2023.08.04
<沖縄読谷>40種類の泡盛に出会える、大人だけのホテルステイ
グランディスタイル 沖縄読谷 ホテル&リゾート
4年ぶりに行動制限のない、“ノーマスク”の夏を迎えた2023年。さて、次の休みはどこへ旅に出よう?
都心が梅雨入りする頃、沖縄でひと足お先に夏の到来を感じて来ました。那覇空港から車、あるいはリムジンバスで1時間ほどかけて沖縄本島の中部・読谷村へ。
読谷バスターミナルからほど近い、今年開業4周年を迎える「GLAMDAY STYLE (グランディスタイル)沖縄読谷 ホテル&リゾート」に宿泊しました。「沖縄を 美しく しなやかに遊ぶ」をコンセプトに、いつもの沖縄旅とはひと味違う、Glamorous(=魅力的)+Day(=1日)を過ごす。贅沢なくつろぎを愉しむスモールラグジュアリーリゾートです。
“読谷ブルー”の原風景が残る読谷村
沖縄本土の中部西海岸に位置する自然と文化と歴史が混じり合う美しい読谷村は、琉球王国時代に進貢貿易の拠点として繁栄し、今もなおのどかな原風景が残るエリア。
マリンアクティビティやリゾートゴルフに限らず、世界遺産「座喜味城跡」や景勝地「残波岬」、多くの窯元が集う「やちむんの里」をはじめ、歴史ある文化や伝統に触れながら、ゆるやかな時間を過ごせます。
落ち着いた大人のためのスモールラグジュアリー
ホテルに到着。太陽の光がやさしく差し込む、開放感ある吹き抜けの空間。青い空とのコントラストが美しい白亜の外観とは対照的に、一歩エントランスに入ると、ひっそりと静まり返った雰囲気のロビーが広がります。
ゆったり落ち着いた沖縄時間が流れていて、カップルはもちろん、大人女子旅や一人旅にも絶好のアコモデーション。
アジアの風を感じるウェルカムドリンクで喉を潤してホット一息。長旅の疲れから解放される瞬間です。
心地良さを追求した全室50㎡以上のスイート
まずはお部屋でバルコニーのデイベッドで沖縄の穏やかな風を感じながら、くつろぎのひと時を。
全54室ある客室はスーペリア/デラックス/プレミアムコーナージュニアスイート/プレミアムセントラルスイートの4タイプで、全て50㎡以上のスイート。ベッドはホテルオリジナルで開発。
今回はデラックススイートに滞在しました。グレーイッシュなトーンの中に、ウッドベースのインテリアと緑が揺れる、温かみある空間。窓からは水平線と読谷の街並み、海と空のグラデーションが広がります。
高温多湿の沖縄の地ならではの不快さを取り除いてくれるかのように、玄関先のウッディなアロマディヒューザーが心地良く香ります。暮らしを連想させる空間の中に非日常の要素が加わって、幸せな居心地の良さを演出しています。
滞在をアップデートする美容サポートアイテムをレンタル
滞在中は客室内にあるタブレットを通じて、ボードゲームをはじめ、“美容”に特化したサポートアイテムを無料で貸し出しできます。
フットマッサージ、アイリラックス、マッサージガン、Refaカラット、ナノケアのスチーマー、NIPLUXのヘッドスパ…など、まるでオンラインショッピングのような充実のラインナップで、旅の疲れを癒してくれます。以前から気になっていた美容アイテムをこの機会に試して、購入のきっかけになることも。
季節を問わず楽しめる、絶景インフィニティプール
ホテルのアイコンとも言える、しなやかな曲線美を描くインフィニティプール。JAZZが心地良く流れる「Café Lounge CHILLAX」から海に続く、開放的な空間。鮮やかに広がる東シナ海の水平線を望む絶景が広がります。
海から吹き抜ける爽やかな潮風に包まれながら、プールサイドでぼんやりと水平線を眺めたり、読書をしたり、お昼寝したり。暑くなったらプールに浸かってクールダウン。
夕暮れ時にはオレンジに染まりゆく空をじっと見つめていたり。自由気ままな滞在を約束してくれます。
宿泊者限定のフリーフローがリニューアル
3階の「Café Lounge CHILLAX」では、今年3月より「GLAMDAY NEW Free-Flow」がスタート。
ビール、ワイン以外に、BOLSやラム、テキーラなどのリキュール、ジュースやソーダ、ミントやカットフルーツなど一式揃っているので、この機会にカクテル作りに挑戦してみては。レシピをもとに誰でも気軽に簡単に、自分好みのカクテルが作れるはず。お酒が苦手な人はモクテルにアレンジ可能。
フルーツパンチやモヒートなどが用意され、フルーツを使ったカクテルを作れます。15-21時までの営業ではあるものの、プールや客室に持ち込みOK。また、チーズやパストラミ、カヌレなどちょっとしたおつまみも充実しているのも嬉しいポイント。
40種類以上の泡盛を通じて沖縄を旅する
「Café Lounge CHILLAX」でのラウンジサービスに加え、同フロアに「BAR ZANPA」も新設されました。
