2024.12.10
滞在24時間。弾丸京都旅で京料理&カフェへ行くならここ!
国内旅行でも人気のエリア、京都。美しい古都の街並みを散策しながらグルメも楽しみたい! ということで今回は、一泊弾丸京都旅を決行。毎月京都に通うほど、京都を愛する友人にアテンドしてもらい、食とスイーツを堪能してきました。
5000円以下で楽しめるおばんざいと豆腐料理
京都に到着し、予約しているお店がある「先斗町(ぽんとちょう)」へ。千鳥マークのちょうちんが揺れる路地には、芸舞妓さんの稽古場や茶屋、料亭が立ち並び風情たっぷり。
先斗町を抜けた先にあるのが、「豆腐料理 京都 豆八」さん。寒暖差が激しい気候と良質な地下水と大豆によって育まれた豆腐や湯葉などを使った料理が、良心的な価格でいただけます。
4500円のコースをセレクト。生湯葉や胡麻豆腐、揚げ出し豆腐などのおばんざいから、メインの天ぷらまで盛りだくさん。もちもちの生麩の田楽も、個人的にヒット! お豆腐と黒蜜を使ったデザートもあり、ヘルシーなのにしっかりお腹も満たされます。単品メニューもあるので、子連れにも◎
鴨川が一望できるフレンチカフェで夜スイーツ
夜ごはんの後は、先斗町から歩いて約10分の木屋町にある「KAWA CAFE」へ。この日は雨でしたが、秋の紅葉と濡れた石畳の道がとても美しく、その中に佇むカフェは、まるでフランス映画のワンシーンのよう。
川床のテラス席には天然の水鳥、アオヤギが。気温が心地よい季節にはオープンになっているので、鴨川と東山を一望しながら、のんびりと食後のカフェタイムを過ごすことができます。日中のロケーションも雰囲気がガラリと変わっておすすめだとか。
スイーツもカフェメニューも豊富で味も本格的。朝10時から24時まで営業していて、ブランチ、ランチ、軽食とお茶、ディナー、そしてバータイムと1日を通して楽しめるのが嬉しいですね。
しっとりとした空間で本格的な京料理に舌鼓
翌日のランチは、祇園にある「祇園 やま岸」さんへ。予約困難で知られる京都の名店「富小路やま岸」の姉妹店で、お昼から気軽に本格的な会席料理がいただけます。
お茶屋さんだった建物をリノベーションした店内。居心地の良いカウンターからは坪庭が望め、花街の雰囲気を楽しみながらお食事ができます。
先付の白子粥から鱧のお椀、鰆の幽庵焼きや、桜海老たっぷりの生姜ご飯など、旬の素材を使ったお料理の数々は素晴らしすぎて、一品ごとにため息。お店の方のおもてなしも温かく、次回は夜にお伺いしたいと思いました。
金閣寺内の茶室でいただくお抹茶とお菓子
京都の観光名所であり世界遺産の鹿苑寺(金閣寺)。紅葉に染まりゆく緑の中に、光を反射して黄金に輝く舎利殿は圧巻です。
金閣寺を訪れたら必ず立ち寄りたいのが、敷地内の出口付近にある「金閣寺不動釜茶所」。お庭を眺めながら、休憩できる贅沢な空間です。
お菓子には、金閣と鳳凰が型押しされている落雁をいただけます。落雁は売店でも購入できるそう。
自家焙煎の珈琲とキャロットケーキが絶品!
1984年に始まったカフェチェーン「SARASA」の珈琲焙煎所として2013年にオープンした「Clamp Coffee SARASA(クランプコーヒーサラサ)」。二条城から近く、御池通りから路地を入った場所にあります。
コンクリート打ちっぱなしの壁、アンティークの木のぬくもり、大きな窓の外の緑から差し込む光・・・。まるでここだけ時が止まったかのような空間です。丁寧に淹れた自家焙煎の珈琲を求めて、遠くから足を運ぶお客さんも多いそう。
牛乳を小鍋で沸かし、ゆっくりドリップした珈琲と合わせたミルクコーヒー (650円)は、珈琲の深いコクとミルクのまろやかさでほっとする味。そして、人気のキャロットケーキ (600円)の美味しさに感動。スパイスが決め手のしっとりした生地にゴロゴロとしたクルミ、控えめな甘さのクリーム。見た目よりもあっさりとしていて、ペロリと食べてしまいました。近くにあったら通いたい!
歩いているだけでも独特の雰囲気を感じられる京都。美味しいお店やカフェを巡りながら、同時に観光できてしまうのも大きな利点。もちろんゆっくりとした滞在も良し、弾丸1日旅行でパワーチャージするのも良し。京都の魅力をもっと知りたい旅となりました。
美容・恋愛ライター、美食レシピ研究家。女性誌を中心にライターとして約20年活動。恋愛、美容、食、健康、結婚、出産など女性のライフスタイルに寄り添ったコラム執筆ほかセミナーを随時開催しています。料理家としても活動しておりアンチエイジングを目的とした料理を中心にレシピつきレストラン「Mitsue’s Kitchen」をオープン。
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