<eclairer>客足の途絶えない人気スイーツ店 #巡る滋賀
滋賀県の最大の魅力といえば、滋賀県の代名詞でもある日本最大の湖・琵琶湖。その他、国宝の「彦根城」やユネスコ世界文化遺産の「比叡山延暦寺」など一度は訪れたい観光スポットもまた有名です。
でも、それだけではありません。有名観光スポット以外に焦点を当て深掘りすると、まだまだ知られていない注目ポイントがたくさん! それを知らないなんてもったいない…!
この連載では、「現地の方がおすすめしたいスポットやお店、それをつくるヒトの魅力をていねいに取材し、お届けする滋賀の観光ガイド“巡る滋賀”」の情報を発信していきます。
滋賀県への旅のきっかけやガイドブックとなりますように…そんな思いを込めて滋賀県の新たな魅力をお伝えします。
ご褒美に、旅のお供に、人があつまるお祝いに。エクレアと焼き菓子の店「eclairer」で、幸せスイーツをテイクアウトしたい。
ながーーいエクレア、食べたことありますか?その長さ、約20cm。独り占めしてもいいし、みんなでシェアしてもいい、そんなエクレアを作っているのが、能登川に店を構える「eclairer(エクレレ)」です。オープンしてから約10年が経っても、客足の途絶えない人気スイーツ店の魅力に迫ります。
食べる人の気持ちをイメージして生まれた、細長いエクレア
能登川駅から徒歩4分ほど行くと、住宅地のなかに突如現れる建物。クリニックをリノベーションしたという建物に入ると、店内のショーケースに並ぶカラフルなエクレアたち。常時10種類以上のラインナップが並んでいます。常に新鮮な驚きを楽しんでほしいと、用意されている季節の限定商品に毎年同じ商品は基本的にありません。これまでに生み出したメニューは50種類を越えるといいます。他にも焼き菓子も充実していて、まさにスイーツ好きにはたまらない空間でしょう。
「プリンとショートケーキとシュークリーム、この3つが美味しいスイーツ店は間違いない。これは、僕自身が大のスイーツ好きで、自分が行きたい店を選ぶうえで大事にしているポイントだったりもします(笑)。店のオープンが決まり、他店との差別化を考えた時に、上記の3つ以外で勝負できるアイテムはないかと考えました。そのときに飛び出してきたアイデアが、エクレアでした」と店長の西村俊さんは話します。
ただのエクレアでは面白くない、と考えた西村さん。スイーツを食べるシーンを思い浮かべて生み出して作り出したエクレアには、たくさんの魅力が詰まっています。まず「eclairer」のエクレアの特徴のひとつに、形があります。「例えば女性がエクレアを食べるときに、クリームがはみ出ずにパクッとスマートに食べられるように、口のサイズに合わせて細くアレンジしています。またギフトやお持たせにしたときにも人とシェアできるように、長さも出しました」
そしてもう一つのこだわりは、そのライトな味わいです。「フランスの古典的なエクレアは、こってりした甘さがあるのでずっしりと重い食後感があります。そうではなく、いつでも気軽につまめるような軽快さを出したい。そこでカスタードクリームに生クリームを混ぜて、甘すぎない味わいに仕上げています」
さすが、自称スイーツ男子の西村さんだからこその視点。こうして、かわいらしく食べやすいエクレアが完成したのです。
細やかな作業こそ丁寧に。幸せな驚きを提供したい。気になる続きはこちら
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