幸福度ランキング10位、オーストラリアで暮らす女性の豊かさとは?
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2024.08.31

幸福度ランキング10位、オーストラリアで暮らす女性の豊かさとは?

2024年度、最新の先進諸国の幸福度ランキング(ロンドン経済協力開発機構OECD発表)が発表されました。このたび栄えあるTOP10の上位国にランクインしたのは、私が暮らしているオーストラリア。昨年は11位だったのですが、ひとつランクを上げて10位となりました!(ちなみに、日本は143カ国中の51位です)

主な指標は、生活の満足度、ワークライフバランス、健康、教育、治安など。細かい項目をスコア形式で算出していきます。そんな幸せな国で暮らしている中で、女性の視点に立って“オーストラリアの幸福度”を考えていきたいと思います。

【幸せ その①】子育てはパートナーも積極的に参加

2022年の統計によると、オーストラリアの出生率は1.63%となっています。私が暮らすメルボルンはファミリーが多く住んでいて、30代前後の両親がベビーカーに乗っている赤ちゃんと3歳前後の子どもを連れている姿をよく見かけます。

朝、ウォーキングをしていると、仕事前にお子さんを保育園や小学校(オーストラリアは小学生は親の送り迎えが義務)に連れて行っているパパにも遭遇します。手をつないで仲良く並んで歩いていたり、可愛い自転車に二人乗りをしていたりと、夫婦が協力し合って子育てをしている印象です。

3歳と7歳の子ども2人を育てているオーストラリア人の友人に聞いてみましたが、「オーストラリアは、どちらが子どもを育てるという概念がない。子どもは2人で育てていくものよ」と笑顔で話している姿が印象的でした。

【幸せ その②】オーガニックなフェムケアが充実

オーストラリアは日本よりもフェムケアが充実しているように感じました。肌へのやさしさを最優先に考えたオーガニック素材の生理ナプキンやタンポン、月経カップも種類が豊富です。また、デリケートゾーン専用のソープや保湿ケアなどもドラッグストアで手軽に購入できます。しかもそれだけではなく、これらのアイテムを使っている多くの企業が、貧困や環境問題と向き合い、売上の一部を寄付する活動などを積極的に行っています。そんな女性を応援している企業をいくつかご紹介します。

利益の50%を教育や月経支援を必要とする貧困国で暮らす女性に向けた慈善団体に寄付しているTSUNO。製法にもこだわり、天然の竹繊維のシートから作られ、生分解性のスリープに個別包装され、最終的にリサイクル可能なダンボール箱に包装されています。アーティスティックなパッケージも評判で、人気アーティストとコラボレーションするなど話題作りも事欠きません。オーガニックストアなどで購入できます。

クレンジング、保湿ケア、デオドラントなどフェムケアが充実しているBarely.。環境に配慮し、持続可能な社会を目指した製品づくりに励んでいます。でも、このブランドが目指しているのはそれだけではありません。スキンケアを通して、“女性が自信を持って、オープンに生きられる社会”をつくること。外出先でも躊躇することなく、いつでもどこでもありのままの自分でいられるようなモノづくりを大切にしています。ドラッグストアで簡単に購入することができ、なかでもデリケートゾーンのソープに人気があるそう。

オーストラリアのドラッグストアやスーパーなどでよく見かけるTOM。手軽に購入できるオーガニック・パーソナルブランドでローカルにもファンが多いです。ナプキンやタンポンなどの生理用アイテムに加えて、ベビーケアアイテムも充実しているのが特長。思春期から子育て真っ最中のママまで幅広い女性に愛されています。女性ひとりひとりのよりよい暮らし、ウェルビーングを企業理念として掲げているので、自社のサイトでは“TOM TALK”として様ざまな切り口でフェムケアについてブログを発信しています。どれも興味深いテーマばかりなので、ぜひのぞいてみて。

【幸せ その③】公園の無料設備も充実!運動習慣がある女性が多い

オーストラリアは幅広い年代の女性が何らかの運動習慣があります。60代ぐらいの女性同士で仲良くウォーキングやジョギングをしていたり、30代の女性はお洒落なウェアを着てヨガにジムに通う姿をよく見かけます。近所の公園には無料で使える運動マシーンがあり、朝、筋トレしている女性の姿も。運動によってハッピーホルモンと言われるセロトニンのスイッチがオンになっているからなのか、すれ違うとニコッと笑顔で挨拶してくれる女性が多いんです!

結論:オーストラリアで暮らす女性は、日々の生活の中に幸せを見つけられる達人が多い

広大な国土と豊かな自然に恵まれ、環境先進国としてリードしているオーストラリア。幸福度ランキング上位の常連国だけあって、ひとりひとりが生活の豊かさを実感しています。休日は近所のビーチや公園に出かけてのんびりくつろぎ、家でのんびり過ごす…。先に話したオーストラリア人の友人の、“何でもない1日が私にとって特別なの”という言葉に、とても幸せを感じました。

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