2024.12.01
ソウル市民が通う。渡韓のたびに行きたくなるローカルフード4選
韓国といえば、楽しみはやっぱり食! 限られた日数と時間で行くなら、お店は絶対にハズしたくない。そこで、現地で仕事をしているグルメな友人に、地元でも人気の名店に連れて行ってもらいました。まだ観光客に知られていない穴場スポットもあり、リピート必至の美味しさです。
からし、ニラ、にんにくだれが絶品のタッカンマリ
まず最初にご紹介するのが、韓国料理の定番ともいえる鶏を丸ごと使ったスープの専門店「明洞タッカンマリ」。明洞の路地裏にひっそりと佇むお店で、地元の方から観光客の方にも大人気のお店です。
スープはナツメ、生姜、ネギ、高麗人参などの韓方食材と鶏の足を長時間煮込んだもの。これに、モチモチのトッポギが入っています。タッカンマリ 2人前 (約2,200円)
なんといっても最高なのが、ニラ、にんにく、からし、辛味をたっぷり入れたタレ。コクと酸味にホロホロの鶏が絡んで、お箸が止まらなくなる美味しさ。〆はククス(うどん)を入れて、ぜひスープの旨みを味わって。一緒にオーダーしたチャプチェやチヂミなど、ほかのお料理も絶品でした。
甘辛いカルビチムとビビン冷麺の最強タッグ
甘辛く煮込んだ韓国の家庭料理、「牛のカルビチム」と韓国麺が食べられるお店、「江南麺屋」。明洞の繁華街にあり好立地なので、お買い物途中のランチにもおすすめ。
骨つきのカルビチムは、ハサミで食べやすく切っていただきます。お肉が柔らかく蒸されていて、とろける味わい。甘辛い味付けで、キムチの酸味と交互に食べるのが最高!
そしてぜひ注文してほしいのが、カルビチムとともに名物のビビン冷麺。コチュジャンとお酢が効いた甘酸っぱい麺とシャキシャキの梨。これもまたカルビチムと合うのです。この絶妙な味の融合をぜひ堪能して。
脂身までが旨味の塊。ヘルシーな韓国牛の焼肉店。
こちらは、韓国通のグルメな友人に連れて行ってもらった韓国牛焼肉店「ジャル」。まるで韓国ドラマに出てくるような丸テーブルの店内は韓国の方でいっぱいで、観光客は見当たらないほど。
ホルモン剤を打っていない、健康的な韓国牛の様々な部位を焼いていただきます。千切りキャベツに牛とこんがり焼いたにんにくを巻いて、醤油だれにつけていただけば悶絶の美味しさ! 脂身まで甘く、想像以上にあっさりしていて個人的には日本の焼肉より好みでした。一人前 約2,500円。
そして〆にお客さんのほぼ全員が注文するのが袋ラーメン。これが美味しくて驚き! ヘルシーな焼肉の後のラーメンの背徳は許されます(笑)。ローカルすぎてお店の情報が見当たらないので、行かれる際は地図でお店の名前を検索してみてくださいね。
朝ごはんは、絶品アワビ粥の名店へ。塩辛のお土産も。
1986年創業。明洞で一番古いお粥専門店 「瑞源(ソウォン)」。朝7時の開店時から行列ができているけれど、回転が早いので並ぶ時間はそんなに長くありません。私は来訪2回目でした。
ここに来たらぜひ食べてほしいのが、名物のアワビ粥(約1,700円)。写真は特アワビ粥(約2,400円)。アワビの肝入りのお粥にアワビの身、中央にうずらの黄身が。まさに朝から贅沢の極み! 磯風味と胡麻油の香りが食欲をそそります。
途中で、付け合わせの甘辛いイカの塩辛で味変。この塩辛が本当に美味しくて、今回、お土産として購入。(1パック 2,900円)。家に持って帰って、小分けして冷凍しても◎白いご飯にもぴったりです! 日本への海外発送も行なっていて、定期的にオーダーする方も多いというのも納得。
ソウルは食の台所と言われるくらい、美味しいお店の宝庫。渡韓するたび何ヶ所もハシゴするのですが、今回、とくにお気に入りのお店のみ厳選しました。原稿を書いていると、また食べに訪れたくなるほど絶品のものばかり。ぜひ、皆さんも食べに訪れてみてくださいね。
美容・恋愛ライター、美食レシピ研究家。女性誌を中心にライターとして約20年活動。恋愛、美容、食、健康、結婚、出産など女性のライフスタイルに寄り添ったコラム執筆ほかセミナーを随時開催しています。料理家としても活動しておりアンチエイジングを目的とした料理を中心にレシピつきレストラン「Mitsue’s Kitchen」をオープン。
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