2022.01.06
五感で感じる「メズム東京」でアートなアフタヌーンティーと癒しの滞在
mesm Tokyo, Autograph Collection(メズム東京、オートグラフ コレクション)
2020年4月にオープンした東京の絶景を見渡せる「メズム東京、オートグラフ コレクション」。”TOKYO WAVES”をコンセプトに東京の波長と響き合うように進化を見せ、「ミシュランガイド東京 2021」において、「極めて快適(Top class comfort)」を示す「4パビリオン」としても掲載さています。スタイリッシュな空間ではアートや様々なストーリーが表現されていて、音、香りなどの細部にもこだわった五感を魅了するラグジュアリーホテル。
今回はそんな「メズム東京、オートグラフ コレクション」での滞在をご紹介。アフタヌーンティーやディナーに訪れるのもおすすめのホテルです。
チェックイン前に有名絵画をモチーフにしたアフタヌーンティーを
先ず出迎えてくれる「メズム東京、オートグラフ コレクション」を象徴する煌びやかなエントランスを抜けてエレベーターで16階へ。ロビーを通り過ぎると宿泊者以外も利用できるパブリックスペースでもあるバー&ラウンジがあります。エレベーターホールなど所々にフレグランスプロデューサー石坂将さんによるメズムオリジナルの香りがちりばめられ、嗅覚を魅了します。
こちらが芸術家(アーティスト)のアトリエをコンセプトに絵画をモチーフにしたカクテルやアフタヌーンティーが楽しめるバー&ラウンジ「Whisk(ウィスク)」です。昼間は浜離宮恩賜庭園やウォーターフロントが見渡せる絶景とともに心地よい音楽が流れます。音楽はプロのミュージックキュレーターによるセレクトのメズム東京オリジナル。時間帯、季節によって音楽の雰囲気も変わります。ホテルの音響機材も音の反射角を計算して設置されライブハウスのような臨場感を味わえる本格的なもの。そんな素敵な空間で、まるで美術館にきたような気分になれるアフタヌーンティーがいただけます。
過去に「真珠の耳飾りの少女」「最後の晩餐」など有名絵画をスイーツで表現し注目を集めている「アフタヌーン・エキシビジョン」。2022年2月28日(月)までの期間には、画家エドゥアール・マネの「笛を吹く少年」がモチーフのアフタヌーンティー「Fifer(ファイファー)」が登場(期間限定/平日15食限定/4,950円(税サ込))。
マネが日本の浮世絵に影響を受けたこともあり、甘酒とほうじ茶を使ったモクテルには、 浮世絵の着物の絵柄が。さらに、スペイン画家ベラスケスの影響を受けている背景から、スペイン発祥と言われるチュロスが3種類のディップソースとともに並びます。
「笛を吹く少年」をモチーフにしたケーキは、なんとも可愛らしく繊細でフォトジェニック。ビターチョコレートクリームの程よい甘さと中に入っているベリームースなどが絶妙なバランスで口の中に広がります。作家や絵画の背景を知ることで学びにも繋がるアフタヌーンティー。毎回、期間限定で異なる絵画が登場するので何度訪れても楽しめます。
デジタルピアノもある、絶景が見渡せるお部屋
お腹が満たされたらお部屋にチェックイン。17~26階に位置する客室は全265室で「チャプター1」から「チャプター4」まであります。
こちらのお部屋は43~44㎡の広さを持つ「チャプター2」ガーデンビューのお部屋。キングサイズのベッドが置かれた広々としたお部屋に、絶景が見渡せるバルコニーがついています。
開放的なバルコニーからは浜離宮恩賜庭園や東京湾へと注ぐ隅田川、そして正面には東京スカイツリーを見渡すことも。東京の中心にいながら空や自然も近くに感じられ、呼吸が整いリフレッシュできます。
クローゼット、バスルームはお部屋と繋がっていて開放的な造りですが、扉も閉められるようになっているので友達同士の滞在でも安心です。
バスアメニティはメンズスキンケアブランド「バルクオム」によるジェンダーレスなアイテムが並びます。部屋内にある瓶の飲み物と同様にプラスチックは使わず、詰替の瓶製ディスペンサーを使用。環境に配慮したSDGsの取り組みが見られます。
