2023.08.13
最新スポットも!“在住者目線のシンガポール子連れ旅”1日モデルコース
東南アジアの国・シンガポールは、暖かく、治安が良い観光都市でもあります。
そんなシンガポールに、2023年5月、小さなお子さんも楽しめる新しい観光スポットがオープンしました。そこで今回の記事では、ファミリー旅におすすめできるシンガポールの1日モデルプランを、最新情報を加えながら在住者目線でお届けします!
早朝~8:00頃 チャンギ空港から宿泊ホテルへ移動
日本から約7時間半で行ける南国の都市国家・シンガポール。深夜フライトを選ぶと、1日中、効率的に観光できます。空港から市内中心部へ向かうには、特に子連れの場合はタクシーまたは、ライドシェアアプリの利用がおすすめです。
「グラブ(Grab)」は、スマホで操作するだけで車を自由に呼べるライドシェアアプリの中で、最も大きな会社です。登録には電話番号の認証が必要なので、事前に日本でアプリをダウンロードして、クレジットカードの登録までを済ませておきましょう。
ここ数年の間にチャンギ国際空港から、配車がとてもしやすくなりました。空港内で「Ride-hailing Pick-up」の表示を目印に進むと、ピックアップポイントへ到着。ドアの場所まで細かく指定できるので車がすぐ見つかり、シンガポールドルが手元になくても移動できるので便利!
ただライドシェアサービスを子連れで利用するときは、注意事項があります。グラブの場合、身長が1.35m以下の子供がいる場合は「Grab Family」を選択しなくてはなりません。
※GrabFamily(Ages 4-7)とGrabFamily(Ages 1-3)があるので、小さい子供の年齢に合わせて該当する方を選びましょう
ライドシェアサービスは曜日や時間帯などによって料金が変動しますが、車内での英語のやりとりや乗車後に価格が加算されることがないので、旅行者にこそおすすめしたい移動手段です。
9:00 2023年最新のパークで、カラフルな鳥たちを観察!
さて、ホテルに荷物を置いたら、さっそく観光スタート!
シンガポールのファミリー向けパークとしてナイトサファリやシンガポール動物園などが有名ですが、2023年5月、同じマンダイ地区(無料循環バスで2,3分)に、「バードパラダイス(Bird Paradise)」が新たにオープン!
サッカー場が約24場分(!)という広大な「バードパラダイス」には、絶滅危惧種も含まれる400種類、3500羽の鳥たちが暮らしています。
遊歩道を歩きながら、自然に近い形で生息するカラフルな鳥たちを間近で観察できるのが大きな魅力! 鳥が自由に飛び回るエリア(8つ)やペンギン施設などを含む10のゾーンで、貴重な鳥たちの姿を見ることができます。
大きな見どころは、鳥たちが本来持つ素晴らしい生態を見せてくれる「ウイングズ・オブ・ザ・ワールド」。2,000席ある円形劇場で、天気が良ければ1日2回、15分〜20分ほど、迫力あるショーを鑑賞できます。
園内シャトルも走っているので子連れでも移動はスムーズ。インコへの餌やりができたり、ペンギンやフラミンゴを間近に見られるエリアもあるので、大人も童心に帰って楽しむことができます。
園内を歩き回ったら、マンダイ・ワイルドライフ・ウェストにあるジェラート専門店の「バーズ・オブ・パラダイス ジェラート ブティック(Birds of Paradise Gelato Boutique)」で、ひとやすみ。フルーツ、花、サヤ、ハーブ、スパイスなどナチュラルな植物原料が使用されています。サクサクのコーンは自家製なので、ぜひコーンで味わってみてください。
12:30 シンガポール名物!チキンライスの人気店でランチ
シンガポールの名物料理は、香辛料が多く使われたものがほとんど。日本ではケチャップが付くシーンでチリソース渡されるほど辛いものが好きな国民性ですが、シンガポールチキンライスは家族みんなで楽しめるローカルフード。
地元の方にも人気のチキンライスのお店「ウィー ナム キー(威南記鶏飯餐室 / Wee Nam Kee)」は、クーラーの効いた清潔な店内でゆっくり食事ができます。
スチーム(蒸し)と、ロースト(焼き)の2種が選べます。2人以上で来店する場合は、それぞれ1つずつオーダーして食べ比べすると良いでしょう。野菜とスープの付いたセットメニューがおすすめです。
「ウィー・ナム・キー」本店のあるノビナ(Novena)駅周辺は、ファミリーが多く住む住宅街。駅前にはファミリー向けのショッピングモールや屋外遊具などもあるので、立ち寄ってみるのも良さそうです。
15:00 緑に囲まれたベーカリーカフェでひと休み
シンガポール内に16店舗ある人気のベーカリーカフェ「チョンバル ベーカリー(Tiong Bahru Bakery)」。
本店はチョンバルというエリアにありますが、シンガポールの中心部にある公園「フォートカニング公園(Fort canning Park)」内に2021年春にできた「Foothills」店が、最もおすすめ。
朝7:30〜夜19:00までオープンしているので、緑を眺めながらコーヒーやベーカリーを味わってみてはいかがでしょうか?
