2023.07.15
<厳選>ローズの香りに包まれるご褒美時間。ニューアイテムおすすめ3選
LOGONA(ロゴナ) farfalla(ファファラ) ROSE LABO(ローズラボ)
1年の半分が終わり、下半期がスタートしましたね。半年頑張ったあなたをいたわるために、ローズを使ったスキンケアを取り入れてみませんか。
今回は、今シーズンよりラインナップに仲間入りした3点をピックアップ! いずれも環境や生き物に配慮したエシカルなものばかり。実際に使ったレビューも併せてご紹介します。
ローズ(バラ)の効能
優雅でフェミニンなフローラルの香りが力強い、ローズ精油を使ったスキンケアやコスメ。香りをかぐだけでも、ふわっと心がほどけて優しくハッピーな気分になります。
さらにローズは、昔から美意識の高い女性たちに重宝されてきました。それは、香りだけでなく、花びらや花そのものに植物としての効能がぎゅっと詰まっているから。ローズの精油はとても貴重で、1kgの精油を作るのに必要な花びらはなんと3tともいわれています。いかに貴重なものかがわかりますね。
期待できる効能としては、肌の美しさを引き出す美容成分以外にも、ホルモンのバランスを整えたり、幸福感をもたらすといった心への作用まで。ちょっと疲れた時や、自分をいたわりたい時のセルフケアにピッタリなのです。
LOGONAについて
1978年にドイツで生まれた、オーガニックブランド・LOGONA(ロゴナ)。
ドイツの「ハーブの野原」から届く植物のエッセンスを凝縮した、オリジナルのボディケア、ヘアケア、オーラルケアなどを展開しています。
創業時より変わらず「植物の穏やかでパワフルな力」を信じ、できる限りオーガニックの原料と、農薬の影響を受けていない野草植物を原料に、それら本来の力を引き出すために開発・改善を続けています。
「オーガニック認証」などまだない時代に誕生し、今ではLOGONAといえばナチュラルコスメのパイオニアとして知られるほどに。
LOGONA製品の基準・こだわり
LOGONAのもの作りはとてもサステナブル! それは、やはり植物、自然への敬愛から。製品の成分だけでなくパッケージにいたるまで、自然との調和を大切にしています。
・石油由来成分、石油由来の防腐剤、合成香料不使用
(LOGONAブロシュアより)
・ナチュラル・オーガニックコスメ認証「NATURE」取得
・ヴィーガン対応コスメあり
・高品質なオーガニック原料を自社でエキスに抽出
シャンプー容器のボトルはリサイクルプラスチックを100%使用、化粧箱についてはリサイクルペーパーを100%使用、またリサイクル時と輸送重量により発生するCO2削減するためにガラス瓶を減らし、過剰で不要な包装も減らしています。さらに環境に配慮した印刷インクを使用するなど、細部までエコフレンドリーであることがわかりますね。
ロゴナ モイスチャライジング フェイシャルトナー<ローズ&ハマメリス>
オーガニックダマスクローズウォーターとハマメリスエキスを配合した、スプレータイプのミスト化粧水。
透明感とハリ感にあふれた、ヘルシーでみずみずしい肌に導いてくれます。しかも自社で抽出したエキスをふんだんに配合した高品質処方なので、乾燥で弱った肌もふっくらした柔肌に整えてくれるのです。シュッとスプレーした部分へ、集中的に潤いを届けます。
■使い心地をレビュー
洗顔後、手のひらまたはコットンにたっぷりと化粧水を取り、肌に優しく塗布。また目と口を閉じて15cmほど離して、直接スプレーして使ってもいいです。
手の甲にかけてみると、どこか薬草感を感じる香りがパッと広がります。植物のエキスをそのまま肌に吹きかけているような贅沢さで、いかにも「効きそう」!
