2026.03.21
【トゥルム】ウェルネス意識の高いメキシコの町で、自然派ショップを巡る
メキシコのトゥルム(Tulm)は、古代マヤの神秘的なエネルギーと静寂のセノーテ、カリブ海の美しいビーチが融合した、独特のウェルネス聖地。地球の鼓動を感じる場所に、自然と調和するライフスタイルを求めて世界中から人々が集まります。
そんなトゥルムでは、旅先での日常の小さな選択も町の未来を守る立派な一歩に…。今回はその提案として、地元に根ざした2つのショップをご紹介します。
トゥルムとウェルネス

メキシコのユカタン半島にあるトゥルムは、マヤ文明の遺跡や古代からの自然が織りなす神秘的なエネルギーが基盤にある、心身を浄化するパワースポットです。そこへエコ意識の高い欧米人移住者や旅行者が集まり、ヴィーガン・オーガニック中心の食文化やサステナブルなライフスタイルが根づいてきました。
トゥルムの持つマヤ文明の聖なる場所としての役割と、移住者たちのライフスタイルが自然とマッチしたのでしょう。さらに開発が進む中で、自然との調和を重視する「ボヘミアン・ウェルネス」のムードが高まり、ヨガリトリートやスパが世界中から人々を惹きつけるようになりました。
こうした背景から、トゥルムは単なるリゾートではなく、「自分自身とリコネクト(再接続)する場所」として進化を遂げてきたのです。


今回は、ウェルネスリトリートや高級リゾートを利用しなくてもできる、エコフレンドリーな旅の選択肢として自然派ショップを紹介します。
現地のルールを守ってセノーテで遊び、地元発の自然派ショップでバルクショッピングをしたり、お土産を買ったりするだけでも、プラスチック削減と地元経済支援につながります。
自分らしいペースで自然と調和する、それが現代のトゥルム流ウェルネスなのかもしれません。
地元密着の本格ゼロウェイスト「Co.ConAmor – La Tienda」

地元コミュニティに根ざした、地元産の商品を主に扱うバルクショップ。
かつてはレストランも併設していましたが、現在はショップのみの営業です。スタッフさんが笑顔で対応してくれ、天井が高く風通しのいい店内で気持ちよく買い物を楽しめます。
またスタッフさんによると、お客さんは地元と外国人の割合は半々くらいだそうで、地元の人にも愛されていることがわかりますね。



プラスチックフリーの量り売り商品(ドライフルーツ、ナッツ、スーパーフード、ナチュラル食材)が充実。まさに日常のおやつやスナックに最適です。旅先の身体に必要な栄養をチャージできそう!
価格はトゥルムのオーガニック商品としては手頃で、観光客向けの高級感より実用性が高いのが嬉しいですね。
またバルクショップは一般的に容器持参が前提ですが、同店なら容器は購入も可。さらにお客さんから集まったものは自由に使ってもいいので、思い立って買い物に来ても安心です。

今回、旅先の健康管理の意味も込めて、味噌を購入。手持ちの容器がなかったため、余っていた自由に使える容器を使わせていただきました。
自家製ではなかったようですが、それでもまさかメキシコのジャングルに囲まれた町、トゥルムで味噌を入手できるとは思っていませんでした。量り売りなので、必要な量だけ購入できるのも旅行者としてはありがたかったです。
オリジナル商品と品ぞろえなら「Gypsea Market」

フランス人のフィリップ(Philippe)とメキシコ人のベレン(Belen)の夫婦で営む、「Healthy/ヘルシー」をコンセプトとした自然派ショップ。オーナー夫婦の気さくな人柄、家族経営の温かみといった魅力も人気の理由のよう。
メキシコ産・地元産の物はもちろん、幅広くヘルシーな食材やスキンケアを取り揃えています。こちらにも一部量り売りできる食材もありましたよ。

「病気などでやむを得ない人も、自らの選択でヴィーガンになった人も、どんな食生活の人も当たり前のように欲しいものが手に入ることを、とても重要視している」と、フィリップは話してくれました。
発酵食品の味噌、そして豆腐など日本のものも多く、自家製コンブチャまで。しかも味噌は5~6種類、豆腐にいたっては10種類以上もの品ぞろえがあるそうです。
店名が表記されたオリジナル商品もずらりと並び、オーナーの「ヘルシー食の選択へのこだわり」が一目瞭然です。



料金はプレミアム感があるとの声もありますが、例えばレビューでも、地元産フルーツやバルクのナッツ・種子、少量パックのオーガニックスパイスなどは「手頃で便利」と好評です。
個人の店であること、そして希少品を扱っているため、どうしても全体的に値段が高くなるのは仕方ないのかもしれませんね。
また自家製のスキンケアや日焼け止め、日用雑貨もあり、特にGypsea Marketのロゴ入りオリジナル商品はお土産にぴったり。トゥルムのエッセンスを感じられる一品として喜ばれそうです。

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ウェルネス意識の高い町、トゥルムにある自然派ショップを2つ紹介しました。
トゥルムではヨガや瞑想、セノーテでの時間に加えて、こうした自然派ショップでの買い物も日常のウェルネス体験の一部。地元産の新鮮食材から輸入の希少品、自家製のスキンケアまで揃い、健康志向のライフスタイルをより豊かにしてくれます。
いずれも選ぶ楽しみとトゥルムらしいボヘミアンな雰囲気を味わえる、貴重なスポットです。訪れたら、ぜひあなたらしい「ウェルネスアイテム」を探してみてください!
※情報は取材時(2026年1,2月)のものです
※渡航時は安全情報などの確認を忘れずに

暮らすように旅する、自然派ライター。世界一周を含む4年の旅の後、オーストラリアに移住し、約7年暮らす。2023年、東南アジア中心のノマド暮らしを経て、2025年よりフリーダイビングをしつつ、世界二週目中。ライターとしては旅行誌の広告制作を経て、雑誌広告や編集ページを執筆。そして現在は主にwebメディアで、旅はもちろん自然に沿った生き方を実践し、地球と体に優しい生き方のヒントを発信しています。
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