2024.01.15
コアラやカンガルーに出会える!メルボルン・ウェリビー動物園へ行こう
オーストラリアと言えば、コアラ、カンガルー、ワラビー、エミューなどの動物が有名です。メルボルンは、カフェやカルチャーの街として有名ですが、じつは動物園があるのをご存知ですか?
街の中心地には『Melboune Zoo(メルボルン動物園)』がありますが、ぜひ足を少し伸ばして訪れて欲しいのが、『Werribee Open Range Zoo(ウェリビー・オープンレンジ動物園)』です。
ウェリビー動物園は、メルボルンの西側にあり、市内から交通公共機関を利用すると1時間30分ほどかかりますが、もし3~4人で出かけるならUberがおすすめ。40分程度で到着します。
メルボルンにいながら、アフリカを満喫できる動物園
動物園のコンセプトは、”アフリカのサファリ“。ライオン、カバ、チーター、ゴリラ、ミーアキャット、キリンなどに出会えます。
アフリカに負けず劣らずの雄大な土地が広がり、”ここは本物のサファリ?!“と錯覚してしまうほど。ダイナミックな自然を感じながら、動物を見学することができます。
えっ、無料?! 迫力満点のサファリツアーバスに乗ろう
この動物園に訪れたら、絶対にやるべきことのひとつが、“サファリツアー”です。入場料に含まれている無料のツアーで、窓がないバスに乗り込み、動物園内にある広大なサバンナを1時間弱かけてまわります。
乗車してまもなく出会えるのが、ヒトコブラクダ。1800年代半ばにパキスタンとインドから初めて輸入され、オーストラリアは現在、世界最大のラクダの個体数があるそうです。
人見知りしないのか、バスに近づいてくる動物がダチョウ。触れそうな距離に近づいてくるので、思わず背中をのけぞってしまうほど。
さらにすすむと、遠くの平原には美しい模様のプレーンズシマウマがいます。黒~ダークブラウンの幅広の縞模様で、よく観察すると微妙に模様が違うのがわかります。
そして最大の見どころが、アフリカ原産の超大型草原植物のキリン。体高が5mもあるので、遠くからでもよくわかります。
バスツアーでは、バスの近くにキリンが近づくように餌を与えてくれるので、ラッキーなら間近で見られるチャンスがあるかも知れません。
コアラ、カンガルー、ワラビー、エミューなどの動物に会える
オーストラリアに訪れたら、必ず見たい動物は、やはりコアラ。ここウェリビー動物園にもコアラがいますが、残念ながら抱っこして記念撮影することはできません。
ここで暮らすコアラは、数年前に発生した大雨災害で救出された野生のコアラです。引き取った当初はかなり衰弱していたそうですが、担当獣医が懸命に治療をした甲斐あって、現在はすっかり元気になったそう。残念ながら日中、コアラはほとんど眠っているので、めったに動いている姿は見られません。
じっと丸くなっていますが、それでももさもさした毛とつぶらな瞳をわりと間近に見られるので、かなり癒されるはず。
この他にも、カンガルー、エミューなどオーストラリアならではの動物がたくさんいます。
園内にはカフェやレストランが充実しています。おすすめは、入口近くにある「Tribal Beats Kiosk」。サンドイッチやフィッシュアンドチップス、チキンなどの軽食が充実していて、席数もたくさんあるので気軽に立ち寄れます。バスでのサファリツアーに出かける前に休憩を兼ねてのんびりランチを。
また、園内にはレジャーシートを広げてランチができるので、各自持参して食事をすることもできます。家族連れは、ごろんと寝転んでのんびりしている人たちもたくさんいます。
歩き疲れたらスイーツが恋しくなりますよね! そんな時はぜひ「BEN&JERRYES」でアイスクリームはいかが? 惜しまれつつ日本撤退しましたが、ここオーストラリアではあちこちで見かけます。
心なしか日本よりも大きいので、シングルサイズでも十分食べ応えがあります。
たくさんの動物たちに出会った後は、入口近くにあるお土産さんに立ち寄りましょう。ぬいぐるみやオリジナルTシャツ、タンブラーやコップなどなど、たくさんのグッズがあります。
ロゴ入りのピンバッヂやキャップがとくに可愛いので、自分へのお土産にひとつ買ってみては?
メルボルン観光は市内だけで済ませるのはもったいない! たっぷり1日を使って、アフリカに匹敵するほど広大なウェリビー動物園で、自然と動物に囲まれた非日常体験を満喫しましょう。
大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランスの美容ライター、エディターとして20年以上のキャリアをもつ。2023年4月より娘と一緒にオーストラリア・メルボルンへ移住。ナチュラル・オーガニックのビューティのキャッチアップ、ヘルシーなフード、最旬のカフェ事情をはじめ、サステナブルのセミナーや取材など新しい分野にも取り組む。■ウェブサイト: https://www.natsumemadoka.com/
■Instagram: @madoka_natsume
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