2025.02.05
美味しくてヘルシー!本場のギリシャ料理を堪能するグルメ旅
毎日食べたい!野菜たっぷりのギリシャ料理
グルメ度が高く、ヨーロッパにもファンが多いギリシャ料理。イタリアンと同じ地中海料理ですが、ヨーグルトやナスをペーストにしたトルコ料理のような要素も加わります。新鮮な野菜やシーフードをふんだんに使った料理は、ギリシャ旅の最高の楽しみ。
今回はアテネに住む食通の友人たちに聞いた、とっておきのギリシャグルメを紹介します。
いろいろな小皿料理を楽しめる「タベルナ」
「食堂」を意味するタベルナ。「PSARAS TAVERN」は、アテネ中心地にありながら、ひとつの村のように広いタベルナで、野菜・魚・肉を使ったバラエティー豊かな小皿料理が楽しめる居酒屋のようなレストランです。
テーブルが多いので予約なしでも入れますが、一番人気で真っ先に埋まるのがテラス席です。夜はライトアップされたパルテノン神殿やリカヴィトスの丘が見えて、とってもロマンチック。
色々オーダーして取り分ける大衆的なスタイルはヨーロッパでは珍しいので、同じ習慣がある私たち日本人には嬉しいですよね。ほうれん草をパイ生地で焼いたスパナコピタ、タコのマリネ、ナスのマリネも絶品です。
ズッキーニのフリットボールは、ザジキを添えると軽く爽やかな味わいに。ヨーグルトにキュウリやディルを加えたザジキは、カレーやトマト風味にも合う万能ディップです。
洗練されたシーフード料理なら
アテネに近い港町にある「VAROULKO SEASIDE RESTAURANT」は、ギリシャで初めてミシュランの星を獲得したシーフードレストランです。
ギリシャ風サラダ(17ユーロ/約2,700円)は、トマトとキュウリ、フェタチーズが入った素材の味が要のサラダ。山羊のミルクでできた酸味のあるフェタチーズとオレガノが、トマトの甘みをいっそう引き立てる傑作です。
タイ科のドラドは、口の中に旨味がふわっと広がる絶妙なグリル加減。4種のソースを混ぜて付けたり、カリッと焼いたパンと一緒に食べたり、バラエティー豊かな味と歯ごたえがたまりません。
ハタのソーセージパプリカソース添え、カニのラヴィオリは見た目も美しく、シーフードの美味しさを最大限に楽しめます。
食後に飲み足りなかったら、アテネ最古のバー「BRETTOS」へ。ギリシャの食後酒ウゾや、自家製リキュールをアテネっ子気分で気軽に味わうことができます。
ギリシャスイーツも網羅!
パイ生地にシロップをたっぷりと染み込ませたギリシャを代表するスイーツ、ヴァクラヴァ。甘さの限界をはるかに超えているので、数人でのシェアがおすすめです。
ヘルシーなスイーツなら、市内にいくつかあるギリシャヨーグルト専門店へ。リンゴ、シナモン、ハチミツベースのクラシックなフレーバーは、食べ応えたっぷり。ギリシャ名産の一つでもあるハチミツが、甘すぎずヨーグルトとよく合います。
レモンタルトやジェラートは、食べ歩きのお供にぜひ。ジェラートはイタリア並みに美味しいです!
リーズナブルで美味しい食べ物が目白押しのギリシャ。イタリアだとどうしてもパスタやピッツァを食べてしまいますが、ギリシャでは炭水化物にほとんど頼らずに過ごせたことに気づきました。
ミラノに戻ってからヨーグルトソースやサラダを作ってみましたが、食材さえ揃えれば驚くほど簡単でした。夏野菜が主体の、どちらかというと体の熱を冷ます料理が多いので、気温が上がる季節にはぜひ積極的に取り入れてみて。
映像ディレクターなどを経験し、ヨーロッパなどを旅した後に、NYに留学。そこで出会ったイタリア人の旦那さんとの結婚を機にミラノに。現在は育児の傍ら、通訳や日本食ケータリングのお仕事もしています。人との距離感やテンション、センスなどミラノの全てが大好き! 記事では街やそこに住む人々の魅力も伝えていきたいです。様々な形で日本とイタリアの橋渡しができればと思っています!
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