<アジア最高峰のスキーリゾート>世界が注目する“APPI”の魅力
LIFESTYLE

2023.10.16

<アジア最高峰のスキーリゾート>世界が注目する“APPI”の魅力

NYタイムズ誌2023年に行くべき世界の旅先52選にランクイン

2023年1月、米国誌「The New York Times(ニューヨーク・タイムズ)」が「52 Places to Go in 2023 (2023年に行くべき世界の旅行先52か所)」を発表し、イギリスの首都ロンドンに次いで2番目に盛岡市が紹介されました。

なぜ今、日本の東京でもなく大阪でもなく、盛岡?

都心から2時間強で行けるアクセスの良さと、大正時代に建てられた和洋折衷の建築美、盛岡城址公園とその周辺に点在するお洒落なカフェやショップ…。それらが外国人記者にとっては新鮮であり、どこかノスタルジック。“歩いて回れる宝石的スポット”として紹介されているとか。

安比バレー構想プロジェクトとは?

そんな盛岡駅からさらに北上すると、都市部から離れ、手付かずの自然が残る岩手県八幡平市安比高原、通称“APPI”に辿り着きます。

十和田八幡平国立公園を背景に、白樺の原生林に覆われた、地形を巧みに生かした高原リゾートで、冬は白銀のスノーゲレンデ、夏は太陽に映える緑の山並みが美しく、かつて年間150万人が訪れた東北一のスキーリゾートでした。

ところが、2019年に3,188万人だった訪日外国人旅行者数は、コロナ禍の影響で2021年に25万人まで減少。安比高原においては、12万7,000人(2019年度)から282人(2020年度)まで減少するなど、観光業を中心とした産業の衰退により、八幡平市の関係人口減少にも拍車がかかっているという現状も。

そこで2022年、“APPI Grobal Snow Mountain Resort”としてリゾート全体を一から見直す「安比バレー構想」を掲げ、新たな進化を遂げようとしています。

世界各国の主要都市や観光リゾート地で次世代型のビジネスパーソンをターゲットにホテルとリゾートを展開しているIHGのラグジュアリーブランドを冠する「ANAクラウンプラザリゾート安比高原」に加え、新たに東北初のラグジュアリーリゾート「ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート」が開業して話題に。

敷地内には歴史あるスキー場と名門ゴルフ場を構え、ブナの森をトレッキングする森林浴プライベートツアー、山頂から八幡平が一望できる絶景空中ブランコ、写真家・蜷川実花氏とコラボしたゴンドラで巡る雲海の旅など、大人も子供も楽しめるコンテンツがたくさん。新たに英国発のインターナショナルスクールを誘致するなど、次世代型の街づくりを推進しています。

豊富な競技大会開催実績を持つ名門コース安比高原ゴルフクラブ

ホテルから程近い安比高原ゴルフクラブは、過去7度にわたってJLPGAトーナメントが開催された本格チャンピオンコースで、格調高い雰囲気の中でリゾートゴルフを楽しめることから、地元の人々にとどまらず、日本全国からゴルフ愛好家が集います。

白樺などの樹木が豊富な高原に広がっており、総面積130万㎡にもおよぶ広大な敷地に、八幡平、岩手山、十和田、竜ヶ森といった自然の地形を巧みにいかしてレイアウトされた全長13,532ヤードの個性的な36ホールは、距離・地形変化・渓流や池、そして美しい花々といった様々なエッセンスによる変化に富み、天候やコースセッティングにより千変万化する戦略の醍醐味を堪能できるコースです。

英国式全寮制ハロウインターナショナルスクールが日本初上陸

創立450年を誇る、イギリスの名門ボーディングスクール「Harrow School(ハロウスクール)」は、その長い歴史の中で、元英国首相のウィンストン・チャーチルや、インド初代首相ジャワーハルラール・ネルーらなど、多くの偉人たちを輩出してきたことで知られ、映画「ハリーポッター」の撮影地としても有名です。

その初の日本校が、2022年8月に「ハロウインターナショナルスクール」として安比高原に開校しました。

最大の特徴は、自然豊かな安比高原の地で、世界最高水準のアカデミックプログラムと世界トップクラスの教員による指導を背景に、世界有数大学への進学を目指すだけでなく、アート、スポーツ、社会貢献など幅広い活動を通じて人間としての成長をサポートするという全人教育。特に課外授業ではスキー、ゴルフ、テニス、マウンテンバイクなど、自然を生かした体験を提供しています。学費は年間約900万円。

