旅好き・イガリシノブさんが提案!車で巡る、東北&ニセコ子連れ旅
ヘア&メイクアップアーティストとして独自の“イガリメイク”を生み出し、常に業界をリードしてきたイガリシノブさん。プライベートでは4歳と8歳の2児の母でもあり、大の旅行好き。
そんなイガリさんがこの夏、家族とともに車で自宅を出発し、東北から北海道・ニセコへ、9泊10日の子連れ旅を楽しみました。旅の工夫からおすすめスポットまで、イガリさん流の旅のヒントを伺う短期連載。今回は10日間の旅程と子連れ旅ハックをご紹介します。
自由に寄り道できる、子どもと楽しむ車の旅のスケジュール
【1日目】東京→北茨城市
・夕方に東京を出発し、北茨城市の叔父の家に宿泊
【2日目】北茨城市→宮城・仙台→岩手・盛岡
・朝食後、車で出発。福島県の「南相馬鹿島サービスエリア」に立ち寄る
・「仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール」、「仙台城跡」を観光
・「ちゅんちゅん堂」でおやつ
・「仙台市科学館」を観光
・盛岡に移動し、市内のホテル泊

【3日目】岩手・盛岡→青森・十和田→青森・青森市
・朝5:30に盛岡市神子田町の「盛岡神子田(みこだ)朝市」へ
・「盛岡銀行赤レンガ館」を見学し、ホテルで朝市のご飯を味わう
・朝食後、「盛岡子ども科学館」へ
・盛岡駅でイガリさんの弟さんと合流、大谷翔平選手の看板と記念撮影
・盛岡冷麺の名店「ぴょんぴょん舎」で食事
十和田市へ移動
・「十和田市現代美術館」「十和田市馬事公苑 駒っこランド」へ
青森市へ移動
・「青森港開港400年記念のフェス&祭り」へ。普段は見ることができない海上自衛隊の護衛艦が一般公開。夜は花火大会も
・夕食は、津軽三味線の生演奏を聴きながら、居酒屋で地元料理を堪能
青森市のホテル泊



【4日目】青森市と弘前市
・子どもたちは、津軽藩ねぷた村で「ねぷた灯籠づくり体験」に参加。祖父母へのお土産に
・登録有形文化財を利用した「スターバックスコーヒー 弘前公園前店」へ。「津軽びいどろ」を購入
・「弘前城」見学
・子どもたちと「青森港開港400年記念のフェス&祭り」の無料プールを体験
・「青森県立美術館」でアート鑑賞
・夜は「青森港開港400年記念のフェス&祭り」で、無料ライブを堪能(Charaが登場!)
青森市のホテル泊




【5日目】青森市→北海道・ニセコ
・“ヒバ千人風呂”と呼ばれる混浴の大浴場が有名な「酸ヶ湯温泉」へ。昭和のおもちゃ祭りを見学
・地元スーパーで買い物、青森魚菜センター「元祖のっけ丼」を堪能
・「浅虫温泉」の足湯
・夜、青森港から函館行きカーフェリーに乗船。
・3時間40分の船旅で函館港へ。ニセコまでの190kmの距離を、夜間ドライブ。深夜にニセコの友人宅に到着&宿泊



【6日目】北海道・余市
・仁木町にあるツリーハウス「コロンテ」を見学
・ブルーベリー狩りや川遊び、手作りのブランコなどの遊具で遊んで、大自然に触れる
・余市の「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」を見学
・昼食は「よいち Nouilles japonaise」で絶品ラーメンを堪能
・夕食はやきとりの有名店「やきとり太郎」へ
友人宅に宿泊





【7日目】北海道・ニセコ
・次女はキッズスクールへ。長女と2人で「「ニセコ蒸留所」を見学&ラフティング体験
友人宅に宿泊


【8日目】北海道・ニセコ
・ビューティブランド「ICOR(イコ)NISEKO 」へ。ロールオンパフュームオイルを購入
・「ニセコグランドホテル」の温泉を満喫
・夜は「ヒルトンニセコビレッジ」のバーへ
友人宅に宿泊


【9日目】北海道・ニセコ→北海道・苫小牧
・「ヒルトンニセコビレッジ」で朝食
・北海道留寿郡村「ルスツリゾート」でアクティビティ。洞爺湖でSUPを体験
・北海道・苫小牧〜茨城県・大洗を約18時間の船旅で結ぶ「さんふらわあ」の船室を予約してフェリー泊(お風呂やキッズルームもあり、広い和室で快適!)

