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2024.02.03
バリで静けさと絶景を求めるなら、ダイバーの村・アメッドが断然おすすめ
バリ島といえば、ライスフィールドで知られるヨガの聖地「ウブド」、世界中のサーファーやノマドが集まるパーティータウン「チャングー」、日本人の観光客が多い便利なビーチタウン「クタ」などが人気の観光地。
しかし、最近の傾向として、人気の街はオーバーツーリズム気味であることも否めません。活気のある地域を離れ、もう少しゆったりと過ごしたい人もいるのではないでしょうか。
今回は、チャングーから約3時間、ウブドから約1時間半のところにある、海辺の村「アメッド」に滞在。その魅力をお伝えします。
美しい海とゆったりとした時間を楽しめるダイバーの村・アメッド
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サーファーがチャングーなら、ダイバーはアメッドを目指す、とも言われるほど、サンゴが生息する美しい海をたたえるアメッド。
周りにダイビングスポットが点在していることはもちろん、特筆すべきは、船に乗らずともビーチから簡単にスノーケリングができるところ。ツアーに入って名所で行うダイビング体験も素晴らしいですが、朝起きて一番にまだ静けさの漂う海に入ってサンゴや魚を眺める、そんな過ごし方も叶うのです。
また海面を照らす朝日やアグン山に沈む夕日など、時間とともに変化するダイナミックな景観は、ゆったりとした時間が流れるアメッドだからこそ楽しめるはず。予定を詰め込まず、時の流れに身をゆだねる時間を楽しみましょう!
アクセス至便なスポットで、朝から海活ができる!
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たくさんのショップから催行されているダイビングツアーも魅力的ですが、思い立ったときに気軽にできるのがスノーケリング。アメッドの中心地から簡単に行けるスポットを少し掘り下げます。
外せないのがメインストリートからすぐのところにあるピラミッドという人気ポイント。他にも、魚と天然のサンゴが生息し、ビーチでスノーケリングができるJemeluk(ジェメルク)湾があります。
ジェメルクでは、水面下すぐのところに水中寺院が沈んでおり、スノーケルでも十分にその神秘的な美しさを楽しむことができます。寺院の回りを魚の群れと一緒に泳ぐことも可能!
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中心地からバイクで20分ほどのところには日本の沈没船、お隣トランベンにも沈船があり、アメッドがダイビングの名所と言われる理由がわかります。
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まだあまり知られていませんが、エコホテル「Hotel Uyah Amed」併設のダイビングショップが育成した人工サンゴ礁も見どころです。
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ダイブショップでは環境保護を目的として、水深約6~30メートルの場所にコンクリートや木、土鍋、ガラス瓶、使用済みタイヤなど、さまざまな人工物を植えてきました。
これらの人工物がサンゴ礁の代わり、つまり人工サンゴ礁となり、その周りには小さな海洋生物がたくさん棲みつくように。その様子を簡単に目にすることができます。
のどかなメインストリートにはシャッターチャンスがたくさん
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アメッドのメインストリートは、目立つほど高い建物はなく、視界を遮るのは高い木々くらい。そんな素朴な通りはビーチに沿った道を端から端まで歩いても20~30分ほど。道はそこからさらにジェメルク湾を囲むように続きます。
海だけでなく、バリ島の最高峰アグン山(3,014m)もすぐ近くにあるアメッド。メインストリートを歩いていても、視界が開ける場所ではどっしりと立派な佇まいのアグン山が目に入ります。
街を歩きはじめると、一番目立つのがダイビングショップ、そして次に飲食店です。ほかの観光地でみるようなカフェはそこまで多くありません。ほとんどの飲食店では西洋系メニューと現地のインドネシア、バリ料理の両方を提供しているので、そのときの気分に合わせて選んで。
ただし、インドネシア料理も観光客向けの金額設定です。
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この町にゲストハウスやホテルを建てて、観光地化をはじめたのはフランス人はじめヨーロピアンだということから、小さな村にもかかわらず、暮らしている西洋人向けのショップも多め。ジムまであります。
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小さなお店が点々と並んでいますが、ときどき畑や、手がつけられていないジャングルのような土地が顔を出します。人気の観光地とは異なりますが、ありのままのバリの風景が残っているところに好感が持てます。
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メインストリートでは、ユニークな景観や、素晴らしい風景に遭遇したらすぐシャッターを切れるよう、カメラ(スマホ)を用意するのがおすすめ。
伝統的な制服姿の人懐っこい子どもたちや、道で魚を売る女性たち、道をニワトリの親子が渡る様子などが見られることも。アメッドらしいシーンに出逢ったら、写真に残してみてはいかがでしょう。
ほかのバリとはひと味違う、ここだけの一枚が撮れるかもしれませんよ。もちろん、人物を撮影する際は許可をもらうのを忘れずに。
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アメッドの日中は暑いため、散歩をするなら朝の涼しいうちか夕暮れどきをおすすめします。特に夕暮れどきは町並みや、ヤシの木々のあいだからのぞく美しい色の空に、思わずカメラを向けてしまいます。
ビーチで気軽に夕暮れの一杯を楽しむ!
