2022.09.05
【小西さやかの化粧品成分辞典】オトナのためのセラミドコスメ3選
理想的な肌とはどのような肌を想像しますか? 水分と油分のバランスが良く、キメが整ったふっくらぷるんとした肌を常にキープできたらと思いますよね。
今回紹介する「セラミド」は肌にも存在し、バリア機能を高めるとっても重要な役割を果たしています。紫外線ダメージを浴びた肌にもピッタリ。化粧品開発者の小西さやかが成分を確認し、実際に使って良かった商品3品をご紹介します!
セラミドとは
セラミドは特殊な脂質のひとつ。自身は脂質でありながら水にもなじみやすいため、水と油がミルフィーユ状に交互に重なり合う「ラメラ構造」という独特な構造をつくり、雑菌などの皮膚内への侵入や、肌内部の水分が逃げないようにする「バリア機能」を強化します。
コスパ最高!赤ちゃんにも使える全身用薬用保湿ミルク「セラミエイド薬用スキンミルク」
コスパで選ぶならNo.1の顔にも身体にも使える保湿ミルク。
2022年8月1日に発売されたばかりの「セラミエイド 薬用スキンミルク」はヒト型セラミド(N-ステアロイルフィトスフィンゴシン)と濃グリセリンを配合した高保湿ミルク。ヒト型セラミドはセラミドの中でも効果が高いのですがその分、値段が高いことでも有名な成分。このヒト型セラミドを配合しているのに1000円台の商品はコスパがいいので本当におすすめ。
また、肌あれ・ひび・あかぎれを防ぐ薬用有効成分グリチルレチン酸ステアリルも配合しているので敏感肌のケアにもおすすめ。特に肌あれがひどい方は、使い慣れたアイテムでも複数使用することで刺激を感じることもあります。肌あれが落ち着くまでは複数使いをいったん止め、化粧水よりも浸透がゆるやかで、水分・油分両方を補うことができるミルクタイプでお手入れを。赤ちゃんにも使える処方なので、肌あれがひどい方、シンプルに1本でお手入れを済ませたい方に試していただきたい商品です。
セラミエイド 薬用スキンミルク【医薬部外品】 250ml 1,430円(税込)
必要最低限の成分しか使わない。敏感肌のためのセラミド化粧水「セラキュア ローション」
ヒト型セラミド7種類+セラミド類似体4種類、計11種類のセラミドを配合した化粧水。基剤といくつかの保湿成分以外は、ほぼ全てセラミド原料由来の成分で、非常にシンプルな構成の化粧水です。
バリア機能をサポートし、すこやかな肌に導きます。香りもなく、さらっとした化粧水は、肌なじみが良く浸透後はサラサラ。敏感肌の方や、乾燥が気になる方、シンプルなアイテムでお手入れをしたい方におすすめのアイテムです。
セラキュア ローション 120ml 3,400円(税込)
セラミド+美肌菌ケアで肌の土台を整えるスキンケア「クインス」
肌のセラミドバランスに合わせ、セラミドをぜいたくに4種配合した独自カプセル(セラミドAP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドEOP、フィトステロール)により、肌になじみやすい設計に。
さらにクインス史上最大量の美肌菌(皮膚常在菌;善玉菌)活性成分など、お肌のことを考えた成分を配合し、肌にうるおいを閉じ込め、吸いつくようなモチモチの肌に整えます。
低刺激処方なので、敏感肌の方や肌のゆらぎが気になる方に特におすすめです。
クインス ローション 150ml 2,950円(税込)
クインス ミルク 60g 3,400円(税込)
さまざまな働きをもつヒト型セラミドに注目!
さまざまなセラミドの中でも、「ヒト型セラミド」はヒトの肌にあるセラミドの構造に合わせてつくられたもので、肌への親和性が高く保湿効果も高いと言われています。乾燥性の敏感肌であれば、セラミドで保湿ケアすることで、肌のバリア機能が回復し、普通肌に戻れることも!
単なる保湿効果だけでなく、肌力自体を高めるのにおすすめな成分です。マスクによる肌あれで悩んでいる方にも取り入れていただきたい成分です。