SERIAL STORY

2024.12.02

【速報】札幌のミュンヘンクリスマス市とイルミネーションの楽しみ方

元TBSアナウンサーで、現在は故郷・札幌を拠点にフリーアナウンサーや文筆家としてご活躍のアンヌ遙香さんによる連載「now HOKKAIDO by Anne Haruka」。

今回は、20年ぶりに北海道に戻ったアンヌさんが待ちに待っていたという「大通公園のクリスマスマーケットとホワイトイルミネーション」について。熱量溢れるアンヌさんの文章をお届けします。

第六回のテーマは…札幌のクリスマスの楽しみ方

いよいよ街はクリスマスムード一色。

ずっと私が楽しみにしてやまなかった大通公園のクリスマスマーケットとホワイトイルミネーションが、11月22日からいよいよ開始しました!!

12月25日まで続く、素晴らしいこのクリスマスムード。必ずや多くの方に札幌までお越しいただき味わってもらうほかないと鼻息を荒くしています。

こちらの原稿は11月23日(開始翌日)に執筆しております。題して、「超速報!!札幌のミュンヘンクリスマス市とさっぽろホワイトイルミネーションの楽しみ方!」

11月22日から札幌の大通公園ではホワイトイルミネーションとミュンヘンクリスマス市が始まっています。

「ミュンヘンクリスマス市」は札幌の姉妹都市であるドイツ・ミュンヘンの友好都市提携の一環として2002年にはじまったもの。

個人的な事情を申しますと、私が上京したのは2004年の4月。私が高校生の頃には、もうクリスマスマーケットが始まっていた計算になりますが、どう頭をひねっても記憶にない…おそらく受験生だったこともあって、きちんと楽しんだことがなかったんでしょうね。

ということで、どさん子でありながら、実は私にとってほぼ初めてのミュンヘンクリスマスマーケットです!!

もう私は楽しみすぎて、初日から一緒に行こうと中高時代の同級生に声をかけて、夕方の大通公園へと繰り出したのでした。

光輝くテレビ塔のお膝元に長く伸びる大通公園。そちらの2丁目は、まるで海外のような雰囲気に!! 三角屋根のドイツ風建築を想起させる屋台がポコポコポコと所狭しと並んでいます。

マーケットに1歩足を踏み入れた瞬間にもう目はハート。

きらきら輝くスノードーム、クリスマスツリー用オーナメント、ハート型のリース、ワンちゃんの冬服…。温かみのあるクリスマスグッズがズラリと並び、見ているだけで、多幸感に包まれます。

この日の気温は、夕方で大体5度ほど。クリスマスマーケットまで歩いている時は、風が冷たく寒いなぁ、厳しいなぁと思いながら移動していましたが、クリスマスマーケットに足を踏み入れた途端に不思議な暖かさが!!

もちろんテンションが上がったせいもあると思いますが、ドイツ風屋台の数々が良い具合に風を遮ってくれていて、また準備されているお食事の熱気も相まってでしょうか? ほとんど寒さを感じない!!

ですが、やはり万全の防寒対策で使われることをお勧めします。手袋、帽子、ダウン、あとは滑りにくい靴、マストです。

私が今回迷いに迷った末に購入して帰ったのは美しいキャンドルホルダー。

グロウインググラスと言って、中に明かりを灯すとステンドグラスのように光り輝きます。

ヨーロッパの街並みを表現したものや、夕景の中にふくろうがたたずむものなど、もう選んでいるだけで、その時間がハッピー!! 迷う迷う!

中にはキャンドルを入れてもいいですし、LEDライトをあわせても良いという名品ですが、なんとクリスマスマーケット限定の札幌時計台の絵柄が入ったものを発見!!

これはゲットするしかないと飛びつきました。

ウキウキしながら柄を選んでいるうちに、私たちの後ろ側には黒山の人だかりが!!初日と言うこともありましたし、この日はホワイトイルミネーションの点灯式もあったので、とにかく凄い人出。譲り合いながらお目当てのものをスマートにゲットしましょう。

ミュンヘンのクリスマス市とのことでしたが、ロシアのマトリョーシカを専門に扱っているお店もあったりと、とにかく見所満載。マトリョーシカ、可愛かったなぁ…。

犬の柄がついたマトリョーシカなんてあったら絶対買っちゃってましたね…この日は心を鬼にしてキャンドルホルダーのみお持ち帰り。

そして忘れてはいけないのが、おいしい本場のホットワインやプレッツェル、ローストアーモンド、フランクフルトなどのおいしすぎる、心身を温めてくれるドイツ料理の数々。

売ってくださる店員さんもヨーロッパからいらっしゃっている方が多く、正しく本場の味を楽しむことができるのです。

バニラなどがコーティングされたとても香ばしく甘い、カリッとしたローストアーモンド。カップになみなみにそのアーモンドを入れていただいて、カリカリとつまみながら歩くのも良さそう。

私のお気に入りは生クリームをトッピングしたホットワイン。

りんごのお酒にほんのりとキャラメルの香りが付いていて、少し酸味もあるあま~いお酒。上に乗せた生クリームがホットワインの熱で溶けて、とってもクリーミーなお味になります。もちろんシンプルな、甘くないホットワインなどもありますし、自分のお好みに合わせてお店を選ぶのも最高!!

