平日も満席、パリ10区の人気フローリストカフェで心も体も満たされて

Désirée Café(デジレーカフェ)

旬が集うパリ10区で人気のDésirée Café(デジレーカフェ)

多くのアーティストが住み、パリの若者たちを中心に人気のおしゃれエリア・10区。

バスティーユから徒歩圏内の一角にあるフローリスト併設のカフェの噂を聞きつけてやってきたのは、Désirée Café(デジレーカフェ)。

メトロ3番線のSaint Ambroise駅から徒歩1分、ブルーの看板とお店の前に並んだお花たちが目印のフローリストを発見しました。

左がカフェスペース、右がお花屋さんと仕切られています。

乳製品業界で働いていた同僚2人がタッグを組み、2018年にオープンさせたDésirée。

アフリカなど海外からのお花を取り扱うフローリストが多い中で、Désiréeでは生産者や地域の活性化、環境にも良い影響をもたらす地産地消にこだわり、フランス産のお花を100%取り扱っています。

カフェスペースは開放的で、テーブルに飾られた美しい生花や白が基調のインテリアがとってもオシャレ。

カフェスペースで提供するコーヒーやお茶、食材も環境やローカル消費に配慮しており、パリや周辺の小規模生産者、販売者を中心に取引を行っているんだそう。

穏やかに時間が流れるカフェ店内、パリの喧騒から離れてとても居心地が良いです。

お花にまつわる本もあり、一人でも退屈しません。

Désirée Caféの楽しみ方：ヘルシーな日替わりメニュー

メニュー表には、コーヒーやティー、フレッシュジュースなど20種類以上が用意されており、テイクアウトもできるようです。

ケーキ類は日替わりメニューのため、店員さんに確認するかディスプレイから直接選びます。

観光客が多い中心部エリアのカフェより値段も手頃で、穴場的なカフェです。 近くに住んでいたら毎日通いたいなーなんてぼんやり考えていたら、注文したものが運ばれてきました。

今回は人気の日替わりドリンクとケーキ各種、店名も入った特製カフェラテをセレクトしました。

▶︎Latte Desirée … 5.5€ / 約750円(単品・税込)

パリの19区のコーヒー専門店「Cafés Belleville」で焙煎されたコーヒー豆を使用。ピスタチオのペーストとオレンジフラワーがブレンドされた、まさにオリジナルのカフェラテ。

奥行きのあるまろやかな甘さと香ばしさが交互に訪れる優しい口当たりのカフェラテです。初めて飲んだ味でした。

ラテの上に載った花びらがフローリストらしい演出です。

▶︎Jus du jour… 5€ / 約680円(単品・税込)

人気の自家製特製プレスジュース。この日は「人参・グレープフルーツ・オレンジ」のブレンド。砂糖不使用でヘルシーです。

グレープフルーツの粒々を感じられるフレッシュな喉越し。酸味と苦味が押し寄せた後、人参とオレンジの自然な甘みが爽やかに楽しめます。人参の繊維質や特有の臭みはほとんど感じられず、人参が苦手な人にもおすすめです。

抗酸化作用のほか、ミネラルやカリウムを多く含む人参やグレープフルーツは、むくみ対策や便秘改善などにも働いてくれるので、健康や美容面でも嬉しい一杯です。

▶︎グルテンフリー濃厚ガトーショコラ(日替わり)… 5€/ 約680円(税込)

この日のケーキは2種類。こちらはグルテンフリーの濃厚ガトーショコラ。

スプーンを入れるとほろっと崩れる柔らかさ、グルテンフリーとは思えない濃厚なチョコの風味と舌触りがたまりません。甘さも控えめで、小麦粉アレルギーの人にはもちろん低糖質でダイエット中の人にも嬉しい絶品ガトーショコラ。上にかかったナッツ類が香ばしく、一層食欲をそそられます。ぺろっと完食してしまいました。

▶︎ピスタチオとグレープフルーツのヴィーガンパウンドケーキ(日替わり)… 5€/ 約680円(税込)

可愛らしい見た目が印象的なピスタチオとグレープフルーツのパウンドケーキ。こちらは植物性の素材のみを活かして作られたヴィーガンケーキです。

ピスタチオがふんだんに練り込まれたしっとりと優しい口当たりの生地は、ピスタチオの香ばしさと甘さがクセになる至高の一品。コクのある豆乳風味の生クリームとちょっぴり苦いグレープフルーツがパウンド生地とこれまた絶妙なハーモニー。こちらもダイエット中の方、それから植物性食材の美味しいケーキを食べたいという方にぜひ推したいケーキでした。

訪れるたびに違った美味しさを発見できるDésirée Café。近くまた再訪したいと思います！

平日の午後3時過ぎには地元のパリジャンたちで満席！パリにいらっしゃったら、こんな素敵な人気カフェでパリっ子気分に浸ってみてくださいね♪