2022.05.19
イタリアでカルト的人気!エステサロン発スリミングコスメで自分史上最高のキレイを
VERALAB(ヴェララブ)
リアリズムとポップにこだわったコスメ
「化粧品の誇大広告に惑わされず、まずはあなた自身の現実を受け入れること」
ダイエットに悩む女性に向けて、このようなメッセージをSNSで発信してきたエステサロンのオーナー、クリスティーナ・フォガッツィさん。それはやがてイタリア中の女性たちの絶大な支持を集め、ファンの声に後押しされる形で生まれたコスメが、今回ご紹介する「VERALAB(ヴェララブ)」です。
ミラノの閑静な住宅街にある、VERALABのフラッグストアへ。平日のお昼時を狙って大正解。夕方や休日は、30分ほど並ばないと入店できません。
店内は、ピンク一択の最高にポップな空間。
一角では、商品が回転寿司さながらに回っていました。ここまで本気で作られると、完全にアートです。
アーティストとコラボしたスニーカー、Tシャツも。Tシャツの単語は「サラミ」「ビニエ(シュークリーム)」などダイエットの敵ばかりです。
こだわりの原料、環境にもしっかり配慮
ポップな外見に反して、中身は大マジメ。高品質の自然原料にこだわり、環境へのインパクトを最小限に抑えた製品作りにこだわっています。パッケージのリサイクルにも積極的で、ユーザーが空のボトルを3つお店に持ち込むと、トラベルサイズのアイテムをプレゼント。
その方法もとってもユニークで、まずスタッフに声をかけて2階へ登り、チューブから1階の箱の中へ流します。そのあと巨大なガチャガチャを回すという、アミューズメントパークのような仕様です。
2階へ登ろうとしていた標準体型の私を見るなり「あなた、ここに来る必要あったの!?」と、茶々を入れてきた店長のデボラさん(右)。スタッフの接客もイタリアでは珍しいくらい丁寧でフレンドリーで、彼女たちも居心地のいい空間作りに一役買っていました。
人気ナンバーワンのスリミングアイテム
そうなのです、お客さんの大半の目当ては、スリミング商品。 6月からビーチへと繰り出し始めるイタリア人にとって、お腹痩せと脚痩せは今の時期の最重要課題です。むくみとセルライト、それぞれに本気で挑むアイテムが揃います。
コンセプトは、「一瞬で痩せる魔法はないから、着実に少しずつ理想のキレイを目指そう」。クリスティーナさんが自らを「シニカルなエスティシャン」と呼ぶように、時にジョークや自虐を交えながら、楽しくダイエットができるような工夫がされています。
VERALABの最高傑作が、こちらのむくみ対策ホームエステキット「SLIM ME」です。高濃度の自然塩などがたっぷり含まれたガーゼを足からお腹に巻きつけ、スカート状のラップで覆い、1時間ほど放置してから洗い流します。
説明書の写真にも、若くて細いプロのモデルさんは使わず、あくまでもリアリティを追求。ビフォーアフターの測定用メジャーには「私が見てるわよ!サボらずがんばって」というクリスティーナさんの言葉が。使用後はメジャーを使わなくても足が細く軽くなったことがわかり、リピーター率が驚異的に高いアイテムです。
エッジの効いたフェイスケアアイテムも充実
フェイスケアでは、クレンジングの大切さをイタリア人女性に訴え続けるVERALAB。アーモンドオイルなど複数の植物性オイルとビタミンEが配合された「OLIO DENSO」で毛穴の奥の汚れまでなじませ、セットの布で丁寧に拭き取ります。しっとり感が残り、乾燥から長時間肌を守ります。クレンジングだけでなくフェイス・ボディオイルとしても使える、マルチな優れものです。
彫りが深く目が大きいイタリア人女性の悩みの上位にランクインするのが、目元のクマです。アイクリーム「NO DARK」には、目元のたるみやくすみに効くキノアシードエキスや低分子ヒアルロン酸が配合されています。目の周りを指先で内側から外側にマッサージしながらなじませます。
「ZERO RUGHE」は、シワゼロ、という意味の乾燥肌用フェイスクリームです。「復活草」と呼ばれる、再生効果の優れたハベルレアロドペンシス葉エキスやビタミンCなどが、強力にアンチエイジングに挑みます。
数種類ある美容液のうち、「#HYDRA」は潤いに特化。ヒアルロン酸たっぷりですがつけ心地はさっぱりとしていて、これからの季節にもぴったりです。
SNSと店舗、両方でユーザーとタッグを組みながら進化するVERALAB。個人的にはリピート確実の「SLIM ME」で、この夏楽しく脚やせしたいなと思います!
映像ディレクターなどを経験し、ヨーロッパなどを旅した後に、NYに留学。そこで出会ったイタリア人の旦那さんとの結婚を機にミラノに。現在は育児の傍ら、通訳や日本食ケータリングのお仕事もしています。人との距離感やテンション、センスなどミラノの全てが大好き! 記事では街やそこに住む人々の魅力も伝えていきたいです。様々な形で日本とイタリアの橋渡しができればと思っています!
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