【フィヨルド&ブリッゲン】ノルウェーに行ったら外せない2つの世界遺産
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2024.10.16

【フィヨルド&ブリッゲン】ノルウェーに行ったら外せない2つの世界遺産

フィヨルドやオーロラで知られる北欧の国「ノルウェー」。雄大な自然に包まれているノルウェーには、世界中の観光客が訪れる世界遺産が数多く存在します。

そこで今回は、ノルウェーにある世界遺産と周囲の観光スポットを2つご紹介します。

ノルウェーが世界に誇る自然遺産“フィヨルド”

フィヨルドはノルウェー語で、氷河による侵食作用によって形成された複雑な地形の湾=入り江のこと。ノルウェー以外の国にもありますが、ノルウェーにあるフィヨルドの数は、なんと1,700以上!

ノルウェーの北部・西部各地に多くありますが、特に有名なのが4大フィヨルドと言われている「ソグネフィヨルド」「ガイランゲルフィヨルド」「ハダンゲルフィヨルド」「リーセフィヨルド」の4つ。

フィヨルド観光は、鉄道、バス、フェリーを使って移動しながら景色を満喫できるのが醍醐味です。今回はノルウェー第2の都市ベルゲンから「ソグネフィヨルド」へ1Dayトリップ!

「ソグネフィヨルド」は唯一、通年で観光ができるフィヨルドでもあります。今回は8月初旬に訪れたので、心地よい気温のもと、船のデッキから絶景がのぞめました。

鉄道&山岳鉄道からの絶景も見どころ

「ソグネフィヨルド」に行くには、北欧の主要な鉄道の中で最も標高の高い地点を通る鉄道「ベルゲン鉄道」と、ノルウェー国鉄の最高傑作と言われる山岳鉄道「フロム鉄道」を乗り継ぎます。

フロム鉄道はベルゲンへの帰りに乗車しましたが、山々に囲まれたフロム駅~ミュルダール駅の途中、標高630mにある「ショースフォッセン駅」で数分間、停車。この駅は「ショースの滝」が見られるスポットで、音楽に合わせて妖精が踊るショーを観ることができました。この妖精は、単なるアーティストのパフォーマンスではなく、その地方一帯の伝説で男性を誘惑する妖精“フルドラ”にちなんでいるとか。

ちなみに日本からのツアーを利用せずにフィヨルドへ行く場合、フィヨルドへ辿り着くまでに電車、バス、船を、現地の言葉や英語で一つずつ予約するのは至難の業。

そこでノルウェーの「フィヨルド・ツアーズ(Fjord Tours)」が提供しているフィヨルドとその周辺を効率よく観光できるチケット「ノルウェー・ナットシェル周遊チケット」をウェブサイトで購入する方法がおすすめです。

添乗員はつかないので、自ら表示を確認し、電車、バス、船を注意深く乗り継ぎながら移動することが求められます。

その点、このツアーを利用すると、交通手段の組み合わせと時間がウェブ上で提案されるので、そのチケットをスマホに保存したり、印刷しておくことで、フィヨルドを効率よく観光できます(英語での予約は可能)。

カラフルな海辺の倉庫外・ベルゲンの旧市街「ブリッゲン」地区

ノルウェー西岸にあるホルダラン県の都市ベルゲンは、国内でも第2の規模を誇る都市。

第2の都市とはいえ、2023年時点ではベルゲン自治体全域で289,330人。ノルウェーの人口密度は、日本の人口密度の約1/25なので、日本の第2の都市、大阪とは大違い。のんびりした雰囲気が漂います。

ベルゲン港に面し、古いカラフルな木造倉庫がならぶ地区「ブリッゲン」地区は、文化遺産としての価値を認められ、1979年に世界遺産に登録されました。

古くは11世紀に建造され、13世紀にドイツのハンザ同盟によってハンザ商人の居留地になると、16世紀半ばごろまで海上交易の中継地として大いに栄えた場所です。

カラフルな木造の小屋(倉庫群)は、これまで何度も火災・事故に遭い、そのたびに建築物が焼失、倒壊しましたが、昔の設計図を用いて再建し、昔のままの姿を再現しているのが特徴です。現在は博物館やお土産屋さんとして活用されています。テラスで食事を楽しむ方もたくさん見かけました。

フィヨルドを見た時は、社会の教科書や地理の資料集で見た風景が目の前に…と、感慨深い気持ちになりました。日本では出会えない光景なので、ぜひ足を運んで、氷河が作り出した壮大な風景を堪能してみては?

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