またフェイシャルトナーとしてはもちろん、ヘアウォーターやボディローションとしても使えるので、1本で文字通り頭からつま先までのケアができますね。
farfallaについて
1986年、スイス初の精油専門店より始まったfarfalla(ファファラ)。まだまだ精油の存在が珍しかった当時、farfallaの創立メンバーは市場で精油に出会い、そのパワーに魅了され専門店を設立しました。
小規模だけれど、信頼の置ける生産者さんと協力し合って作られる精油。また豊かな植物を育むために、特別なケモタイプの植物を自社農園でも育てています。
さらに特定の香り成分以外を除去するなどの精製を行わない、ピュアでナチュラルなオイルなのです。
今では大手銀行の香りをプロデュースしたり、五つ星ホテルのアメニティを手がけたりするほど信頼も厚く、その高品質なアロマコスメは、世界で最も厳しいレベルとされるナチュラル・オーガニックコスメ認証「Nature」で認証を受けています。
farfalla製品の基準・こだわり
地球環境への配慮はもちろん、farfallaがオーガニックにこだわる理由は、精油を扱う病院やセラピストなど、多くの顧客の強い要望のため。品質への信頼度の高さがうかがえますね。
現在は約70%の精油がオーガニック、あるいはオーガニック農法かつ、自然のリズムに基づいた栽培方法のデメター品質です。現段階ではオーガニック品質の入手が不可能なものが、残りの30%です。
・最も適した土地で何世紀にも渡って使用され、民族植物学の知識に根差した植物
(farfallaブロシュアより)
・有機認証野生植物、フェアワイルド認証、バイオダイナミック農法の植物
・BIO/オーガニックのガイドラインを満たした蒸留方法で抽出
・植物の生態的にも社会的にも持続可能なロールモデルとなるような栽培風呂ジェクト
プレシャスストーンオイル ジョイ
プレシャスストーンオイルは、ヨーロッパのストーンセラピーの第一人者であるモニカ・グルンドマンにより、現代のクリスタル ヒーリングの知識に基づき2006年に誕生。彼女のストーンセラピー、マッサージは、ヨーロッパのホテルスパやアロマサロンなどで施術されています。同オイルは単体でも、その効果を感じることができるのです。
発売当初より人気のオイルですが、このたびリニューアル! ロゴが新しくなり、容器は透明感のあるものに変わったほか、環境に配慮し紙資源を無駄にしないよう外箱を廃止するなど、さらに自然に優しくなりました。
プレシャスストーンオイルは7種類のテーマに沿った配合で展開、今回は「愛情と喜び、そして勇気と強さを」をテーマとした「ジョイ」を紹介します。
愛や美を石言葉に持つ、ピンク色のローズクオーツがプレシャスストーンとして1粒入っています。
明るい気分になりたい時、心から満たされたい時に取り入れたいローズを中心とした、サンダルウッド、ローズゼラニウム、ベルガモットの精油を配合。フェイスやボディオイルとしてはもちろん、バスオイルとしても使えるので、気分に合わせてどうぞ。
■使い心地をレビュー
蓋を開けると、ローズやゼラニウムの華やかさ、サンダルウッドのウッディな香り、ベルガモットのややビターな香りがバランスよく感じられ、とても優雅な気持ちに包まれます。
洗顔して化粧水を丁寧にしみ込ませた肌に、優しくマッサージしながら浸透させてみました。とろりとした厚みのあるオイルなので、スッと浸透するというよりはマッサージをしながら馴染ませていく感じです。その時間がとても豊かで、商品名通り「ジョイ(喜び)」を感じます。
またヘアオイルとして毛先に馴染ませてみると、いい香りで気分も上がりました。多様な使い方ができる1本です。
ROSE LABOについて
完全無農薬の「食べられるバラ」を栽培してきたROSE LABO(ローズラボ)が、食用としての基準に満たず廃棄されてしまうバラのロスフラワーをなくすために、7年前にスタートしたブランド。ジャムなどの加工品や化粧品などにして製品化したことが始まりでした。
規格外のバラを活用した商品開発をすることで、廃棄を出さないフローを確立させています。
