クラシカルな街、小樽でノスタルジックな大人旅
北海道、札幌から電車で約30分。明治期から大正期に発展し、文明開花の名残が漂う小樽。その頃に建てられた歴史的建造物が今も残っている美しい街。今回訪れたのは、そんなレトロな雰囲気をまるごと味わえる「OMO5小樽(おも) by 星野リゾート」。まるで古き良き時代にタイムスリップしたような気分にどっぷりと浸ります。
OMO5小樽は、機能的な北館と、小樽市指定歴史的建造物に指定されている「旧小樽商工会議所」の建物をリノベーションした南館に分かれています。まずは、北館でチェックイン。
レトロ萌え!一度は泊まりたいクラシックな南館
重厚感のある南館のエントランス。降りしきる粉雪とのコラボレーションがドラマティックです。
南館は、ドアや階段、照明など、商工会議所時代の面影がそのまま残っていて、クラシックな雰囲気。
白とブラウンが基調の落ち着いた客室。天井が高く、広々としていて贅沢な造りになっています。
デラックスルームには広々としたバスルームや、二つの洗面台があり、特別な日の宿泊にもぴったりです。
小樽運河の夜景を見ながら、ワイン片手にこたつクルージング
小樽の定番観光スポットでもあるのが、大正12年に出来た小樽運河。夕暮れからガス灯がともり、石造倉庫群がライトアップされ幻想的な雰囲気に。
歴史とロマンの街である小樽の魅力を伝えるため、2012年から小樽運河で開始したクルージング。OMO5小樽では、宿泊者限定、こたつ付きの船を運航しています。
なんと、小樽名物でもあるニシン入りのブイヤベースと白ワイン付き! こたつの中で、ホカホカのブイヤベースとワインとともにロマンティックな夜景を見ることができて幸せいっぱいです。
夕食と朝食は、絶品スペイン料理のブュッフェスタイル
南棟にある「OMOカフェ&ダイニング」では、小樽×スペインの料理を提供。レストランのコンセプトは、「小樽パラドール」。歴史的建造物に宿泊することが日常であるスペインの旅行文化に着想を得て、レストランではスペイン料理がいただけます。
お夕食の前菜のタパスはブッフェスタイルで。骨まで食べられるように特別な調理法でつくられた、ニシンと魚介の旨みたっぷりのパエリア、豚肉のグリルなど、どれも絶品! そして、スイーツのクオリティも一品一品素晴らしくて感動しました。
朝食ブュッフェでいただける海鮮丼。グラスに入っていてお洒落! そして、量が少なめなのでペロリといただけます。
こちらも朝食のスペシャリテ。揚げたてのチュロスとホットチョコレート。サクサクもっちりのチュロスにチョコレートを浸して食べる至福。
歴史的建造物散策&ルタオの朝パフェ
最終日の朝は、ご近所ガイド、OMOレンジャーと一緒におさんぽツアーに。「Go-KINJO MAP(ご近所マップ)」を見ながら、歩く場所を確認。
OMO5小樽から歩いてすぐの日銀通りや堺町通りには、築110年の日本銀行旧小樽支店や北一硝子 三号館、小樽オルゴール堂 本館など、素敵な歴史的建造物が建ち並んでいます。また、お土産物屋さんもたくさんあって歩いているだけでも楽しい!
お散歩のラストには、小樽を代表する大人気の洋菓子舗「ルタオ」へ。
OMO5小樽とルタオがコラボで作った、宿泊者限定の「目覚めのフロマージュパルフェ」をいただきました。ビタミン、アントシアニンが豊富なスーパーフルーツ、アロニアやハスカップ、ナタデココやヨーグルトの発酵食材を使用。甘過ぎず、さっぱりしていてまさに朝おやつにぴったりでした。
そして、小樽に来たらぜひおすすめしたいお土産が、堺町通りにある昆布専門店の「利尻屋みのや」さんの「湯どうふ昆布」。水でさっと洗ってハサミで切って湯どうふや鍋など入れると、すぐに柔らかくなってトロトロに。出汁を取りながら昆布も美味しく食べられて、栄養たっぷりの時短料理に。家に帰って食べたら美味しくて感激して、ひとつしか買ってこなかったのを激しく後悔しました…。次回小樽に行ったらまとめ買いしたいと思います。
美しい街並みと美味しいものに溢れている小樽は、文化的で知的好奇心まで掻き立ててくれる街。見たい場所、行きたい場所がたくさんあったので、ぜひまたゆっくり訪れたいです。
北海道小樽市色内1丁目6−31
美容・恋愛ライター、美食レシピ研究家。女性誌を中心にライターとして約20年活動。恋愛、美容、食、健康、結婚、出産など女性のライフスタイルに寄り添ったコラム執筆ほかセミナーを随時開催しています。料理家としても活動しておりアンチエイジングを目的とした料理を中心にレシピつきレストラン「Mitsue’s Kitchen」をオープン。
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