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アメッドのビーチは白い砂浜ではなく、火山(アグン山)の影響で黒い石や砂が広がります。ビーチを素足で歩くと、まるで足裏マットを踏んでいるようで少し痛いかも。ゴツゴツとした地面が、座るのにもあまり向かないので、ビーチでまったりしている人は少なめです。
ただそれらの大きめの石が、波にもまれて動くたびに心地よい音が響くというメリットも。
おすすめの夕暮れのビーチウォークは、「I LOVE AMED」の看板の後ろから右手に下りて歩くコースです。
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潮が満ちてくると足元が濡れるため、ぜひビーチサンダルで。夕暮れ空の下、すれ違う人たちと笑顔を交わしながら歩く、気持ちのいいコースです。
ゆっくり夕陽を楽しみたいなら、ビーチ沿いにあるレストランやバーなどを利用しましょう。ラグジュアリーなリゾートレストランではなく、気軽に入れるお店が多いのも特徴。ビーチの上に席を出してくれるので、気軽に海辺の一杯を楽しめます。
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Reggea Bar
MJ8W+4JR, Unnamed Rd, Purwakerti, Kec. Abang, Kabupaten Karangasem
ビーチからもアグン山が見えます。水際を歩いていると、ビーチの先に望む富士山のように見えなくもありません。それくらい象徴的な景観となっていて、いつ見ても引き込まれます。
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ジェメルク湾とアグン山を高所から望める絶景ポイント
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アメッドらしい風景を楽しみたいなら、高所から景色を堪能できるスポットを訪れてみるのがおすすめ。
メインストリートを東に進むと坂道になっていて、景色が開けた場所に数軒カフェやレストランがあります。ここは、真っ青な海とアグン山、そのどちらもが一望できるこの上ないロケーションなのです。
お店はいくつかありますが、「Blue Earth Village」や「Joli Best View Cafe」が特におすすめ。景色はもちろん、空間や料理なども含めて評価が高いレストランです。
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![アメッドの村](https://kireinotes.com/wp/wp-content/uploads/2024/01/IMG_20240123_175950463_HDR-1024x768.jpg)
今回は雨季の真っただ中で、アグン山がクリアに見えないことも多かったのですが、それでもしばらく待つと雲間からその雄姿がのぞくこともありました。
Blue Earth Village
Jl. Raya Amed, Bunutan, Kec. Abang, Kabupaten Karangasem
Joli Best View Cafe
MM66+GP4, Jl Kt Natih Jemeluk Bay Amed, Purwakerti, Kec. Abang, Kabupaten Karangasem
アメッド内の移動はどうする?
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最後は、アメッドでの交通手段について。アメッドにはバリ島のほかの観光地にある、配車アプリ「Grab(グラブ)」は乗り入れていません。道端に座っているドライバーさんが、「バイク?」「タクシー?」と声をかけてくれるので、必要に応じて交渉して移動するのが基本です。
また、バリに長期滞在している旅行者用は、9割以上がバイクをレンタルして運転しています。
私に関して言えば、バイクは後ろに乗る専門。メインストリート一本の小さな村なので、移動はすべて足でまわれました。転倒の心配もないし、ゆっくりと町歩きができるし、悪くありません。
ただ滞在するホテルは、メインストリートのなかにおさえることをお忘れなく!
バリ島・ダイバーの聖地、アメッドでの過ごし方について紹介しました。
滞在中、私はフリーダイビングのレベル1コースを完了し、新しい海の楽しみ方に出会いました。もちろん、ツアーやコースに参加してもしなくてもビーチからスノーケリングで美しい海の世界を垣間見ることができますよ。
素朴で美しいバリ島に出会いたいなら、ぜひ選択肢に入れて欲しいスポットです。
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旅するように暮らす自然派ライター/オーガニック料理ソムリエ。
4年に渡る世界一周後、オーストラリアに移住し約7年暮らす。コーヒー好きが高じてオーストラリアではバリスタ業の経験も。今は繊細でフルーティーな浅煎りコーヒーに夢中です。ライターとしては旅行誌の広告制作を経て、雑誌広告や編集ページを主に執筆。現在は自然に沿った生き方、ほどほど丁寧な暮らしを自ら実践しながら発信中。地球にも体にも優しい生き方のヒントをお届けしていきます。
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