バラ栽培へのこだわり
主原料であるバラは全て、埼玉県の自社農園でスタッフたち自ら苗植え、毎日人の目で状態をチェックし、最適なタイミングを見極め、一輪ずつ手作業で収穫しています。愛情と手間がたっぷりかけられていることがわかりますね。
品種は同社がオリジナルで開発した、世界唯一の「24」。「バラの力で24時間寄り添いたい」という想いで、なんと5,000パターンの研究開発を経て誕生したものだとか! 従来のバラと比較し、ビタミンAを10倍、ビタミンCを2倍含み、女性ホルモンの分泌を促すゲラニオールは、ダマスクローズの2倍も配合されているのが特徴です。
同社の代表がもともと敏感肌であったことから、同じように肌の弱い人にも安心して使って欲しいという想いで、栽培から製品開発、販売までを自社で一貫して行っています。
ROSE LABO製品の基準・こだわり
ブランド名にもなっている「ローズ」の栽培、そしてその農薬不使用のバラを高配合した製品作りへの並々ならぬこだわりがうかがえる、ローズラボの基準はこちら。
・全行程、一貫して行う徹底した品質管理
(ROSE LABOブロシュア・公式サイトより)
・NO 遺伝子組み換え、動物実験
・石油系界面活性剤・鉱物油・パラベン・紫外線吸収剤・合成香料・タール系色素・シリコーン不使用
・FSC認証マークのある資材を使う
・フラワーロスに取り組む
・製品廃棄ゼロを目指す
食べられるローズのアロマバスソルト
ROSE LABOが初めて「ローズバスソルト」を発売したのは2021年11月。好評となりバラのロスがなくなり、いったん終売となりました。
引き続きバラの力でバスタイムを楽しんでもらいたいと、安定供給ができる今回のローズアロマバスソルトを開発。花弁がないバラのロスフラワーを活用し抽出した、ローズエキスをたっぷりと配合した新生バスソルトです。
ビタミンやポリフェノールを豊富に含んだ自社栽培の食べられるバラ、その花びらから抽出した濃厚ローズエキスと、約3億年前の純粋なミネラルをたっぷり含んだピンク岩塩をブレンド。新陳代謝を高めて体の芯からポカポカに! また肌を潤いで満たしながら、女性ホルモンへもアプローチしてくれます。
自分を労わるひと時に使いたいご自愛アイテムは、大切な人への贈り物としても喜ばれるはず。
■使い心地をレビュー
使い方は、バスソルトを約20g(キャップ1/4杯分)バスタブに入れてかき混ぜるだけ。
ローズラボは、ミネラルをより浸透※1させるためには38度程度で13~20分ほどの入浴をおすすめしています。もちろん無理は禁物、体調を見ながら調整しましょう。
※1……角質層まで
蓋を開けた瞬間から、まるでサロンにいるかのような豊かなローズの香りにうっとり!
塩スクラブをイメージして、ローズソルトを少し手に乗せ、肘やひざなどを優しくマッサージしてからお湯に溶かしてみました。すると、ローズエキスがまるで美容液のように肌を柔らかくほぐして潤いを与えてくれ、より一層贅沢な気分に……。
※あくまで筆者のおすすめの方法です
華やかな香りに満ちたバスタイム、心身ともに癒されるひと時になりました。
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ローズを使用したご褒美ケアを3点、紹介しました。自分へはもちろん、贈り物としてもおすすめの上質なアイテムばかり! 気になるものがあればサイトやショップにて、ぜひチェックしてみてくださいね。
旅するように暮らす自然派ライター/オーガニック料理ソムリエ。
4年に渡る世界一周後、オーストラリアに移住し約7年暮らす。コーヒー好きが高じてオーストラリアではバリスタ業の経験も。今は繊細でフルーティーな浅煎りコーヒーに夢中です。ライターとしては旅行誌の広告制作を経て、雑誌広告や編集ページを主に執筆。現在は自然に沿った生き方、ほどほど丁寧な暮らしを自ら実践しながら発信中。地球にも体にも優しい生き方のヒントをお届けしていきます。
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