2023.10.28
メルボルン最大、クイーンビクトリアマーケットの必見アイテムは?
“メルボルンの台所”として地元の人たちはもちろん、観光客にも大人気のマーケット『クイーンビクトリアマーケット』(以下、QVM)をご存知ですか?
実は、メルボルンに3つあるマーケットの中でいちばん歴史が古く、敷地には何と200店舗以上がずらりと並んでいます。
食品、雑貨、コスメ、お洋服などあらゆるショップ集まるQVM。気になる店舗ばかりでつい足を止めてしまいますが、それをしていたらもう1日がかりになってしまうのは必至。ということで、数あるなかからローカルの人たちにとくに愛されている店舗、エシカルやヴィーガンなどオーストラリアならではのサステナブルな人気店舗を厳選してご紹介します。
THE HEMP STOREのキャンドル
日本でもオイルやスキンケアなどがすっかり浸透していますが、オーストラリアでは“ヘンプ専門店”があるほど人気。
THE HEMP STOREは、世界中から最高品質のヘンプを取り寄せ、スキンケア、衣料品、食品、さらには印刷や出版サービスなども行っています。
なかでもおすすめなのが、100%オーガニックのヘンプキャンドル(約32ドル~43ドル)。全12種類あって、それぞれテーマごとのアロマが楽しめます。フルーティからウッディ、オリエンタルまで揃うので、お気に入りの1品が見つかるはず!
Holy NUTSのヘーゼルナッツプラリネスプレッド
スプレッドとはパンやクラッカーに塗るもので、イギリスやオーストラリアではかなり一般的。
ぱっと見、ジャムのように見えるけれど、定義としてはまったくの別ものです。
Holy NUTSは小さな港町、バイロンベイで家族経営しているお店です。オーストラリア国内で調達されたプレミアムな食材をメインに、栄養価の高いナッツや穀物を使用するなどかなりこだわっています。
おすすめは、カリカリとした食感が楽しいヘーゼルナッツプラリネスプレッド(10ドル)。フタを開けた瞬間に香ばしい香りがして、焼いたパンにたっぷりつけて食べると、幸せな気持ちに。
常温で持ち帰れるので、ツウなメルボルン土産としても。とてもフレンドリーな店員さんで、テスティングもたくさんできますよ!
SOAP BOXのシャンプーバー
1981年からQVMでずっと愛されているお店のひとつで、植物油ベースの石けん、エッセンシャルオイル、ハーブの歯磨き粉、バスソルト、クリーニング製品などを扱っています。
食器洗剤や衣類洗剤、柔軟剤などはすべて量り売りになっていて、サステナブル。
メルボルンでは世代を超えて長く愛用している人が多く、シャンプーバーやバスソルトなどに人気があるそう。店に一歩足を踏み入れると、ナチュラルなアロマの香りがどこからともなく漂って、ずっとお買い物をしていたくなります。
RE WINEのサステナブルワイン
オーストラリアは世界有数のワイン産地なのをご存知ですか?
メルボルンがあるヴィクトリア州にもヤラをはじめとして有名なワイナリーがあります。ワイン専門店も多く、RE WINEもそのひとつ。
特長は、ワインを購入してボトルを持ち帰り、次に買うときは空の瓶を持ってくると店舗にある樽から直接補充してくれるというもの。そう、まさに“循環型”のワインショップなのです。
スパークリングからロゼ、白・赤など多数のワインを常時用意しているので、お気に入りの1本をぜひ見つけて。
THE CPICUREANのこだわりのチーズ
前菜にぴったりのハムやサラミ、チーズ、ディップなどを豊富に扱っています。
どれもホントにおいしそうで迷ってしまいますが、まずはチーズを試してみて。というのも、カマンベールやチェダー、リコッタなどメジャーなものから、ドルチェ、マンチェゴ、熟成などマニアックなものまでいろいろ。
少しずつスライスしてもらって、クラッカーとワインを用意してホテルで食べるのもおすすめの楽しみ方。お話好きの店員さんで、こだわりをたくさん話してくれますよ。
QVMは中心地からほど近く、トラムの停留所からもすぐそばにあるのでアクセスしやすいマーケットです。土日は早朝から混んでいるので、できれば平日の午前中に出かけて、ランチもマーケットで済ませるのが賢いルート。
買い物の際は大きめのエコバックをお忘れなく。また店舗によっては現金のみのところもあるので、用意しておいたほうがよいと思います。おいしいもの、お土産探しにぜひのぞいてくださいね!
大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランスの美容ライター、エディターとして20年以上のキャリアをもつ。2023年4月より娘と一緒にオーストラリア・メルボルンへ移住。ナチュラル・オーガニックのビューティのキャッチアップ、ヘルシーなフード、最旬のカフェ事情をはじめ、サステナブルのセミナーや取材など新しい分野にも取り組む。■ウェブサイト: https://www.natsumemadoka.com/
■Instagram: @madoka_natsume
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