【10日目】茨城県・大洗→東京
・大洗に到着後、「アクアワールド大洗水族館」へ
・笠間道の駅でラーメンを食べてから東京へ
子連れでも快適に!車の旅で使えるライフハック

――旅程をお聞きして、大充実の旅だったことがよくわかります。車だと途中の寄り道も楽しめますよね。今回巡ってみて、子ども連れで楽しめるスポットを教えてください。
私、青森が大好きなんです。だから今回も必ず寄りたいと思ってルートに入れました。青森は食べ物も美味しいし人も温かいので、お子さん連れにもすごくおすすめです。「十和田市現代美術館」と「青森県立美術館」は混んでいないので、ゆったり見られるのもいいところ。作品もユニークで、子どもたちも十分楽しめると思います。
今回のようにいろんなエリアを回る時は、「エキタグ」というアプリでスタンプラリーを集めるのもおすすめ。“リアル桃鉄”みたいで、子どもたちも楽しんでいました。道中では、最近ハマっている「ご当地ゆきお」をゲット! 見つけるたびに買い集めていました。
――お子さんと一緒の旅行で、工夫したことはありますか?
車での旅だったので、トランクは持たずに、各自必要なものをかごに入れるスタイルにしました。かごは「Standard Products」で調達したんですが、これが本当に便利で。トランクを持ち歩いたり広げたりする手間がなく、とても身軽に動けました。ホテルで洗濯もしていたので、常に荷物はコンパクト。ちなみに下着はリーズナブルなものを買って、旅先で使い捨てにする派です。
大自然と温泉に癒やされるニセコの魅力

――今回の旅の目的地はニセコだったんですよね。訪れたスポットの中で、とくに印象的だった場所はありますか?
まずは「ニセコグランドホテル」の温泉です。泉質も雰囲気も本当に最高でした。外観は一見ビジネスホテルのようなんですが、中には広い庭園風の露天風呂があって、ほとんど混んでいないんです。贅沢な時間をゆったり過ごせました。さらにホテルの前には湧き水があり、地元の方が汲みに来ているんですが、それで淹れるコーヒーがまた格別でした。
アクティビティではラフティングが最高でした。360度大自然に囲まれた中を川下りするのは、ここならではの体験。私は「BIG FUN」という会社にお願いしましたが、各ポイントで写真を撮ってくれて、しかもデータを無料でいただけるのがすごくよかったです。
「ヒルトンニセコビレッジ」の朝食も感動的でした。宿泊していなくても利用できるんですが、これまで食べたホテル朝食の中で一番素晴らしかったです。バーの雰囲気もいいので、夜もおすすめしたいです。
買い物なら「ICOR(イコ)NISEKO」のスキンケア。羊蹄山の雪どけ湧き水や、北海道の自然の恵みを使ったプロダクトは香りが本当に癒されます。店舗は建築家・長谷川剛さんの設計で、美術館のように素敵。私、もし今の仕事をしていなかったら建築家になりたかったくらい建築が好きなんですが、それくらい心を打たれる空間でした。ぜひ訪れてみてほしいですね。
Profile
イガリシノブ
BEAUTRIUM所属。トレンドを抑えた独自の“イガリメイク”を生み出し話題に。以降、雑誌やテレビなど、様々なメディアで精力的に活動。コスメブランド「WHOMEE」のプロデューサーを務めるほか、小中学生に向けた活動も行う。
撮影/渡会春加
取材・文/岡井美絹子
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