席の間隔が広いのでベビーカーも置きやすく、ベビーチェアの貸し出しもOK。ファミリー層が多いので、お子さんが騒いでも気になりません。無料Wi-Fiも提供されているので、シンガポールの地図を見ながら残りの滞在の予定を立てるのも良いでしょう。
18:00 ホーカーセンターで早めのディナー&お土産探し
ショーを楽しみたいシンガポールの夜は、早めの夕食がおすすめ。オフィス街の中心地にある「ラオパサ(Lau Pa Sat)フェスティバル マーケット(以下、ラオ パサ)」は、約60の屋台数と約2,500の座席数を誇るホーカーセンター。
ホーカーの中ではおそらく最も観光に便利な立地で、清潔感が漂っているのが特徴。現金払いのホーカーも多いなか「ラオ パサ」はクレジットカードが使えるストール(店舗)が多いので、旅行者におすすめです。
夜の名物といえば「サテー ストリート」。18時頃から南西側を走る「ブーンタット ストリート」が封鎖され、歩道にサテー屋台がずらり。
サテーの種類はビーフ、チキン、ラムが一般的。エビの串焼きを取り扱っている屋台もあり、お好みでピーナッツソースをつけていただきます。
ホーカー内にはローカルから世界各国料理まで様々なストールがひしめいていますが、2022年の初めにオープンした韓国のハンバーガーストール「ロックス エージービー(Rokus a.g.b.)」は、ジューシーなチーズバーガーやザクッとカットされたポテトなど、お子さんも満足できるメニュー揃いで人気。トッポキバーガーやキムチバーガーなどの韓国らしいメニューもあります。
「ラオ パサ」内にある「フードフォークス(Food Folks)」は、涼しい屋内型のショップ。カフェメニューやスイーツ、スナックなどが購入できます。お菓子や雑貨などシンガポール土産が揃うので、ぜひ立ち寄ってみて。
19:00 マーライオン公園など、マリーナエリアを散策
シンガポールの観光スポットとして欠かせないのが、マリーナエリア。常に観光客で賑わっている「マーライオン パーク(Merlion Park)」ですが、晴れた日の夕暮れ時は象徴的な景色に浸ることができます。
近くに子供のマーライオンや、ブルーのマーライオンも鎮座しているので、色々な角度から撮影を楽しんでみてくださいね。
近くに景色を眺めながら過ごせるスターバックスコーヒーやモスバーガーのショップがあるなど、子連れで利用しやすい場所も豊富です。
20:00 「ガーデンズ バイ ザ ベイ」のスーパー ツリー ショー(無料)へ
さて、夜の締めくくりは、未来をテーマにした大型の植物園「ガーデンズ バイ ザ ベイ(Gardens by the Bay)」のナイトショー「ガーデン ラプソディ」へ。
2012年に開業した「ガーデンズ バイ ザ ベイ」は、101ヘクタールの埋立地(東京ドーム21個以上!)の広大さで、「マリーナ ベイ サンズ」と並び、シンガポールを象徴する観光スポットです。
なかでも、巨大な人工ツリー「スーパー ツリー グローブ」は、最大の見どころ! 熱帯雨林のなかにニョキニョキ伸びたその姿は、南国らしさも満点。
ショーは毎晩19:45〜、20:45〜の2回開催され、それぞれ時間は15分ほど。周囲のライトアップは美しく、無料とは思えないほど本格的です。メロディに合わせて点滅するスーパー ツリーは、まるでSF映画のよう。場所取りなどをしなくても楽しめるので、子連れ旅にピッタリ。光と音楽のショーに酔いしれてみませんか?
高所恐怖症ではなければ、スーパー ツリー グローブを空中散歩できる「OCBC スカイウェイ」に上がることもできます。大人12シンガポールドル、子供8シンガポールドル(※シンガポール在住者以外の価格)かかりますが、ウォーターフロントの息を呑むような美しい景色を間近に臨めます。
ほかにも、世界各地の植物が展示されているガラスのドーム「フラワー ドーム」など、園内にはさまざまな見どころがありますよ。
南国・シンガポールは見どころがいっぱい! 最新スポットもチェックしながら、お子さんと思いっきり満喫してくださいね!
ビューティ・スパ&トラベルライター/Yuki Link Pte.Ltd.代表(シンガポール法人)大学卒業後、女性誌・書籍・ウェブなどで取材・執筆を行うほか、TV・ラジオ出演、美容イベントMC、美容セミナー・ライター講座の講師など、美&旅を軸に15年以上活動中。アメリカN.Yなどへの留学経験があり、コロナ禍前の数年間は毎月、飛行機・ホテル・観光などのトラベル取材で国内外を巡ってきたジェットセッター。“旅=美を磨くためのエッセンス”と捉え、旅先で美容スポットを体当たりで巡る取材も多く行う。■Coffret web:https://coffretweb.net/
■Instagram:@yukiishihara1112
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