歩きながら飲んでもいいですし、飲食スペースを兼ねたテントがあり、そちらには北海道らしいストーブがしっかりと用意されていました。

みんなそのテントに足を踏み入れた途端に、あったか〜い! と叫んでしまうほど。

とにかくこの空間に身を置くだけで、幸せ感に包まれる。それがミュンヘンクリスマス市なのです。

そしてもう一つ忘れてはならないのが札幌の冬を彩る、さっぽろホワイトイルミネーション。今年でもう44回目。

今回はその点灯式にも足を運びました。

式には地元アイドルの歌披露があったり、秋元 克広市長からのご挨拶があったりととにかく盛り上がりがすごい!

お待ちかねのライトアップの際には会場全体でカウントダウン!

スイッチオン!! の声とともに一斉に目の前のお花型のオブジェにクリスタルのような白いライトがともり、一気に大通公園全体が光の園に!!

視線の先に佇むテレビ塔も同時にクリスマスカラーである真っ赤に光輝き、心の底から「わーっ」と歓声をあげて見とれる方がほとんど。

あの瞬間に立ち会えたのは本当によかった!! 思わず涙ぐんでしまうほどの感動がありました。ときめく、という感情はまさしくこのためのもの。

11月23日付の北海道新聞によりますと、昨年より2万個も多いおよそ77万個のLED電球を使っているとのこと。雪の結晶をかたどった幻想的な光のトンネル、グリーンの光の迷路などなど、どの一画を観ても素晴らしい。

多くの人がやはり写真やビデオを撮りながら歩いていましたが、中にはなんと大型犬3頭を連れてイルミネーションとともに記念撮影に興じている人も発見!!

この大通公園までどうやってワンチャンを連れてきたんでしょう?!

私もぜひゴールデンレトリバーの愛犬・リリーとともに撮影をしたい!! いずれこれは真似したい!! なんて鼻息を荒くしておりました。

実はこの日、北海道にとって非常に誇らしいニュースが同時に入ってきました。それは、この光り輝く美しいテレビ塔が有形文化財に、という速報。

同じく道新によれば、「国の文化審議会は建造物の登録有形文化財として24都道府県の計129件を新たに登録するよう文科大臣に答申した」とのことで、そのうちの1つになんとこのさっぽろテレビ塔が選ばれているのです。

1957年にテレビ電波の発信塔として建設されたテレビ塔。地上90メートルの展望台からは、札幌の春夏秋冬の表情や夜景をも楽しめる一大ランドマークですが、そんなテレビ塔の美しさを満喫することもできるのがこのホワイトイルミネーションであり、クリスマスマーケットであるとも言えるのではないでしょうか。

北海道は好きだけど、雪の北海道は寒いし滑るし、経験がないからちょっと避けている…なんていう方もいらっしゃるそうですが、この時期だからこその楽しみ方を満喫していただきたいと願ってやみません。

例えば…
私が個人的にオススメなのは、15時半くらいからお目当てのラーメン屋さんに入って、ラーメンを平らげ体を充分温めた上で、午後4時半からのイルミネーションの点灯及びクリスマスマーケットを楽しむというプラン!

ラーメンの人気店によっては常に行列ができていたりしますが、お昼時も過ぎかつ夕食にも少し早いこの時間帯って、実は結構空いていて狙い目だったりするのです。

もちろん、クリスマスマーケットでおいしいものをたらふく食べて、100%大通公園を満喫するという方法もありです!

ホワイトイルミネーションの大通会場及びミュンヘンクリスマス市は12月25日(水)まで開催。イルミネーション点灯は、通常は午後4時半から10時までですが、12月23日(月)から25日(水)までは午前0時まで点灯時間が延長されます。

行ってみたいけど、クリスマスに間に合わない…という方、安心してください!!

イルミネーションの札幌駅前通り会場は来年2月11日(火)まで、南1条通り、北3条広場、札幌駅南口駅前広場の3会場はなんと来年の3月14日(金)まで点灯されています。

皆さん!! ぜひ今年こそ、夢のホワイトクリスマスを札幌で満喫されませんか?

Profile
アンヌ遙香

1985年生まれ。北海道出身。2010年より小林悠名義でTBSでアナウンサーに。現在は札幌を拠点にフリーアナウンサー、文筆家、スクール講師などとして活動している。ゴールデンレトリバーの愛犬と仏像をこよなく愛す。
Instagram:@aromatherapyanne

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