2024.01.11
バルセロナに来たら欠かせない!人気生ハム専門店3選
スペインといえば、生ハム! 薄くて割とさっぱりしている日本の生ハムと比べて、スペインの生ハムは、厚切りで肉の旨味がぎゅっと凝縮されています。
今回は、バルセロナの中心地にある生ハム専門店3店を実際に訪れてご紹介したいと思います。
農場に出向いて厳選した、こだわりの生ハムが味わえる【Reserva Iberica】
まず一店舗目はRambla Catalunya通りにある、Reserva Iberica(レセルバ・イベリカ)というお店。
店内に入ると早速目に飛び込んでくるのは、ずらりと並んだ生ハム。スペイン各地の契約農場へ出向き、豚を一匹ずつ目で見て確かめてから購入するというこだわりがあります。
店内にはイートインスペースがあり、生ハムに囲まれたスペースで好みの生ハムを味わうことができます。今回は、お店の方がおすすめする生ハム3種盛り合わせをお願いしました。
いただくのは、生ハム3種盛り合わせとカタルーニャ地方ならではのパン・コン・トマテ。生ハムにはさっぱりと辛口のカバ、もしくはしっかりとした赤ワインが合うとのことなので一緒にいただきます。
生ハムは、左からスペイン北部、中部、そして南部のものだそう。
スペインのイベリコ豚の生ハムは厚切りでとても濃厚。それぞれ豚の味がしっかりと感じられて、一方で違いがあり、食べ比べができるのが楽しいです🎵
生ハムとドリンク1杯を注文し、サクッと楽しんでいる人が多かったです。
地元の人に愛される生ハムとチーズの専門店【monberic】
続いてはバルセロナのメイン通り、グラシア通りから10分ほど歩いたところにあるmoniberic(モンベリック)。店内にイートインスペースはなく、地元の人が生ハムやチーズを持ち帰りで買いに来るお店です。この日も地元の方でとても賑わっていました。
こちらのお店はメイン通りから少し外れることもあって、リーズナブルなお値段。生ハムはもちろんこと、サラミやソーセージ、チーズが売られています。
試食をして、欲しい生ハムを好きなグラム数を伝えて切ってもらい、購入します。店主はとても気さくな方で、それぞれの生ハムの特徴をわかりやすく説明してくれますよ♪
すでにパックされている生ハムもあるので、注文の仕方がわからない場合でも大丈夫です。
バルセロナを含むカタルーニャ地方でよく食べられるfuetというサラミのようなドライソーセージも充実。チーズと一緒にお皿に盛り付け、食事の初めのアペリティーボとしてよく食べられます。
ナッツが入ったものや、パプリカパウダーのついたものなどチーズの種類も豊富。種類が多く、決めるのに時間がかかります!
チーズは、欲しい分だけ切ってもらうことも可能。グラム数ではなく、「このくらい」と手で大きさを説明するだけでもOKです。
無駄な部分が出ないよう、様々な味に加工されたパテも売っていました。
パンやクラッカーに塗って食べるのがおすすめとのことだったので、今回は、クリスマスディナーのアペリティーボとして頂きました。しつこさのない豚パテの香りが口いっぱいに広がり、とっても美味しかったです♪
生ハム専門店といえば!気軽に寄れて観光客にも大人気の【Enrique Tomás】
最後にご紹介するのは、グラシア通りから曲がったところすぐにあるEnrique Tomás(エンリケ・トマス)。40年以上も前にEnrique Tomásさんが創業し、現在ではスペイン内外に100以上の店舗がある、スペインの生ハム専門店として大人気のお店。
私が訪れたお店は、生ハムの量り売りはなく普通のバルのよう。メニューを見て好きな生ハムを注文します。
オリジナルのワインやパック売りの生ハムが販売されていて、もちろん持ち帰りもできます。有名店なのでお土産にもぴったりです🎵
豚の種類や部位ごとに10〜50€のパックが売られているので、色々試してみるのも楽しそう。
リーズナブルなものから値が張るものまでたくさんの種類がある中から、スタッフの方がおすすめしてくれたのがPaleta de bellotaです。直訳すると、「どんぐりを食べて育った豚の前足のハム」。
通常生ハムといえば後ろ脚が一般的ですが、こちらの前足(paleta)で作った生ハム。味に大きい違いはないものの、値段は半額ほどでおすすめなんだそうです!
スペインに住んでると生ハムを食べる機会は多いですが、「久しぶりにこんなに美味しい生ハムを食べた!」と思うくらい口の中でとろっと溶ける大満足の生ハムでした。ぜひ試して頂きたいです。
バルセロナの中心地で楽しめる生ハム専門店3店をご紹介しました!バルセロナを訪れた際はぜひ寄ってみてくださいね🎵
大学でスペイン語を学んだことから興味が湧き、バルセロナに移住。バルセロナの好きなところは、なんと言ってもからっとした天気とビーチ。休日は、バルセロネータビーチにあるバルで友達と冷たいカバや白ワインを楽しんでいます。特技は小さい頃からやっている書道とバスケ。ブランドやお店の背景にある思いが伝わる記事を書いていきたいです!
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