開業1年以内！シンガポール随一のミニマル×エレガンスが融合したホテル

煌びやかなホテルが立ち並ぶシンガポールで、削ぎ落とされたような上質な寛ぎを求めるなら、2023年11月にオープンした「ザ・シンガポール・エディション（The Singapore EDITION）」へ。オーチャード・ロードのショッピング街の裏手にあり、シンガポール植物園にも近い、落ち着いたエリアに位置するホテルです。

中へ一歩入ると、ギリシャ神殿と禅のミニマリズムを融合させたような、控えめでありながらドラマティックなロビーに目を奪われます。エディションのシグネチャーであるブラックティーの香りがさりげなく漂い、自然と心がほぐれる心地よさ。

カーブを描くガラス屋根の上から吊り下げられた、300本以上の熱帯植物と162本のシダの球体からは、自然と都市との融合を感じます。

色が抑えられ、ミニマリズムな寛ぎをもたらす客室

さて、合計204室のゲストルームは、ラグジュアリークラスのホテルの中でも“削ぎ落とされた寛ぎ”という点で、他に類を見ない空間。旅行客としてというより、“住む”という感覚で過ごせるのが、“エディション”ブランドの大きな魅力です。ホワイトオークの板張りの床には温かみのある白いラグが敷かれ、ベッドには手縫いのダマスク織のスローが敷き詰められています。

カーテン、遮光シェード、調節可能なルーバーなど、新しいホテルだけに細部まで機能的なデザイン。

今回、私が宿泊した「ガーデン キング（38～47平米）」は、大きな窓からまさにガーデンを見渡せる、広々とした客室。向かいに見える建物は、エディションのレジデンス棟です。

大理石のバスルームにはバスタブとレインシャワーがあり、広さも十分。

洗面台はダブルシンクで、アメニティはもちろんエディションとニューヨーク発の香りブランド「ル ラボ（LE LABO）」のコラボレーションアイテム。

“エディション” のために調合された香りで、いつもワクワクしてしまいます。

「ザ・シンガポール・エディション」は、環境に配慮されたホテルでもあります。スタッフのユニフォームや客室の箱入り飲料水にもリサイクル素材が使用され、木と竹のスマートカードルームキーからも、エコ意識の高さがうかがえます。

アーティスティックな仕掛けに驚くプール

中庭の9階上に位置するルーフトップに上がると、豊かな緑に囲まれた理想的なプールとルーフトップバー「ザ・ルーフ（The Roof」）が広がります。

橋の上にあるプールは先端から先端まで43mあり、プールに入ると、下のガーデンの中庭を見渡せる透明な円形窓が！

サンベッドや日陰のダイニングエリアでは、ドリンクや東南アジアらしい軽食がオーダー可能。南国の風に吹かれながら、ゆったりとした時間を過ごしてみては？

静寂なスパは、心身を癒やす都会のオアシス

2階にある「ザ・スパ・アット・ザ・シンガポール・エディション（The Spa at The Singapore EDITION）」は、滞在中、トリートメントの予約がなくても、男女別のプール、アイスファウンテン、サウナ、スチームルーム、リラクゼーションラウンジが利用できる穴場スポット。私もこの時、少しの時間でしたがサウナとラウンジを利用できました。

同じ2階の24時間オープンのジムには、最先端の有酸素運動器具や筋力増強器具、フリーウェイト、ヨガマット、エクササイズボール、テクノジム社製の最新のエクササイズ器具が揃います。グループ・トレーニングや個別のトレーニング・セッションも利用できます。

1日を通してくつろげるロビー・バー

ピンクのバックライトが付いた大きなバー・ディスプレイが主役の「ロビー・バー(Lobby Bar)」は、1日を通して気軽に立ち寄れる空間。

大理石のバラ色のビリヤード台や、クリスチャン・リアイグレの雌鹿の革張りの椅子やランプがアクセントを添え、ラリックにインスパイアされたクリスタルのデキャンタと彫刻が飾られています。

チュベローズ、イランイラン、ベルガモット、シソの葉などの香りにインスパイアされたバランスの取れたカクテルや、ワインなどを提供。お茶は香港のティーブランド「ジン ティー（Jing Tea）」の中からセレクトできます。

おしゃれなデザインが散りばめられているホテル内は、散策するのも楽しいもの。

地下に行く階段も、さながらアートミュージアムのようなデザイン。アート、デザイン、ミュージックなどに感度の高いゲストも満足できるでしょう。

シンガポールのエッセンスを新鮮でコンテンポラリーな方法で表現している「ザ・シンガポール・エディション」なら、独創的な癒し滞在を満喫できるはず！