2024.01.04
リゾート気分を満喫。バリ・チャングーでノマドがおすすめの理由
Sari Kitchen & Community
Granary Cafe & Workspace
バリ島のチャングーには、世界中から集まったデジタルノマドが中長期で暮らしています。リゾート感たっぷりの非日常の雰囲気のなかで作業をし、仕事のあいまに海を訪れてサーフィンで息抜き……。そういったライフスタイルもここでは叶います。
今回は、バリ島らしい雰囲気が特長のコワーキングスペースとして使えるカフェを紹介します。
世界からノマドやサーファーが集まるチャングー
バリ島のチャングーはここ10年ほどで、驚異的な進化を遂げてきた界隈です。
ビーチ沿いにありサーファーの聖地ともされ、ナイトライフが盛んなパーティータウンとしても知られています。さらに最近では、オーストラリアやヨーロッパを中心とした各国からの移住者も増え、リモートワーカー、ノマドなどが中長期間暮らしています。
世界中から人が集まるようになったことで、彼らのニーズに応えるように西洋系のカフェやレストラン、洗練されたショップが立ち始め、年々リゾート色が強くなっています。
チャングーはもともと小さな村。田園が広がっていたというこの辺りは、細い路地が入り組むように走っています。ここへ観光客が増大し、新しい店が次々と建ち始めたことで街は常にバイクや車で渋滞。この現状は、オーバーツーリズムのひとつとして、たびたびニュースにも取り上げられています。
道に出た途端バイクが横切るのは日常茶飯事なので、出かける際には気をつけて。
解放感あふれるノマドカフェ「Sari Kitchen & Community」
Sari Kitchen & Community(サリ キッチン&コミュニティ、以下サリ)は、入会や、月契約をしなくても利用可能で、ドリンク一杯からノマド体験が叶うカフェ。ノマド仕様の席が広々と取られているのも特長です。
ビーチから近く、パソコン作業に疲れたり気分転換をはかりたいときに、ビーチまで出かけて波の音を聴き、潮風に当たることができます。
生い茂る木々で建物が少し見つけにくいですが、写真の黄色の看板を目指してください。周辺には大きな樹や花々が並び、歩いていても気持ちがいいですよ。
吹き抜けで解放感が抜群!
建物は吹き抜けを中心に回廊のようにスロープが続き、2階、3階へとアクセスが可能です。「作業をするなら、上に行くほど音楽の音量が小さくなり集中できるよ」とスタッフの方に教えてもらいました。
フロアの奥では、スタッフの方がチャナン(お花などのお供え物)を供え、お祈りしている様子が目に入りました。こういうとき、バリにいることを実感します。
スタッフさんに一声かけ、建物内を散策してみます。二階は一階が見渡せる開放感たっぷりの空間。三階まで行くと、少し奥まっていて秘密の隠れ家のようなスペースになり、集中力が高まりそうです。
ブランチのメニューが豊富!
