2023.01.07
イタリア人が選ぶ人気ナンバー1リゾート、プーリア州を遊び尽くす!
イタリア・プーリア州
イタリア人も認める理想郷、イタリアの「かかと」プーリア州
イタリアで人気の国内旅行先第1位に毎年選ばれるのは、シチリアでもトスカーナでもなく、南イタリアのプーリア州です。イタリア半島の南端、かかと部分にあたるプーリアは、日本ではとんがり屋根の町アルベルベッロが有名ですが、それ以外はほとんど知られていないかもしれません。
プーリアの魅力は、美しい自然とビーチ、豊かな土壌に育まれたグルメ、白い街並みが特徴の歴史ある町など表情豊かで、訪れる人を魅了してやみません。
今回は友人たちと、ブリンディジ空港の北にあるトッレ・グアチェート海洋保護地区が主催するマウンテンバイクツアーに参加しました。
この地区はウミガメの生息地として保護され、ウミガメ専門の病院もあります。海中には驚くほど多種のサンゴや魚介類が生息し、地区を細かく分けて海水浴ができるエリアなどを指定しています。
生まれたばかりのウミガメの赤ちゃんを発見。大きくなると体長1メートルを超えるカメに成長します。
誰もいないシークレットビーチで夕暮れの海水浴をして、帰路へ。車や徒歩では味わえない自然との触れ合いと程よいカロリー消費で、近年なかなか味わうことのなかった清々しい疲労感を感じることができました。
憧れのトゥルッロに宿泊
今回私たちは、このエリア特有のトゥルッロがあるヴィラ「TRULLO FONTANA SANT’ANNA」を貸し切って泊まりました。初めて見るトゥルッロの屋根がかわいすぎて悶絶です。
広い敷地にはプールやBBQセットなどがあり、鈴なりのイチジクをもぎ取ってビタミン補給。
白壁が眩しい町で堪能するグルメ
町歩きの楽しみは、食べ物とショッピングです。今回いくつか訪れた中で一番好きだったのが、「CEGLIE MESSAPICA(チェリエ・メッサピカ)」という丘の上にある小さな町です。地面も壁も白く、サングラスがないと目が開けないほどの眩しさです。
オリーブオイルと陶器が有名なエリアで、かわいいボトルに入った良質なオリーブオイルもお土産にたくさん欲しくなります。
こちらは、アーモンドパウダーをふんだんに使ったお菓子「BISCOTTO CEGLIESE」です。甘さに慣れると、クセになる味。
ランチは、リピートしてオーナーのフランコとも顔見知りになった「DA FRANCO」。
お皿と前菜の美しさにいちいち女子ゴコロを刺激されながら、ゆっくり堪能します。
小さな耳の形をしたオレッキエッテは、プーリアのローカルパスタ。濃厚でシンプルなトマトソースとの相性抜群です。
ディナーは、オストゥーニという町の「OSTERIA DEL TEMPO PERSO」へ。
写真左の前菜パンツァネッラ・プリエーゼが絶品でした。水で柔らかくしたフリセッレというプーリアの固いパンとオリーブオイル、トマト、キュウリ、オレガノを和えた家庭料理です。右は、地元で採れたウニのパスタ。
食後は、南国の空気が充満するビーチ沿いのバーで、裸足でリラックス。
優しい大自然に包み込まれるような、プーリアの旅。今回は弾丸旅行でしたが、必ず再訪して、プーリアの魅力をもっと発掘していきたいと思います。
映像ディレクターなどを経験し、ヨーロッパなどを旅した後に、NYに留学。そこで出会ったイタリア人の旦那さんとの結婚を機にミラノに。現在は育児の傍ら、通訳や日本食ケータリングのお仕事もしています。人との距離感やテンション、センスなどミラノの全てが大好き! 記事では街やそこに住む人々の魅力も伝えていきたいです。様々な形で日本とイタリアの橋渡しができればと思っています!
この著者の記事一覧へ