タイ×京都の融合。日本初進出ホテル「デュシタニ京都」詳細レビュー
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2023.10.08

タイ×京都の融合。日本初進出ホテル「デュシタニ京都」詳細レビュー

タイのホテル大手ホスピタリティグループであるデュシット・インターナショナル(Dusit International)が、2023年9月1日、京都市下京区にホテル「デュシタニ京都(Dusit Thani Kyoto)」をオープン!

数多くのリゾートホテルを展開しているデュシットの中で「デュシタニ」は最もラグジュアリーブランドのホテルとして位置づけられています。

出典:Dusit Thani Kyoto

京都の街並みに溶け込む、和モダンなホテル

タイのホテルとは言え、西洞院通に面する外観からはタイの雰囲気は感じられず、タイのエッセンスが入っていることに気づくことはなさそう。ホテルの看板がさりげなく車寄せに付いているのみで、周辺に残る京町家にマッチしたデザインが特徴です。

敷地は美観地区“眺望景観保全地域”に位置し、世界遺産にも登録されている西本願寺のすぐそば。もともと小学校があった跡地に建てられた、都市型リゾートホテルです。

エントランスを入ると、日本とタイの融合を感じさせるロビーがお目見え。

チェックイン時にはウェルカムドリンクとして「ひやしあめ」をいただきました(※季節によって変更)。

奥のロビーラウンジ「ザ・ギャラリー(The Gallery)」は、アフタヌーンティーやお酒を楽しめる場所となっています。

出典:Dusit Thani Kyoto

その一角には「ティーサロン(Tea Salon)」という、京都のお茶をいただける茶室まで! 抹茶のお手前や日本茶の味を気軽に楽しめるスペースです。

出典:Dusit Thani Kyoto

タイのデザイン事務所も参画したという内装は、タイのアユタヤと日本の京都という2つの古都の建築様式から着想されたデザイン。伝統や落ち着きを感じます。

開放感と趣を感じられる中庭の眺望

内部に入って一番の驚きは、ロビーラウンジから臨む大きな中庭ではないでしょうか? 地下1階から地上4階までの吹き抜け空間に和風の中庭が設えてあり、奥行きや開放感が感じられます。

ゲストは地下1階に降りると中庭に出られ、木々の間近に眺めることもできます。屋外なので季節、日にちや時間帯によって表情が変わるのもまた魅力。

外から建物を眺めている時は全く気付かない空間があるところは、奥行きが深い京町家に通ずる魅力と言えそうです。

機能性と空間美に浸れるシックな客室

建物は地下2階 〜4階までで、客室数は147室あり、今回宿泊したのは「プリミエ ルーム(40平米)1部屋・宿泊のみ 55,500円~+税金・サービス料)。

出典:Dusit Thani Kyoto

眺望はコートヤードビューまたはシティビューの2方向。

インテリアは木と石、ベージュを基調に黒をプラスした和モダンテイストで、ティーセットやケトル、ドライヤーなど、備品は黒で統一されスタイリッシュにまとめられています。

バスルームの使いやすさも抜群で、ダブルシンクや拡大鏡の設置など、女子旅にとってもありがたい設えが特徴。アメニティはタイの自然派スパブランド「ハーン(HARNN)」。テクスチャーや香りに癒やされます(期間限定)。

※今後、アメニティはデュシット独自ブランドの「Devarana Wellness」に変更予定

タイ×京都の魅力が融合した6ヶ所の食事エリア

館内には、ミシュラン・ガイドブックで複数年にわたり一つ星を獲得したバンコクのレストラン「ボー・ラン(Bo.lan)」の元シェフ夫妻がメニューを監修するタイ料理レストラン「アヤタナ(Ayatana)」、鉄板焼きレストランの「紅葉(こうよう)」、地下のバー「デン・キョート(Den Kyoto)」など、6ヶ所の食事施設があります。

「アヤタナ」には、アユタヤ王朝時代に中国から伝わった技法を用いたタイ伝統の陶磁器「ベンジャロン焼き」が展示。カラフルな色彩や緻密な模様には目を奪われます。

宿泊時には「紅葉」で鉄板焼きのコースをいただきましたが、旬の素材が用いられた料理に舌鼓を打ちながら、ゆったりとした時間を過ごすことができました。

タイのビール「シンハー」やオリジナルカクテルなどもオーダー可能。

朝食は「アヤタナ」で、メインを1品選べるハーフビュッフェスタイル。朝から本格的なタイ料理も楽しめるのは「デュシタニ京都」ならではですね。

ホテル直営のスパ&プールなども充実

癒やし気分を高めたい時は、古代タイの健康療法と日本のホリスティックなアプローチを組み合わせたスパトリートメントを提供する「デバラナウェルネス(Devarana Wellness)」や、フィットネスジム、インドアプールなどにもぜひ足を運んでみてください。

出典:Dusit Thani Kyoto

スパトリートメントメニューの中で私が受けたのは「Herbal Antidote Body Treatment (60分 24,000円 ※税金・サービス料込み)」の施術コース。アロマオイルに癒やされながら、全身のこわばりをほぐすことができました。

京都の建築文化と優雅なタイらしさが融合した「デュシタニ京都」。ここでしか味わえない、優雅なホスピタリティを堪能してみてはいかがでしょうか?

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