岩手県と八幡平市、それぞれと連携協定を締結し、地元の学校との連携・協働やコミュニティ活動にも取り組み、地域の発展の一翼を担っていく存在に。

英国ハロウスクールの4つの価値観である勇気・名誉・謙虚・友情を教育の根幹に据え、安比高原が有する贅沢な自然環境や資源をフル活用し、世界トップクラスの教育を提供しています。これによって将来的にはグローバル市民1,000名の定住が見込まれています。

蜷川実花の世界観を体現する安比Art Project

「安比Art Project」では、スキー場と芸術文化の融合による新たな体験を叶えます。

その一環として、映画、デザイン、ファッションなど様々な分野でクリエイティブな活動を続ける、日本を代表する写真家・蜷川実花さんとのコラボレーションが実現しました。

鮮烈な色彩と躍動感を纏った独自の世界観で、表現者として常に時代をリードしてきた彼女の作品は、追憶や夢、幻想など、様々なフィクションと多層的なイメージを結んできました。

しかしながら、今回の展示作品は「現在と未来」という、これまでとは異なるアプローチの対比から撮影されました。花々が纏う光は、その先に広がる景色とゆらめく情感が響き合う中で写し取られたもの。

体験の核となるのは、映像インスタレーション「胡蝶のめぐる季節」。このプロジェクトに向けて撮影された花々や蝶々は、光に満ち溢れ、柔らかな色調の“光彩色”で彩られています。

ここ数年使⽤していなかったザイラーゴンドラ⼭頂駅舎を舞台に、空間の中に柔らかく広がる映像、水面の反射を生かした光の芸術、その中を巡る体験は、まるで光を抱きしめるようななんとも幻想的な感覚に。

アートゴンドラで巡る、雲海の旅

山頂と麓を結ぶゴンドラもまた、蜷川実花の作品がラッピングされ、光彩色を纏った花や蝶によって採光部が飾られ、キャビンの中でアート鑑賞ができます。日中はさまざまな角度から差し込む光をゆらめく木々の木陰によって、多様に移り変わる空間体験に。天候や時間帯で異なる景色を見せてくれるから、何度もゴンドラに乗りたくなります。

山頂ギャラリーには写真展やカフェがあり、運が良ければ眼下に雲海が広がる絶景に遭遇できることも。今までになかった山頂体験を味わえます。 

さらに10月中旬には標高1304mの前森山で紅葉を迎え、ゴンドラから紅葉を眼下に眺めながら空中散歩が楽しめます。標高の高いところから木々が色づき始めるため、時期や場所によって異なる表情の紅葉が見られます。山の斜面に沿って様々な色が折り重なり、紅葉の絨毯と呼ばれる色鮮やかなグラデーションの絶景に出会えるはず。

開催日:2023年7月1日(土)~11月5日(日) 
開催時間:7:00-15:30(下り最終乗車 16:00)

※天候状況等によりゴンドラ運行時間の変更や運休の可能性あり

恐竜パークから天空ブランコまで子供も楽しめるアクテビティ多数

スカイデッキからの眺めはまさに絶景。コンディションが整えば目の前に雲海が広がる
毎年スキー場の安全を祈願する安比山頂神社を参拝
眼下に雲海、正面に岩手山を眺めながらブランコに揺られて気分は空中浮遊!
ゲレンデに恐竜襲来!大移動した恐竜たちを探しに行こう

10月中旬から紅葉の見頃を迎えるブナの森でトレッキング

“日本の森林浴100選”にも選ばれた、安比高原に広がるブナの森。

地元の人達は「下の牧場」「中の牧場」「奥の牧場」と呼び、この芝生高原を取り囲むようにブナの二次林が広範囲に分布しています。二次林とは、その土地に本来あった森林が台風や噴火などの自然災害や伐採などによって失われ、その後に自然に再生した森林のこと。昭和初期に地元の人達の木炭や漆器等の資材にするため皆伐ブナの森を伐採。その後80年の時を経て、自然の力で見事に再生し、豊かな水と安らぎを与えてくれています。

ブナの駅を出発地とするトレッキングコースを行けば、下草はなく、25mおきに案内標識が立っているので、急な霧にも迷うことなく気軽に散策できます。

林内の散策路では二次林を間近に観察することができます。美しい木漏れ日が揺らめき、風に騒ぐ木々の音が耳をくすぐります。この光景はまさに“グリーンシャワー”

10月中旬からは紅葉の見頃を迎えます。ツアーでは、自然現象・地域文化・安比高原の歴史や、豊かなブナの森を丁寧に案内してくれます。

開催期間:2023年11月5日(日)まで毎日開催
開催時間:9:30~11:30、13:30~15:30
申込:前日17:00まで
定員:2名~8名
ツアーに含まれるもの:ガイド代、移動代、保険料含む

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