エアコンやライトのオンオフのスイッチ、館内の案内などは全てこのタブレットでワンタッチにこなせるモダンなつくりで便利です。ホテルインフォメーションやインルームダイニング、雑誌コンテンツなどもすべてこちらに集約されており、ペーパーレスを実現しています。
メズム東京だからこそ体験できる様々な工夫と魅力
メムズ東京でしか味わえない魅力がお部屋にたくさんあり、ゲストの心を踊らせます。全客室にカシオ計算機の高機能デジタルピアノ「プリヴィア」が設置されているのは他のホテルにはない驚くべきポイント。ブルートゥースで繋いでスピーカーにもなりますし、自動演奏で内蔵されているクラシックの名曲の数々を流すこともできます。もちろん弾くこともできるので気軽に楽しみながら触感や聴覚が癒やされます。
アメニティはこのような本型になっていて、大航海時代の冒険小説をイメージした絵が描かれています。船の近くに描かれた建物はここメズム東京。一つ一つにこだわりと遊び心が詰まっていて発見がたくさんです。
忙しい日常から離れてゆっくりと過ごせるように、コーヒーはハンドドリップ用の器具が揃えられ、お抹茶もたてることができます。こうやって非日常を味わい手間暇をかけることで心も整います。冷蔵庫に入っているビールやオレンジジュースも全てフリーとなっていて、お部屋でくつろげる嬉しいサービス。
メズム東京のブランドカラー、ミッドナイトブルーを使用した着物のようなデザインのオリジナルバスローブ兼パジャマ。素敵なデザイン性に加えて軽く肌触りもよく吸水性・速乾性の高いニット素材でつくられています。
部屋内にギフトとして置いてあるミルキーはメズム東京とFUJIYAのコラボレーションでオリジナルの非売品。ペコちゃんがメズム東京の制服を着ているパッケージはここでしか手に入らないものです。
メズム東京のスタッフの制服は全てヨウジヤマモト社のジェンダーレスライン「Y’s BANG ON!」とのコラボレーションアイテム。Y’sファンにはたまらない制服ですね。靴も黒ステッチのドクターマーチンを合わせるなどスタッフもモードでかっこいいので訪れた際に要チェックです。
劇団四季「オペラ座の怪人」の世界を表現したディナーコース
ディナーで訪れたいのはホテル内にあるレストラン「Chef’s Theatre(シェフズ・シアター)」。数々の国際料理コンクールで受賞歴のある隈元香己(くまもとこうき)総料理長による伝統的なフランス料理をスタイリッシュにアレンジしたお料理がいただけます。席の間隔も広く、大きな窓から美しい夜景を楽しめる居心地のいいレストランです。
シアターというだけあって、提供されるコース料理にもストーリーがあるものがたくさん。
今回は期間限定で隣接するJR東日本四季劇場[秋]にて上演中の劇団四季の人気ミュージカル「オペラ座の怪人」の世界をイメージしたコース料理が2022年2月28日までいただけます(ディナープログラム料金:11,400円(税サ込))。
ランチとディナープログラムが用意されていて、ランチは舞台の第一幕、ディナーは第二幕の劇中シーンをそれぞれ料理で表現。ディナープログラムのスタートは、煌びやかな衣装をまとった演者たちが大階段の舞台で舞う仮面舞踏会のシーンを模した4種類のアミューズ。ブリアサヴァランのボンボンや穴子のフリット、ほおずきのキャラメリゼなど丁寧につくられたお料理は見た目も味も大満足です。
こちらは怪人とラウルが墓場で対峙するシーンを表現した一皿。フォアグラのプラッセと竹炭で色付けしたシガレットなどでお墓を表現。見た目とは異なり、濃厚なフォアグラの美味しさが口に入れた瞬間、広がります。
ワインやモクテルのペアリングも選べ、それぞれのお料理に合ったドリンクと一緒にいただくのもおすすめ(ディナー ペアリング料金:ワイン5杯 6,400円 / モクテル4杯 2,640円(税サ込))。
