2024.12.26
新年に迎えたい、暮らしを豊かにするアイテム。エシカルショップおすすめベスト3
新しい年のはじまりに、新調したくなるスキンケアや日用品。今年をより素敵な一年にするために、いつもより少しいいものを取り入れてみませんか。
今回は、エシカルショップおすすめの暮らしを豊かにするアイテムを紹介します。お話を伺ってきたのは東京や大阪に21店舗を展開する、株式会社フラッグのエシカルショップ「style table ルクア イーレ店」店長の生頼梢(おうらい こずえ)さんです。
エシカルブランド80以上!style tableのおすすめベスト3
style tableは「無理なく自然に地球環境や自分の生活にやさしさをプラスする」ライフスタイルを提案するセレクトショップ。「エシカル、サスティナブル、ヴィーガン」を軸に、コスメ・スキンケア・フードを中心としたアイテムを取り扱っています。
姉妹店「Ethical&SEA」との違いは、国産のオーガニック製品を中心にそろえていることだそうです。
取材で訪れた際には店頭で、ポップアップイベントとしてチェンライ産ハーブティーの試飲や、クリスマスコフレ販売をされていました。時期によってその時のおすすめが並ぶので、たびたび足を運びたくなりますね。
そしてお聞きしたところ、取り扱いブランドはなんと現在80以上、商品は600以上だとか! 店頭ではなかなかお目にかかることのないオーガニックブランドもある中、幅広い品ぞろえの同店では実物を手に取って選ぶことができるのが嬉しいですね。
商品の豊富な知識を持つstyle table ルクア イーレ店の店長・生頼さんに、新年から使いたい、暮らしを豊かにするアイテム3つを紹介していただきました。
フリーズドライが特長
ベスト1:subi「マルラオイル」
まず外せないのが、南アフリカに自生する樹木、マルラを使った「マルラオイル」。マルラは神聖な木と信じられており、マルラオイルはその種子から抽出する天然の美容オイルです。
subiのオイルは、手間のかかるオイル作りを地元の女性たちに手伝ってもらうことで、現地の雇用を生み出しているのも特長。手作業で収穫し、コールドプレス製法で手間をかけて抽出したオイルは、全行程において保存料や合成添加物などの添加物を使っていません。
加工したオイルは日本に運ばれ試験を受けています。瓶詰めから梱包までを国内で行うことで、空輸時に出るCO2を少しでも抑えることに貢献しているのだとか。また梱包やパッケージには環境に負荷が少ない素材を使用するなど、細部までこだわりが光ります。
店頭のスタッフさんは「もう3本目です」と笑顔で教えてくれました。彼女だけでなく、一度使うと手放せなくなるようでリピート率高めだそう。一本でブースター、フェイスケア、ボディケア、ヘアケアと全身使えるのでコスパがよく、旅行先に携帯するのにも適しています。
手に取ってみるとオイル感はあるものの、肌馴染みがよく使いやすかったです。べたべたと残らず、肌が守られているような感覚に。
ベスト2:ICOR「MELON オイルインミスト」
爽やかな緑が目を惹く「MELON オイルインミスト」は、完全国産、地産地消の新発売保湿ミスト。食品加工の際に捨てられる、富良野産メロンの種をアップサイクルしたオイルが主成分です。
見た目も香りもジューシーで美味しそうな印象ですが、種から抽出したオイルのため無臭です。
ミスト、と聞くとさっぱりするというイメージを持たれる方も多いはず。でもこのMELONオイルインミストはオイルが主役なので、使用感はリッチで少しとろみがあります。シュッとかけられるミストのいいところとオイルの濃厚さといういいとこどりの一本でした。
ベスト3:stasher(スタッシャー)
使い捨てプラスチックの使用を防ぐために開発された、何度も使うことができるシリコーン製のバッグ「stasher(スタッシャー)」。食品用品質として認められているピュアプラチナシリコーン製100%、色づけ用の染料も食品に影響のないものが使われているので、安心感がありますね。
地球に優しいアクションといっても何をすればいいかわからない。そんな人は、まずプラスチックラップやジップロックをシリコーン製のスタッシャーに変えてみることからはじめてみてはいかがでしょうか。色や形の展開も豊富なので、好みのひとつが見つかるはず!
「いいものは暮らしを豊かにしてくれる」
「原料や成分にこだわった『いいもの』を暮らしに取り入れるようになり、生活の質が明らかにアップしました」と生頼さん。
その理由をお聞きすると「私はスキンケアだけでなく、インナーケア(サプリやオーガニックのエナジードリンク)も摂っているのですが、体力に余裕が生まれて心が豊かになっている気がします」とのこと。実際に生頼さんとお話していると、内側からみなぎるパワーを感じます。
また店舗空間に、天然アロマなどのいい香りが常に漂っており「気がととのっている」と感じたり、お客さまから言われたりすることもあるのだとか。「それも理由なのか、人が集まる場所になっています。お客さまも大阪に来たからと立ち寄ってくださったり」。生頼さんはじめ、スタッフの皆さんの人柄もあると思いますが、エシカルやサステナブルに関心がある人同士、交流が生まれるのは自然なことなのかもしれません。
暮らしにいいものを取り入れることで、心も体も環境も、さまざまな部分で豊かさが連鎖するのを感じている、と教えてもらいました。
生頼さんご本人が使っているという、スペシャルケアもお聞きしてきました。
「EVOLVEです! イギリス生まれで、Bコープ認証はじめさまざまなエシカル認証を受けているビューティーブランド。肌で効果を感じるので、贅沢にラインで使っています」。
取材時には店頭の、クリスマスコフレと同じ台に並んでいましたよ。
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今回は、style tableのルクア イーレ店にお邪魔しました。
ショップに足を運ぶことのメリットはスタッフの方と話しながら、もの選びができること。発見があったり、自分の好きに気づけたり…。これ自体が豊かな体験であり、エシカルショッピングです。
新しい年のはじまりに、いつもよりちょっぴりいいものを探しに出かけてみませんか。
旅するように暮らす自然派ライター/オーガニック料理ソムリエ。
4年に渡る世界一周後、オーストラリアに移住し約7年暮らす。コーヒー好きが高じてオーストラリアではバリスタ業の経験も。今は繊細でフルーティーな浅煎りコーヒーに夢中です。ライターとしては旅行誌の広告制作を経て、雑誌広告や編集ページを主に執筆。現在は自然に沿った生き方、ほどほど丁寧な暮らしを自ら実践しながら発信中。地球にも体にも優しい生き方のヒントをお届けしていきます。
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