【皮膚科医が警鐘】湯上り後の保湿では不十分!「うる肌洗い」のすすめ
SKIN

2024.05.28

【皮膚科医が警鐘】湯上り後の保湿では不十分!「うる肌洗い」のすすめ

ベビー用品などを取り扱うピジョン株式会社は、皮膚科医の日比野佐和子氏監修のもと、沐浴や入浴に関する意識調査と検証を実施。その結果、生後たった3ヶ月で迎える“生涯最大のお肌の乾燥期”や沐浴・入浴中からお肌のうるおいが失われている事実などが判明しました。

赤ちゃんほどではないにしても、私たちの肌も入浴中にうるおいが失われてしまうことはあまりいいことではありません。皮膚科医の日比野佐和子先生によるおすすめの入浴方法もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

生後3ヶ月で迎える“生涯最大のお肌の乾燥期”

2024年2月にピジョン株式会社が行った調査によれば、6割以上のプレママ・ママがお子さんの肌トラブルを心配しており、実際にお子さんが肌トラブルを経験したことのある方は約7割もいることが明らかになりました。

そもそも赤ちゃんの肌は生後3ヶ月頃から皮脂分泌量が低下しはじめ、思春期に至るまでの長い間、生涯最大の乾燥期を迎えるのだそう。

赤ちゃん=すべすべの肌を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実はとてもデリケートで未熟。肌の表皮の厚さは大人の約半分と言われており、気温の変化や乾燥、ダニやハウスダストなどの刺激に敏感です。

また、沐浴や入浴で「とても重視すること」として、約5割のプレママ・ママが「汚れを洗い流すこと」や「沐浴・入浴“後”の保湿」と回答。一方で、「沐浴・入浴“中”の保湿」と回答した人は3割程度にとどまり、赤ちゃんのからだを洗う段階からの保湿への意識は低いことが明らかになりました。

ところが実際には、入浴中に肌は水分を含み飽和状態になり、角層細胞が広がることで保湿成分「セラミド」などのうるおい成分が体外へ流出してしまっています。このことを知らないだけでなく、7割以上の人が入浴中にセラミドが「変わらない」または「増える」という認識であることもわかりました。

監修者 皮膚科医・日比野佐和子氏 コメント

沐浴・入浴中は肌がうるおっているように見えますが、肌の内側では、うるおいに不可欠なセラミドが流出し、乾燥が始まっています。皮膚表面にある角層は、沐浴・入浴中に水分を含んで飽和状態(水分を最大限含んだ状態)になり、角層細胞の間隔が広がることで、肌のうるおいを保つセラミドなどの天然保湿成分が流れ出ているのです。

セラミドが流出すると、繋ぎとめられていた水分が肌表面から蒸散して乾燥が進みます。そうならないために、セラミドを補いながら洗ってあげることが大切。セラミドは肌の構造の中でも一番外側の角質層で活躍する成分。セラミド入りのボディソープなどで外側から洗ってあげることで、角質層に届けることができ、乾燥を防ぐことに繋がります。

肌バリアを保つスキンケアの新常識“うる肌洗い”、3つのポイント

赤ちゃんの肌に限らず、私たちの肌にも入浴によるセラミドの流出は起こります。そこで、皮膚科医の日比野先生が推奨する“うる肌洗い”を取り入れることで、赤ちゃんから大人まで肌バリアを保つことができます。

沐浴・入浴によるセラミドの流出で、水分はどんどん蒸散してしまうので、沐浴・入浴の最中からセラミドを含んだボディソープでうるおいを補うことが重要です。

アルカリ性のソープは泡立ちがよく洗浄力も高い一方で、汚れ以外にセラミドなどのうるおい成分も洗い流してしまい、洗いすぎに繋がりやすくなります。「弱酸性」「低刺激」なものを選びましょう。

汚れを落としたいと思うあまり、強くこすったりしてしまうのはNG。泡で包み込むように優しく洗い上げましょう。“洗いすぎない”やさしい沐浴・入浴がおすすめです。

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