2024.08.15
【京都】プラントベース×発酵カフェでわんちゃんと楽しめる美活ピクニック
京都の喧騒から逃れて自然の中でピクニックを楽しみたい、わんちゃんと一緒に行けるカフェを探している…そんな人は、今年の4月にオープンしたカフェ「alt. coffee roasters 石清水店」を候補に入れてみてください。京都・二条にある「alt. coffee roasters」の2号店です。
同カフェでは6月より、ヘルシーメニューと本格的なコーヒーがセットになったピクニックプランを開始。自然たっぷりの環境でコーヒー時間を楽しむことができます。
立秋を過ぎ、少しずつですが朝夕は涼しくなりつつあります。これからのお出かけプランには、カフェ発案のピクニックはいかが?
alt. coffee roasters 2店舗目のある石清水とは
新店は、京阪本線石清水八幡宮駅より徒歩すぐのところに建つ、ブルースカイの建物。遠目にもすぐ見つけることができます。
木々が茂るこんもりとした男山と開放的な木津川に挟まれた住宅街に位置し、男山には国宝・石清水八幡宮が鎮座、木津川に沿って春の桜で有名な背割堤が続いています。
京都市内から電車で一本、約20分という場所にありながら人も少なく、豊かな自然と寺社仏閣を楽しめる穴場スポットなのです。
人や環境に優しく、発酵もその世界を叶える方法のひとつ
本店のalt. coffee roasters(以下、alt.)は完全ヴィーガンを貫く、京都の中でヴィーガンカフェのパイオニアであり、浅煎りコーヒーの専門店です。
その新店では、少しハードルを下げてベジタリアンメニューも提供。フードメニューの充実が特長で、どのメニューもすべて手作り、そして発酵がカギになっています。
まずコーヒーそのものも発酵ドリンクであること。
そして砂糖の代わりに甘酒、ヴィーガンマヨネーズには自家製味噌を使用。また自家製の酵素ジュースは、ドリンクとしてだけでなくサラダのドレッシングにも。もちろんジュース作りの原料であるフルーツはスイーツに使うなど、何を食べてもどこかに「発酵食」が入っているのが嬉しいですね。
「発酵させることで、フルーツや野菜の皮が丸ごと使えるんです」とオーナーの中村千尋さん。ごみを出さない、コーヒーかすは敷地内でコンポストするなど、人と環境に配慮した運営をされているのも大きな特長です。
右:ハーブも順調に育っている
また、店の前の小さな花壇ではエディブルフラワーやハーブなども育ています。いつかここで栽培した植物も酵素ジュースに活用されるのでは。
天然素材を活用したピクニックセット
ピクニックを申し込むと、絵本に登場するような可愛いかごとい草のござを渡されます。
選べる季節のバケットサンドとドリンクがセット。ホットコーヒーを頼むとレトロな陶器のポットで提供されます。さぁ、かごにドリンクとバケットサンドを詰めて、ござを抱えてピクニックへ出発!
ござは京都で333年もの歴史を持つ元禄畳より引き取った廃材。ここにも「ものを最後まで大切にする精神」が息づいています。しかもまだ、ほんのりい草の匂いがしてなんだか落ち着きます。
右:くうちゃんも走り回って大喜び
どこまでも続く自然の中、背割堤でリラックス
京都のピクニックといえば鴨川がメジャーですが、混雑を避けてより自然を楽しむなら背割堤でのピクニックがユニークでおすすめ。
気持ちの良さそうな場所にい草のござを引いて、食事をセットしましょう。セットと言ってもバケットはクラフト紙容器に入っており、コーヒーの場合は籐のポットからカップへ注ぐだけと簡単です。
実際ござに座ってみると、天然素材特有の感触が肌に優しく心地いい。さらに目の前には男山が、そして遠方にも山々が見渡せて、日頃の疲れやストレスも自然の中に溶けていくよう…。
大きな桜の木が並んでいるため、木陰で涼しくピクニックを楽しむこともできますよ。
発酵食品で美活に期待!
内側からの美しさを目指すなら、腸内環境の改善から。その腸内環境に効果があるとされるのが、古来より日本では当たり前のように食卓に並んできた発酵食品です。
alt. で提供されるフード、ドリンクのほとんどに発酵食品が使われています。今回のピクニックプランも例外ではありません。
コーヒーとサンドイッチと一見シンプルなセットですが、一品ずつに時間と手間暇がかけられています。できるだけ無農薬栽培である野菜を使っているのはもちろん、サンドイッチの具材も気になるものばかり!
平飼い卵使用の出し巻き卵は、自家製味噌を練り込んだヴィーガンマヨネーズがアクセントになっています。卵とマヨネーズのコラボは嫌いな人なんていないのでは。しかも原料一つひとつをalt.の指針で厳選しているため、ギルトフリーで頬張れるのも嬉しいです。
ファラフェルサンドも、発酵して作るピクルスや酵素ジュースベースのドレッシングで、発酵の恩恵をしっかり受け取ることができます。ひよこ豆を使ったファラフェルは、スパイスに塩コショウというシンプルな原料。だからこそ原料の旨みが引き立ちます。
雨の日も、わんちゃんと店内でランチ
新店の大きな特長は、店内でもわんちゃん同伴が可能であること。さらに、飼い主さんと一緒のフードメニューもあり、わんちゃんを家族の一員として大切に暮らしているすべての人に嬉しいカフェになりました。
ピクニックを予定していたのに雨。そんな時は、店内ランチに切り替えてみませんか。
ピクニックと同様のバケットとドリンクのセットもメニューに! ピクニックエリアには大きな桜の木が並び、木陰は快適ですが、暑さに弱い人は店内もおすすめです。
また新メニューも登場。こちらはコースメニューとなっており、alt. で初めての試みです。カフェで、カジュアルなコース仕立ての食事がいただけるので、いつもよりちょっぴり特別な家族や気心知れた友人たちとの会食にも。
右:季節のケーキ(コースのものは少し小さめ)
季節のパスタとポタージュ、気まぐれディップのバケット、季節の酵素ドレッシングサラダ、ドリンクとケーキまでセットになっています。「ヴィーガンでもしっかり美味しいを体験してもらいたくて、少しずつ色々と食べてもらえるコースにしました」と千尋さん。
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京都の穴場スポットでできる、発酵カフェ提案のピクニックを紹介しました。美味しく食べて美しく…。美味しいところどりの美活をぜひ!
ヘルシーな食を楽しんだら、コーヒーを飲みながら話に花を咲かすもよし。しばらくしてストレッチやヨガを楽しんでみても気持ちよさそうです。ぜひ思い思いに楽しんでください。
※プランに看板犬くうちゃんは含まれません
※ピクニックプランとセットメニューの詳細や値段など、最新情報はインスタグラムをチェック
旅するように暮らす自然派ライター/オーガニック料理ソムリエ。
4年に渡る世界一周後、オーストラリアに移住し約7年暮らす。コーヒー好きが高じてオーストラリアではバリスタ業の経験も。今は繊細でフルーティーな浅煎りコーヒーに夢中です。ライターとしては旅行誌の広告制作を経て、雑誌広告や編集ページを主に執筆。現在は自然に沿った生き方、ほどほど丁寧な暮らしを自ら実践しながら発信中。地球にも体にも優しい生き方のヒントをお届けしていきます。
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