2022.09.22
パリ、アイス巡礼。行列必至の優しい自然派アイスクリーム
La Fabrique Givree(ラ ファブリック ジブレ)
パリの左岸・6区のリュクサンブール公園近く。カルチェラタンと呼ばれる学生街のこのエリアは、あの有名なノートルダム大聖堂やフランスの偉人たちが眠るパンテオンからも徒歩圏内です。
そんな趣と活気溢れるこちらのエリアで、話題になっている絶品スイーツがあります。今回は、自然派素材のアイスクリーム「La Fabrique Givree(ラ ファブリック ジブレ)」をご紹介しましょう。
アイス業界もヘルシーで本物志向がトレンド
デザート大国のフランスらしく、パティシエたちのエスプリ溢れる本物志向のアイスやジェラートが人気のパリ。とりわけ、自然の素材でおいしさを引き出すヘルシーなアイスは主流になりつつあります。
現在フランス国内に複数店舗を持つ ラ ファブリック ジブレもパリで行列が絶えない人気アイスクリーム店のひとつです。
今から10年以上前に、2人の幼馴染が彼らの故郷・南フランスの小さな町 アルデーシュでスタートさせました。
パティシエとしての経験を活かし、ローカル生産の牛乳やフルーツ、ハーブに至るまで原材料にこだわって作られた絶品アイス。香料・着色料を一切使わず、自然の美味しさが濃縮されています。
15種類以上あるフレーバーは、オーソドックスにカップやコーンでの組み合わせを楽しんでもよし、新鮮なフルーツや濃厚なクリーム、チョコレートソースなどをトッピングしてもよし、です。
また、濃厚な味わいが楽しめるフラッペ類やお持ち帰り用アイスも充実しています。家族へのお土産に買って帰る人もいました。
右)創業者たちの楽しそうな雰囲気溢れる写真も
控えめでさっぱりとした甘さ。大人志向の本格アイス
今回は王道アイスを含めて、3種類の違った商品を注文してみました。
●王道のカップアイス
●みんな大好き・チョコレートアイスパフェ
●濃厚フレーバーのいちごシェイク
まずは定番で王道のアイスクリームを実食! 迷いに迷って、さっぱりさとミルクのこっくりした味わいを同時に楽しめそうなヨーグルト、ピスタチオ、ココナッツアイスの3種類をチョイス。
今回はトッピングしてませんが、オプションでホイップクリームを乗せたり、フルーツやソースを追加したり、コーンに変更することもできます。
どのフレーバーも口に入れた途端に広がるほどよい甘さのバランス、素材本来の香ばしさと風味の均整が取れた、素朴で美味しいアイスクリームです。
右)あたたかいチョコレートソースがアクセントに
続いては、濃厚チョコレートアイスクリームとホイップクリームの組み合わせにワクワクしたパフェデザート。
こちらのアイスにはチョコレートソースもついてくるので、一度目はそのまま、二度目はソースがけで味変が楽しめます。
チョコレートアイスは言うまでもなく濃厚ですが、やっぱり甘さが控えめなのがポイント高いです。
アイスに添えられたチョコブラウニーとのハーモニーも絶妙で、子どもから大人まで楽しめます♪
最後はお口直しにもぴったり、濃厚で甘酸っぱいイチゴ味のミルクシェイク!
ミルククッキーやチョコレートなど定番の味から風味を選べるのですが、アイスを食べた後でもごくごく飲めちゃうくらいフルーツの甘さ加減がこれまた絶妙です。
一通り食べ終わる頃には、到着した時よりもとても長い列ができていて、あらためて人気店なんだなと実感。メニュー表とにらめっこして真剣に選ぶフランス人たちのアイスへの情熱も垣間見られますよ。笑
フランスで愛されるアイスクリームに舌鼓を打った、2022年・夏のレポートでした。
元旅行会社勤務。結婚を機にパリに移住。パリのおいしいクロワッサン、ビル・アケム橋からのぞむ風景が大好きです。将来は大学院への進学、それと本場インドでヨガを学ぶのが夢。最先端のトレンドが集まる街・パリの最新オーガニックグルメや人気のカフェ、おみやげにぴったりなプチプラコスメをリアルタイムでお届けしていきます。
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