『龍ゴールド』や『古都首里』などの代表的な銘柄、読谷村の新泡盛『ZANPA TAKASHIHO』など40種類以上もの沖縄泡盛銘柄をラインナップ。
ホテルの目の前に位置する比嘉酒造の『残波』をはじめ、沖縄本島の北部から南部、さらには離島の酒造所の名酒を取り寄せていて、泡盛を通じて沖縄を巡ることができます。あれこれ飲み比べしながらお気に入りがきっと見つかるはず。20時以降はターンダウンしてムーディーな雰囲気に。
琉球ダイニングのディナーコースがリニューアル
ホテルのメインダイニングでもある「琉球DINING TASTE」は、照明と音にこだわったアジアンリゾートを彷彿させる空間。
5月より5,500円のディナーコースがスタート。この地で育んだ食材と沖縄料理の伝統的な調理法をそのままに、シェフが培った他国籍料理のエッセンスを加えたモダンな琉球料理が楽しめます。
8種の前菜 沖縄彩り箱(日替わり)
・しっとり鶏むねのよだれ鶏
・県産和牛のたたき 生姜たれ
・桜海老とジーマミー豆腐揚げ出し
・いまいゆのお造り 梅醤油
・ソーキ炙り わさび添え
・島らっきょうのオリオンビール天婦羅
・いまいゆのレモングラス香る煮付け
・沖縄もずくの春巻き
1日目はあぐー豚のしゃぶしゃぶ、2日目はあぐー豚のすき煮、3日目は火鍋というようにメイン料理を選べるので連泊でも飽きることなく楽しめます。
希望があればヴィーガン対応も可能(要予約)。ダイニングに関しては宿泊客以外ビジター利用もOK。コース以外にアラカルトメニューも充実しているため追加オーダーも可能。
コース内容
・6種のピンチョスアソート
・出汁香るゴーヤーちゃんぷるー
・8種の前菜 沖縄彩り箱
・ゴーヤーちゃんぷるー
・メイン(3種類のお鍋料理よりお選びいただけます)
(県産和牛と県産野菜 泡盛と黒糖のすき煮 おうどん/鰹と豚出汁香るあぐー豚のしゃぶしゃぶ 沖縄そば/ 旨辛 琉球汁なし火鍋 細打ち麺)
・沖縄黒糖とさんぴん茶のブラマンジェ ぶくぶく茶仕立て
・コーヒー又は紅茶
ドリンク片手に幻想的なナイトプールを満喫
日中のブルーに煌めくしなやかな曲線プールは、夕暮れと共に次第にライトアップされて幻想的な雰囲気に。一年中温度管理しているため、朝も夜も、夏も冬も、いつでも気軽に楽しめます。
タイミングが良ければ遠くの夜空に花火が打ち上がる日も。フリーフローは21時終了ですが、店内は23時まで営業しているので、ゆったりとした時間を楽しめます。
時間と場所を自由に選べるブランチ
「Brunch Anywhere」をコンセプトに、メインダイニング以外に、客室でもプールサイドでも朝食を食べられるのが魅力。
遅く起きた朝や、朝食はスキップしたいけれどブランチなら、というゲストのあらゆるニーズに応えて、AM7:00からPM2:00までならいつでも利用できる新感覚の朝食スタイル。
11:00までに「琉球DINING TASTE」でいただく場合は、セミビュッフェスタイルで、彩り野菜を使ったサラダと具沢山なスープ、ドリンクを好きなだけ。
メイン料理は県産鶏ささみと黒米の琉球薬膳、自家製麺の出汁香る沖縄そば、沖縄の恵み膳、サーモンシュリンプ&生ハムチキンコンフィのタルティーヌの4種から選べます。
彩りと食材にこだわったヘルシーな沖縄の朝ごはんに、身も心もハッピーな気持ちに。最高な一日のはじまり。
終わりに
忙しない毎日を送る大人たちが日常から解き放たれてくつろげる、大人たちのためのステイケーション。静と動を兼ね備えたバカンスを実現したホテルで、「こんなのあったらいいのになぁ」というゲストのニーズに合わせていつでも寄り添ってくれるから旅慣れた人でさえもきっと満足いくはず。
ゆるやかに流れる“うちなー時間”に身を委ね、この地に残る原風景に包まれながら、其処彼処に広がるアロマの香りやラグジュアリーを演出する照明、洗練された空間デザイン、上質なサービスを全身で感じ、その一つ一つに心を動かされました。
この旅の終わりにホテルのスーベニアショップで買ったやちむんの小皿を手にするたびに、あの日の匂いや光景が今も思い出されて、またすぐにでも再訪したいという想いに駆られるのです。
17歳から読者モデルとして「Vivi」「JJ」「non-no」など多数女性誌に出演。6年にわたってMBSラジオパーソナリティを務める。大学卒業後、化粧品会社勤務を経て、フリーランスに転身し、ヨガインストラクターを務める傍ら、トラベルライターとして世界中を飛び回る。過去渡航した国は47カ国。特にタイに精通し、渡航回数は30回以上。ハワイ留学、LA在住経験有り。現在は拠点を湘南に移し、全国各地を巡りながら、東京と行き来してデュアルライフを送る。JSAワインエキスパート呼称資格取得。
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