SERIAL STORY

2022.10.31

<佐藤めぐみのcoffee note vol.2>
昭和レトロな雰囲気のお店

東京はおしゃれでかわいい、そして美味しいカフェの激戦区。そこで、コーヒー好きとして有名な女優の佐藤めぐみさんと、東京のカフェを巡る連載をスタートします。
第2回目は【亀戸にオープンしたばかりなのに昭和レトロな雰囲気を持つお店】。
ほっと一息つきたくなるような、あなたのお気に入りのカフェが見つかりますように——。

@ 喫茶 東京郊外

亀戸水神駅から2分~3分、亀戸駅からも10分ほど歩いた丸八通り沿いにある喫茶 東京郊外は、2022年5月8日にオープンしたばかりの喫茶店。ワクワクするお洒落な建物に一歩足を踏み入れると、レトロだけどイマドキ! 昭和と令和がミックスされたような不思議な空間が迎えてくれます。一杯ずつ丁寧に淹れた珈琲はもちろんのこと、ナポリタン、オムライス、クリームソーダーと“喫茶店”ならではの定番メニューにも心が躍るお店です。

目指すのは10年後に
完成する喫茶店

Conversation

佐藤めぐみ(以下、佐藤):お店の外観や内装の雰囲気、看板の文字までどれを見ても“キュン”とします。こちらのお店は友人同士でもある、遠藤さんと越智さんが2人で開店されたそうですね。

遠藤拓也(以下、遠藤):もともと僕たち2人で“自分たちの居場所”になるような店が持てたらいいなって話していました。でも、実現しないまま月日が過ぎていたのですが、世界がコロナ禍になり、「今しかない!」と決断し、思い切って開業することにしました。

佐藤:店名の「喫茶 東京郊外」というネーミング、とっても面白いですね。

遠藤:僕たちの生活の拠点が千葉県、まさに“東京郊外”だということと、東京の真ん中から少し外れたところでワイワイしていることが好きなので、二人で相談してこの店名にしました。

佐藤:遠藤さんはお店を持つ前にコーヒーの勉強をしていたと思いますが、豆についてこだわりがあれば教えてください。

遠藤:お店を開業する時にどこから豆を仕入れるか、すごく悩みました。そこで昔から信頼を置いている西船橋のkakuya coffee standさんに相談したところ、仕入れから焙煎までお願いできることになりました。季節で仕入れる豆が違うのですが、ベースは年間を通して変わらないよう調節して淹れています。

佐藤:次にお店のこだわりを聞かせてください。白いアーチ型の壁と、赤い椅子がとってもいいアクセントになっていますね。窓側のボックス席は女子が好きそうな雰囲気です。まるで電車に乗っているようでまさに“映え”ポイントですね。

遠藤:とにかく居心地がいいお店にしたかったので内装はかなりこだわりました。最初から椅子は赤にしようと決め、オークションで仕入れました。あとは自分たちで布を張り変えたり、壁に色を塗ったり手作りした部分もあります。大枠の内装は知り合いのデザイナーさんにお願いして、想像以上の仕上がりにしていただきました。

佐藤:オープンしてまだ間もないですが、これからどんなお店にしていきたいですか?

遠藤:僕の中でコーヒーは人と人をつなぐツールだと思っています。だからこの店で多くの人がつながってくれたら嬉しいですね。目指すのは10年後に完成する喫茶店です。

コーヒーとミルクが
口の中で初めて混ざり合う、
芸術的なオレグラッセ

Today’s drink

喫茶 東京郊外さんで私がいただいたドリンクはコーヒーとミルクがきれいに2層に別れた「オレグラッセ」です。ミルクの上に、少しずつコーヒーが注がれる工程は見ているだけでも楽しい。できたてのオレグラッセは見事に2層に別れていて、まるで芸術作品のよう。
混ぜずにそっと口に含むと、ほんのりあまいミルクと、ほろ苦いコーヒーが口の中で初めてブレンドされるドリンクです。ゆっくり時間をかけて一口一口、大事に飲みたいと思わせてくれますよ。

実はオーナーの遠藤さんと私はかつて一緒にコーヒーを学んだことがある、コーヒー仲間。今回はお店をオープンしたと聞いて、早速やってきました。以前からコミュ力の高い遠藤さんと、物静かな越智さんはまるで2層に別れたオレグラッセのよう。バランスの取れたお2人の雰囲気はすでに地元に溶け込み、自分たちの居場所をしっかり作り上げていました。喫茶店好きにはたまらない、「喫茶 東京郊外」。次回は私も人気のオムライスをいただいてみたいと思います。

取材・文/安田ナナ
撮影/渡会春加

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