朝から夕方6時まで注文できる「All Day Brunch」はメニューが豊富なので、食べたいものがきっと見つかるはず! 料理は西洋系の店の値段設定ですが、ドリンク一杯がついてきます。ノマドへの優しさを感じますね。
ブランチメニューには、パスタなどもあり迷いましたが、今回はバリ島でよくみかけるフルーツボウルのなかから「Backyard」をオーダーしました。
ドリンクにはオーツミルクカプチーノを注文。植物性ミルクは追加料金で、ソイ(豆乳)やココナッツ、アーモンドから選ぶことができます。
スタッフさんが教えてくれた人気のドリンクは、アイスクリーム入りの「Mango Creamy Smoothie」でしたが、メインにフルーツボウルを注文していたため、今回はコーヒーに。フレッシュなフルーツだけでも十分に甘いと思いますが、そこにアイスクリームをプラスするのが常夏のインドネシア流なのかもしれません。
バリ島で大人気。ヘルシーで上品なフルーツボウル
コーヒーには、バリらしいお菓子がついてきました。お米が原料のお菓子で、日本でいうポンポン菓子のよう。トップにはシュレッダーココナッツが。茶色はブラウンシュガーの色だそう。
ほんのり甘いお菓子で、コーヒーとともにいただきながらメインの一品を待ちます。
そして、お待ちかねのフルーツボウル「Backyard」が到着。
チャングーに多い西洋系のカフェやレストランは、ボリュームが多く食べ切れず持ち帰ることもあるのですが、サリのフルーツボウルは適度なポーションが嬉しかったです。
ちなみに隣の人が食べていたペストパスタは、ボリューム満点! とても美味しそうだったので次回のお楽しみにしたいと思います。
「Backyard」はパパイヤ、マンゴーのスムージーに、カシューナッツやヒマワリの種、ココナッツスライスがふんだんに盛りつけられたボウルです。パパイヤをハートにくり抜いたプレゼンテーションが嬉しくなりました。
自然な甘さのみでとても上品な味わいなのも、好ましかったです。
最後のお会計は、テーブル番号ではなく名前で行います。注文時に名前を聞かれ、スタッフさんも教えてくれたりするので、親近感がわかざるを得ないですよね。
洗練されたリゾート気分を味わえる!Granary Cafe & Workspace
大通りから少し入ったところにあるGranary Cafe & Workspace(グラナリー カフェ&ワークショップ、以下グラナリーカフェ)。秘密の隠れ家のようなヴィラに併設しており、入り口を入った瞬間リゾートらしさを満喫できます。海から近く、一番近くのBatu Belig Beachまでは徒歩4分ほど。
これぞバリ島のリゾート
ヴィラに滞在していなくても、その雰囲気が味わえるのが嬉しいスペース。知る人ぞ知る隠れ家感もあります。
ガーデンに面した開放的なカフェスペースと、エアコンの効いた二階のワークスペースからなっており、どちらでも作業可能。
一階でドリンクやフードを購入すると、Wifiのパスワードがもらえるので、そちらを使ってログインします。ちなみに一枚で5時間使用可能だそう! リゾートの雰囲気に囲まれて、長時間集中するのは難しそうですが、ありがたい長さですね。
朝食には無料のコーヒーが一杯!
一件目に紹介したサリと同じシステムですが、こちらもAll Day Breakfastを注文時にドリンク一杯が無料となります。
メニューは西洋系がメイン。メニューにはありませんが、お願いすると動物性食品を抜いてベジタリアン、ヴィーガン対応もしてくれるそうです。
今回は「Brreakie Britto」のベーコンをサーモンに変更し、セットのコーヒーにはカプチーノを注文しました。
ほうれん草と卵料理が、丁寧にトルティーヤで包まれています。具材はたっぷり入っているけれど、ブリトーの大きさも適度で食べ切りやすいサイズでした。サーモンの塩味がアクセントとなり、絶妙な味のバランス!
サラダのドレッシングは甘め、つけ添えのサルサソースはキリリとした味わいですが辛すぎず、好みでブリトーに乗せて美味しくいただけます。
食事を楽しんだ後はエネルギーがみなぎり、作業にも精が出そうです。世界のノマドたちに混ざってパソコンを開き、ノマド体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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今回はバリ島らしいリゾート感たっぷりの、ノマド仕様カフェを2つ紹介しました。どちらもノマドに限らず、食事を楽しむだけでも利用する価値のあるカフェです。気になる方はぜひ、次回のバリ旅行の行き先リストに加えてくださいね。
旅するように暮らす自然派ライター/オーガニック料理ソムリエ。
4年に渡る世界一周後、オーストラリアに移住し約7年暮らす。コーヒー好きが高じてオーストラリアではバリスタ業の経験も。今は繊細でフルーティーな浅煎りコーヒーに夢中です。ライターとしては旅行誌の広告制作を経て、雑誌広告や編集ページを主に執筆。現在は自然に沿った生き方、ほどほど丁寧な暮らしを自ら実践しながら発信中。地球にも体にも優しい生き方のヒントをお届けしていきます。
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