2024.12.21
オーストラリアで過ごす、“夏のクリスマス”の満喫方法とは?
オーストラリアのクリスマスは、サンタクロースがサーフィンしながらやってくると思っていませんか? 答えはNO! サンタさんは水着ではなく、真っ赤な衣装と白いひげを生やしてやってきます。
今回は、オーストラリア第二の都市、メルボルンで感じる夏のクリスマスの楽しみ方をご紹介します!
シティのイルミネーション&水上ショーを満喫
まずいちばんにご紹介したいのが、夜のイルミネーション。今の時期は日中が長く、20時を過ぎたころにようやく日の入りです(ちなみに日中の気温は30度を超えることも!)。昼間は気温も紫外線も強いので、クリスマスのイベントは夜にシティへ出かけましょう。12月になるとあちこちで美しいイルミネーションが飾られています。
街歩きは、メルボルンの玄関口「フリンダーストリート駅」を中心にまわるのがおすすめ。駅を背にしてすぐ右手に見える「プリンセス・ブリッジ」に流れるヤラ川周辺はイルミネーションのベストスポットがあちこちにあります。
橋を渡り階段を下りて川沿いのプロムナードをサウスバンクに向かって歩いていくと、カジノがある「クラウンホテル」の前で、“Crown Christmas River Show”がクリスマス当日まで開催されます。夜9時から11時までの2時間で15分ごとに5分間程度のショーで、連日たくさんの人で賑わっています。
メルボルンは都市と自然が共存する街なので、高層ビルを背景にキラキラとしたクリスマスのイルミネーションを撮影できるのも魅力のひとつ。プロムナードを歩いていると、いくつものシャッターチャンスがあるので、たくさん撮ってくださいね。
旅の思い出に♡サンタクロースと一緒に記念撮影
クリスマスシーズンは、シティのアーケードやショッピングセンター、スーパーマーケットなどではサンタクロースと一緒に写真が撮れる記念撮影会があちこちで開催されています。無料のとこもありますが、ほとんどは有料で金額は50ドル前後。毎年家族の思い出として撮影しにくる人も多いとか。旅の思い出としていかがですか?
オーストラリアっぽいクリスマスオーナメントを見つけに行こう
雑貨屋さんをのぞくと、クリスマスにちなんだアイテムがたくさん売っています。マグカップや本、カレンダー、文房具など日本でもおなじみのものの中でひと際目立つのが、オーストラリアならではのクリスマスオーナメント。コアラ、カンガルーがほとんどですが、サンタクロースと一緒に住んでいるエルフも人気です。
ちなみにこのエルフ、どうやらかなり人気なようで、マクドナルドのハッピーセットのおもちゃにも採用されています。しかも、オーストラリア初! ということで、店舗によっては品切れになっているところもあります。
毎週末、自宅でクリスマスパーティ
オーストラリアでは12月になると毎週末、親戚や友人を呼んで自宅でクリスマスパーティを開くのが定番。メニューはお庭でバーベキューもあれば、オーブンでチキンを焼いたりなどいろいろ。テーブルに色とりどりの料理をたくさん並べて、ゲストをもてなすのがオーストラリアのスタイル。
なのでこの時期は、マーケットやスーパーはクリスマスメニューにちなんだ食材が豊富。限定のクッキーやオーストリア名物のケーキ、パブロアも売っています。
クリスマスは家族でバカンス!
日本のクリスマスは家族というより友人や恋人と過ごすことが多いですが、オーストラリアは家族でバカンスを楽しんでいる人が多いです。ちょうど学校は年度末になるので1ヶ月以上の長い夏休みになります。それに合わせて会社もお休みにして2~3週間ヨーロッパに出かけたり、ご近所のバリやシンガポール、タイなどのリゾートを訪れたり。また、日本も人気の旅行先のひとつで、北海道のニセコや長野県の白馬でスキーやスノーボードをするそう。
オーストラリアで過ごす夏のクリスマス、いかがでしたか? 白い息を吐いたり、“ホワイトクリスマス”を楽しむことはできませんが、日中はともかく日が落ちれば過ごしやすくなります。あちこちで見かけるイルミネーションを横目で見ながら、ホリデー気分を満喫してください!
大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランスの美容ライター、エディターとして20年以上のキャリアをもつ。2023年4月より娘と一緒にオーストラリア・メルボルンへ移住。ナチュラル・オーガニックのビューティのキャッチアップ、ヘルシーなフード、最旬のカフェ事情をはじめ、サステナブルのセミナーや取材など新しい分野にも取り組む。■ウェブサイト: https://www.natsumemadoka.com/
■Instagram: @madoka_natsume
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