2023.01.18
花を愛でながらお酒を嗜む。ロスフラワーを届ける“呑める花屋”
#flowership(フラワーシップ)
お花を選ぶ時、他のお客さんもいたり、あまり長く悩んでいるのも申し訳ないかな、なんて考えてしまうと、ゆっくり選べなかったりしませんか? ここ、呑める花屋「#flowership(フラワーシップ)」では、お茶やお酒を呑みながらゆっくり店内のお花を選ぶことが可能。また、ロスフラワーを積極的に取り扱うなど、業界が抱える課題にも向き合っています。そんな新たな花屋をご紹介します。
人の心を動かし、人と人を繋ぐ花の力
飯田橋駅から神楽坂を登り、途中細い路地に入ります。そこは小さな飲み屋さんがひっそりと隠れ家のように並び、歩いているだけでなんだか楽しくなる場所。神楽坂駅からも徒歩で7分ほどで来ることができます。
飲み屋さんが連なる路地に、突然色鮮やかな花がたくさん並ぶお店が現れます。
#flowership 神楽坂店です。#flowershipは、駒沢大学店と神楽坂店があり、お酒が呑めるのは今回伺った神楽坂店のみ。
店名の#flowershipは、人とのつながりを表す英単語「Friendship」「Relationship」などと、「Flower」を組み合わせたとのこと。花には人と人を繋ぐ力、そして人の心を動かす力があり、花に秘められた力を広めたいという想いが込められているそうです。
ふらりと入れる雰囲気で、夜だったら食事の後にここへはしごするのも良さそう。
ドリンク片手に花を選ぶひと時
お店に入ると見ていて元気になる可憐な花たちが迎えてくれました。ドリンクを注文しながらゆっくり花を選ぶことができます。
私は店頭にもあった1 DRINK、3 FLOWERSをオーダー。
こちらのメニューから好きなドリンクを1杯と、花を3本選んで1,500円はリーズナブルですよね。
単品で花を購入する場合は、1本380円となります。
この日は寒い日だったので、紅茶をいただきました。温かさにほっこり。それぞれのテーブルに飾られている花もセンスが良く、素敵でした。ブーケだけでなく、時季によってはリースやお正月飾りなども注文できるそう。
お店の奥がカウンターになっています。夜に訪れたら、お酒を嗜みながら花を眺めたり、どの花をお家に迎えようか迷ったり、そんな時間も素敵ですね。
廃棄される花、ロスフラワーを減らし美しさを届ける
#flowershipで取り扱う花の多くは、仲卸市場で買い手がつかず、そのまま廃棄される過大在庫となった花だそうです。それを知ってから店内の花を改めて見ると、どうして?と疑問しか浮かびません。その時々の需要があるのだと思いますが、どれもこんなに美しくて癒やしを与えてくれるのに、廃棄されていたかもしれないなんて。
全体の生産量に対し、市場ではおよそ3割の花が廃棄されてしまうそうです。そんな業界の課題を真摯に受け止め、廃棄される花を救う#flowershipの店舗形態にもとても共感できます。
紅茶を飲みながら選んだ花はこちらです。おうちに飾れるのが楽しみなのと、廃棄されるかもしれなかった花を救う一助になれた気がして、とても清々しい気持ちになりました。
日中にふらりと寄るのも良いですし、神楽坂の夜を花の香りで締めるのも乙ではないでしょうか。
フリーランス。旅行、アウトドア、マリンスポーツが大好きな二児の母です。今1番楽しいことは、子供の成長に合わせて、日本国内・海外を旅すること。宿泊レポや美容体験、フードの記事が得意です。ヘルシーでアクティブな記事をお届けしていきます!
◆Instagram:@ayano_nico1209
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