2024.02.08
【アメッド】バリ島の大自然を感じる、おしゃれ隠れ家カフェ2選
インドネシア・バリ島、アグン山のふもとにある、ダイバーたちが集まるビーチ沿いの村アメッド。
海辺の村なのでオーシャンビューのスポットを探しがちですが、今回紹介したいのは豊かな緑を満喫できる、穴場のカフェ2軒です。
海で遊んで太陽の光をたっぷり浴びたら、木々のフレッシュな緑に癒されるカフェで休息を…。水辺も森も、どちらも楽しめるのがアメッドの魅力なのです。
Oneway Espresso(ワンウェイ エスプレッソ)
メインストリートの外れにありながら、いつも旅行客で賑わっている人気カフェ。一日中営業しており、自社焙煎のコーヒーから軽食、スイーツ、しっかりとした食事まで幅広いメニュー展開が魅力。何かと重宝する一軒です。
いつもスタッフさんが温かく迎えてくれるので、その笑顔に会いたくて通わずにはいられません。
そして特筆すべきは、カフェからの眺め! どの席からも窓の外には、堂々そびえる山々と南国を象徴するヤシの木が生い茂っている様子が目に入り、ゆったりとした気持ちでリラックスできますよ。
また、日本の文化やアニメが大好きというオーナーのアイデアで、メニューには日本食の創作料理が並びます。料理だけでなく、器やポットにも和のエッセンスが感じられます。
バリ島のへき地で、日本食が恋しくなった時にもありがたい存在です。
さらにほかのカフェとの違いは、水たばこ「シーシャ」があること。
1,200~2,000円ほどで、フレーバーが選べます。テラス席で自然を眺めながらブクブクとシーシャをふかしている人もいて、アジアから中東に旅行した気分に。色々なニーズに応えてくれるのも、こちらのカフェの特長です。
「Vegetarian Plate」と自慢のコーヒーを
モーニングメニューのなかから、シンプルなベジタリアンプレートを注文。
ほうれん草入りオムレツ、マッシュルームソテー、ホームメイドブレッドがワンプレートに。メニューには「トマトサルサ」の文字がありましたが、残念ながら今回は切らしていたようです。
オムレツにはクリーミーなヴィーガンマヨがたっぷりかかっていて、満足度を上げてくれます。ソテーもそうですが、少し濃いめの味付け。自家製ブレッドに乗せていただくと、味のバランスがバッチリです。
一緒に頼んだのは、オーツミルクのカプチーノ。Oneway Espressoでは追加料金で植物性ミルクが選択でき、ソイ(豆乳)、オーツミルク、アーモンドミルク、ココナッツミルクから選べます。
地元産の豆を自家焙煎した一杯は、キレが際立ち爽やかでとても美味しかったです。ほかの植物性ミルクもいくつか試しましたが、オーツが一番相性もよくミルクもなめらかな仕上がりでした。
いつも「コーヒーどうだった?」「料理は?」と聞いてくれるスタッフさんたち。提供しているものを喜んでもらいたい、という気持ちを感じて、そのやり取りにも心が温かくなります。
Rimba Cafe Bali(リンバ カフェ バリ)
店頭のジェラートが目を惹く、ガーデンカフェ。通りからは店頭のショーケースに並ぶジェラートが見えますが、その奥にあるカフェスペースに気づかず通り過ぎる人もいるかもしれません。メイン通りにありながら、隠れ家感たっぷりの一軒です。
Rimbaとはインドネシアのバハサ語でジャングル、という意味だそう。なるほど、カフェの中庭に目をやって納得! トロピカルな植物が生い茂る様子が、ジャングルを表しているのがわかります。入り口のアーチ型ゲートから、ワクワクが止まりません。
ガーデンを挟んで奥にもカフェスペースがあります。ひとりで訪れる際は、奥のカウンター席だと気兼ねなく過ごせておすすめですよ。
絵本のようなメニュー
思わず手に取りたくなる、外国の絵本のようなメニュー。ホームメイドの料理、焙煎したてのフレッシュなコーヒー、自家製ペイストリーやアイスクリームがおすすめだと書かれています。
現地の料理よりは、地中海のエッセンスを取り入れた西洋系料理が多め。ワッフルやブリオッシュなど、すべてホームメイドなので、ベーカリーやペイストリーに力を入れているのがわかります。
ベジタリアン、ヴィーガン向けのオプションも充実。メニューのアイコンで簡単にわかるようになっているので便利です。
ガーデンビューとトロピカルな一品を
日中は30度近い真夏日のアメッド。スッキリとしたものが食べたくて、今回はトロピカルなメニューを。ターメリックを使用した「Mister Yellow」という名前のスムージーボウルを注文しました。
一緒に頼んだカプチーノは、牛乳の代わりにココナッツミルクをリクエスト。
注文を終えて、カウンターに座り、ジャングルのようなガーデンビューを眺めて待つのもいい時間。街の中心にいることを忘れてしまうような、静かなひとときです。
カプチーノには、メレンゲが乗ったクッキーが添えられていました。こういう小さなおまけは嬉しいものですね。
続いて運ばれてきた本日の主役「Mister Yellow」。ドラゴンフルーツのカットが星になっていて、思わず「可愛い!」と声が出てしまいます。
パッションフルーツ、マンゴー、ココナッツ、グレープフルーツ、バナナに、ターメリックをひとつまみ加えたスムージー。熟した絶妙な甘さのマンゴー、ココナッツのスライス、グラノーラが盛りつけられています。
一通りそれぞれの味を楽しんだら、後は混ぜながらいただきます。素材ひとつひとつが美味しく、味・サイズ感ともにとても上品なスムージーボウル。量はそれほど多くないのですが、最後にはお腹がいっぱい! 大満足のひとときになりました。
本当は秘密にしたい、バリ島・アメッドの穴場カフェ2軒を紹介しました。
アメッドで印象に残る素敵なカフェを探しているなら、または、海ではなく緑が恋しくなったなら、どちらかに足を運ばれることをおすすめします。暑いバリの地で、オアシスのような存在になること間違いありません!
旅するように暮らす自然派ライター/オーガニック料理ソムリエ。
4年に渡る世界一周後、オーストラリアに移住し約7年暮らす。コーヒー好きが高じてオーストラリアではバリスタ業の経験も。今は繊細でフルーティーな浅煎りコーヒーに夢中です。ライターとしては旅行誌の広告制作を経て、雑誌広告や編集ページを主に執筆。現在は自然に沿った生き方、ほどほど丁寧な暮らしを自ら実践しながら発信中。地球にも体にも優しい生き方のヒントをお届けしていきます。
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