の何処からともなく流れつくようにやって来た人々が今ここにいるのでしょう。

相変わらず旅の洗礼は付き物で、フライトが2時間遅延したり、渋滞に巻き込まれて予定より1時間以上ロスしたり、ホテルに到着する頃にはもう体はヘトヘトだったことは否めないけれど、この泣けるほど美しい夕日を前に、打ち付ける波と共に身も心も浄化されたような気がして、あゝ遥々やって来て良かったという思いと、この島が持つ途轍もないエネルギーを五感で感じられて、日本に帰国してまた日常に戻ったら頑張ろう、と奮い立たされるような思いでした。

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