<長濱浪漫ビール>日本から世界へ。地元民に愛される長濱蒸留所 #巡る滋賀

<長濱浪漫ビール>日本から世界へ。地元民に愛される長濱蒸留所 #巡る滋賀

滋賀県の最大の魅力といえば、滋賀県の代名詞でもある日本最大の湖・琵琶湖。その他、国宝の「彦根城」やユネスコ世界文化遺産の「比叡山延暦寺」など一度は訪れたい観光スポットもまた有名です。

でも、それだけではありません。有名観光スポット以外に焦点を当て深掘りすると、まだまだ知られていない注目ポイントがたくさん! それを知らないなんてもったいない…!

この連載では、「現地の方がおすすめしたいスポットやお店、それをつくるヒトの魅力をていねいに取材し、お届けする滋賀の観光ガイド“巡る滋賀”」の情報を発信していきます。

滋賀県への旅のきっかけやガイドブックとなりますように…そんな思いを込めて滋賀県の新たな魅力をお伝えします。

3つの顔を持つ「長濱浪漫ビール」。愛されるビールと、世界を目指すウイスキーと、それを楽しむレストランと。

びわ湖畔の街・⻑浜に佇む「⻑濱浪漫ビール」。クラフトビールメーカー・ビアホールレストランとして創業したのち、2016 年からはウイスキーづくりもスタート。⽇本⼀⼩さなウイスキー蒸溜所「⻑濱蒸溜所」として知名度も上昇中です。
そんな、地元から世界までを広く見据える、⼩規模ながら⼤胆な「⻑濱浪漫ビール」の挑戦に迫ってきました!

長年愛されてきた「ビール」と「レストラン」

今から約30年ほど前、日本国内でクラフトビールブーム(その当時は“地ビール”と呼ばれていました)が起きました。1994年の酒税法改正を受けてのことで、全国的にビール醸造所が爆発的に増加。長濱浪漫ビールができたのもちょうどそのころでした。
「近畿の中でも創業は早かったと伺っております。伊吹山の名水が生んだこの環境で長浜を盛り上げたいという一心から、ビアホールレストランとしてスタートしたのが1996年です」そう教えてくれたのは、ウイスキーチーフブレンダーの屋久さん。
その後2000年代には全国のクラフトビール醸造所も減少傾向、ブームは終息へ向かったそうです。それでも浪漫ビールは、地元や関西圏を中心に着実にファンを増やしていきました。

「長持ちこそしませんが、ここではあえて熱処理をせず提供していますので、その違いは顕著に出ます。酵母は生きたまま。飲み口としてはボリューミー、味わいの骨格はしっかり目です。全国流通というより地元の方や近場の方を中心に楽しんでいただいている印象です」

ここで作られるクラフトビールのこだわりは、フードペアリングとして邪魔しないこと。とがったビールというよりも、いかに料理に合わせられるかを考えているそうで、なるほど、ビアホールレストランらしい視点です。

(写真提供:長濱浪漫ビール)

定番3種のなかで看板商品といえるのが『長浜エール』。非常にエールらしいボリュームとともに、フルーティーな香りやコクのある深い味わいが特徴。日本地ビール協会主催のビア・コンペティションで部門金賞を受賞している、長濱浪漫ビールの自信作です!

(写真提供:長濱浪漫ビール)

続いて『淡海ピルスナー』はキレで勝負するタイプ。のどごしは、乾杯の1杯目に飲みたくなるようなものだと屋久さんは評します。細かい泡に黄金色の輝き、地ビールが初めての方にも飲みやすくおすすめの1本。

(写真提供:長濱浪漫ビール)

そして『伊吹バイツェン』。原料には小麦麦芽を50%以上使用。その小麦からくるバナナ香、淡黄色で柔らかく、ソフトでやさしい飲み口が特徴です。クローブ(チョウジ)を思わせるような味わいだとも。

「ほかにも限定醸造は年間で4,5種くらいつくっています。季節に合わせつつ、さわやかさを増したピルスナー系や、ポーター・スタウトのような黒ビール系を開発したり。レストランにたくさんメニューがあるなかで、さまざまなビールで楽しんでもらえればと思っています」

今や多くの方々に愛される浪漫ビール。それも、作りたてのビールをフレッシュな状態で飲める、楽しめるレストランがあってこそです。滋賀県の地のもの、鮒ずしやしじみ、赤こんにゃく、もちろんながら近江牛も。これらの料理をビールと合わせて楽しむのが、このレストランのなによりの醍醐味。ビール同様にあまり味をとがらせすぎず、ついビールに手が伸びるようなメニューにすることを心がけているそうです。

(写真提供:長濱浪漫ビール)

ちなみに、この特徴的な建物は100年以上も前・江戸時代からの米蔵を改装したもの。美味しい状態のビールに合わせた美味しい料理は、ここでないと味わえません!
訪れた瞬間から感じられる、麦の香りと臨場感。昔の蔵の雰囲気に包まれて、いろいろなビールといろいろな料理のペアリングを楽しめるのが「長濱浪漫ビール」なのです。

なお、土日は予約を取らないと満席で入れないこともあるそうです。訪れる際はお電話などで空き状況を確認しておくのが良いかもしれませんね。

ディープな滋賀の魅力に出会える! 人気連載「巡る滋賀×キレイノート」の他記事は#巡る滋賀からご覧いただけます!

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