このお料理にペアリングとして登場したマスカットのジュースにアールグレイの茶葉で香り付けしたモクテルも絶品です。この後に他のシーンを表現したメインのお魚料理、お肉料理と続きます。
最後のデザートは怪人の仮面をグラスロワイヤルで表現し、その下にはフロマージュブランのムースと桃のコンポートが。レストラン内で流れる音楽も「オペラ座の怪人」をテーマにした楽曲のセレクションで、ストーリーの順番通りにシーンを表現したお料理が提供されるので、「オペラ座の怪人」の舞台の感動を改めて思い起こすことができます。ミュージカルを観劇した後に立ち寄るお客様もいるんだとか。まさに「オペラ座の怪人」の世界観に浸れるコース料理です。
芸術を身近に感じられる生演奏などのライブパフォーマンス
夜には「ショーケース」と題しバー&ラウンジ「Whisk(ウィスク)」にアーティストを招いてライブパフォーマンスが行われます。クラシックやジャズ、ポップスやダンス、伝統芸能などその日によって内容は様々。ウェブサイトでスケジュールが確認でき、宿泊者以外もドリンク片手に楽しめます。
「Whisk」で飲めるカクテルは絵画作品をモチーフにしたフォトジェニックなアートカクテル。こちらはヴィーナスの誕生を表現したカクテル(2,600円(税サ込))。スモークがたかれた驚きの演出で提供され音楽と合わさり五感で味わえるカクテルです。メズム東京ではこのようにアートに多く触れることができてインスピレーションあふれる時間が過ごせます。
厳選された食材を使ったコース仕立ての朝食
晴れた日の早朝はバルコニーから美しい朝焼けとスカイツリーが眺められ、気持ちよく朝を迎えられます。お部屋から眺める景色もまるでアートのようです。
朝食はディナーと同じレストラン「Chef’s Theatre」で厳選された食材を使ったコース仕立ての朝食「メズム・ブレックファスト」(宿泊者5,100 円(税サ込)、ビジター5,500円(税サ込))がいただけます。日替わりスムージーなどが入った五感で楽しむ5種類の「五感ドリンク」から始まり、話題のベーカリー「シニフィアン シニフィエ」の低温長時間発酵パンを使った「シニフィアン・サンドイッチ」、4日間かけて作るダブルコンソメスープや、自家製のデニッシュ、岩手県の厳選した原料乳を使用し添加物を一切使わない、低温長時間発酵の岩泉ヨーグルトなどが並びます。
平飼いブランド有精卵「さがみっこ」とクリーミーな「エシレバター」を使ったオムレツ「オムレット・オ・ブール」。ソースはビスク、ラクレットなど4種類から選べ、ふわっとトロけるクリーミーなオムレツです。優雅でラグジュアリーな朝食で1日がスタートします。
このように”TOKYO WAVES”をコンセプトに非日常と唯一無二の体験を提供するラグジュアリーホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション」。
ここに滞在すれば日頃の疲れが癒され、リフレッシュした五感に新たな刺激が加わり、より良いインスピレーションに出会えるかもしれません。宿泊だけでなくアフタヌーンティーやディナー、バータイムなどここでしか味わえない様々な体験が待っているのでぜひ一度、メズム東京に足を運んでみてはいかがでしょうか。
制服をきたOLからフリーランスのライターに転身する。バックパッカーなどで世界を放浪。世界周遊、50カ国以上を訪れる。Traveling is Livingをテーマに人生と一緒で1人旅では自分の感性で進むことで、出会うべくところに行き、出会うべく人に出会う楽しさを知る。落ち込んだ時も旅に救われる経験をする。そんな経験を元に「言葉を紡ぐ旅人」として心を整える旅を推奨。タイ好きでタイ観光庁から推薦を受けASEAN観光への貢献に対して感謝状を授与。日本代表として世界のインフルエンサーが集まる海外の会議などにも参加。神社家系で、世界中のパワースポットも訪れている。音楽を愛しフェス好き、DJもする。
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